リグ フットウェアの「flip flop 2.0」(左)と「slide 2.0」(右)
Image by: FASHIONSNAP
モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第3弾のテーマは、夏場に1足は持っておきたい「リカバリーサンダル」。さまざまなスポーツブランドやアウトドアブランドが展開していますが、その履き心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第6回は、リカバリーサンダルブランド「リグ フットウェア(rig footwear)」。日本人の足の特徴に合わせて作られた定番のリカバリーサンダルをレビューします。
■リカバリーサンダルとは?
ランニングやハイキング、ジムでのワークアウトなど、アクティビティ後の足の回復をサポートするために開発されたサンダル。衝撃吸収性を備えたクッション性のあるフットベッドが特徴で、着用時のストレスを軽減することで、筋肉修復のサポートをします。近年では、日本でも展開ブランドが増え、注目を集めています。
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リグ フットウェアってどんなブランド?
リグ フットウェアは、2019年に日本初のリカバリーサンダルブランドとしてスタート。アスリートの運動後の負荷やストレスを軽減することをコンセプトに、トレイルランニングやマウンテンバイク、ロードバイク、トライアスロンなどのさまざまなアスリートの声を反映させた素材の研究開発を行っています。リカバリーサンダルは、全てが日本人の足の形に合うように設計されています。
定番のリカバリーサンダルを履いてみた
slide2.0
今回は、リグ フットウェアが展開するリカバリーサンダルから、定番のスライドタイプ「slide 2.0」とフリップフロップタイプ「flip flop 2.0」をピックアップ。いずれも、日本人にとって最も快適な履き心地を追求するため、日本人の足の特徴である「甲高」「幅広」に着目して設計しています。また、リグ フットウェアのリカバリーサンダルは衝撃吸収性に優れていることから、硬質サンダルに比べて足腰のストレスを軽減しやすくするため、立ち仕事や運動の後はもちろん、腰痛持ちやヘルニアの方の普段履きにも適しているんだとか。
履き心地は?
スライドタイプ「slide 2.0」とフリップフロップタイプ「flip flop 2.0」を着用してまず感じるのが、足にフィットするフットベッドの形。特に土踏まずの部分が厚くなっているので、安定感のある履き心地を実感できました。インソールはふかふかで、着用しながら足の疲れを癒すことができている実感があります。柔らかさのレベルは3とします。アッパーデザインが変わっても履き心地自体は変わらないので、靴下を履いたまま室内履きとして着用したいという人はスライドタイプ、靴下を脱いでリラックスした状態で履きたいという人にはフリップフロップタイプがおすすめです。
※ソールの柔らかさをFASHIONSNAP独自の判断で3段階にわけて評価!
レベル1:安定感のある反発力を備えた履き心地
レベル2:高い反発力とクッション性を兼ね備えた履き心地
レベル3:クッション性が高く足当たりの良いフカフカな履き心地
ソールの厚みは?
ソールの厚みは、スライドもフリップフロップも同じで、つま先部分が3.5cm、踵部分が4cmで、オフセットは0.5cm。土踏まずが一番厚く約4.5cmで、安定感のある踏み心地が感じられました。
■オフセットとは?
ソールの前部と後部の厚みの差のことで、「ドロップ」とも呼ばれています。オフセットの値が大きいと歩行時の体重移動がスムーズになり、着用時のストレスが軽減されます。
重さは?
重さはフリップフロップが194.5gで、スライドが203.5g。スライドの方がアッパーの面積が大きいことから、9g重いという結果になりましたが、実際の着用感にはほとんど違いを感じませんでした。
※重さのイメージ:「ヴァンズ(VANS)」の定番モデル「オーセンティック(AUTHENTIC)」(27cm/片足あたり)は372g。
サイズ感は?
いずれも、S〜XLの4サイズ展開で、22.5〜28cmの足に対応しています。日本人の足に合った設計なので、普段選んでいるものと同じサイズを選ぶことで、よりフィット感を感じることができます。
価格は?
リグ フットウェアの定番リカバリーサンダルは、いずれも税込7920円。今回、検証したリカバリーサンダルの平均(税込7911円)とほぼ同額の平均的な価格帯となっています。
■リグ フットウェア:公式サイト
【連載:ファッションギークへの道】
■リカバリーサンダル編
vol.1「ウーフォス」
vol.2「キーン」
vol.3「テンシャル」
vol.4「サロモン」
voi.5「テリック」
vol.6「リグ フットウェア」
vol.7「ザ・ノース・フェイス」
vol.8「キナー」
vol.9「ホカ」
vol.10「コロンビア」
vol.11「ダナー」
■白T編
vol.1「Hanes Red Tag」
vol.2「FRUIT OF THE LOOM」
vol.3「UNIQLO」
vol.4「RED KAP」
vol.5「PRADA」
vol.6「anvil」
vol.7「無印良品」
vol.8「Hanes Blue Tag」
vol.9「SUNSPEL」
vol.10「Champion」
vol.11「Supreme × Hanes」
vol.12「FilMelange」
vol.13「Healthknit」
vol.14「JIL SANDER」
vol.15「Hanes BEEFY」
vol.16「ANATOMICA」
vol.17「GILDAN」
vol.18「COMME des GARÇONS SHIRT」
vol.19「ACNE STUDIOS」
vol.20「HEAVY WEIGHT COLLECTIONS」
vol.21「United Athle」
vol.22「Hanes Gold Tag」
vol.23「VALENTINO」
vol.24「Carhartt」
vol.25「COTTON STAFF」
vol.26「visvim」
vol.27「Hanes T-SHIRTS Japan Fit」
vol.28「CROSS STITCH」
vol.29「Printstar」
vol.30「ONEITA」
■白シャツ編
vol.1「INDIVIDUALIZED SHIRTS」
vol.2「無印良品」
vol.3「MARGARET HOWELL」
vol.4「N.HOOLYWOOD」
vol.5「THOM BROWNE」
vol.6「A.P.C.」
vol.7「ENGINEERED GARMENTS WORKADAY」
vol.8「PAUL SMITH」
vol.9「Gap」
vol.10「BEAMS PLUS」
vol.11「TOMORROWLAND」
vol.12「JIL SANDER」
vol.13「Polo Ralph Lauren」
vol.14「SOPHNET.」
vol.15「THE」
vol.16「SCYE BASICS」
vol.17「KICS DOCUMENT」
vol.18「UNIQLO」
vol.19「digawel4」
vol.20「GUCCI」
vol.21「visvim」
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