老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中からパッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。第10回目は、学芸大学にある「マッターホーン」のバウムクーヘンです。
学芸大学駅が最寄り駅の「マッターホーン」は、創業1952年。公式HPに書かれている「東横線学芸大学で鈴木信太郎画伯の包装紙と共に一店舗主義を貫いております」という言葉通り、鈴木信太郎のイラストがお店の看板から包装紙、クッキー缶、ケーキの装飾など至るところに使用されています。喫茶室にも鈴木信太郎の作品が飾られています。
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季節限定商品「モカソフト」やマッターホーンを代表する洋菓子「ダミエ」など名作の多い同店。手土産としては缶入りクッキーやバウムクーヘンの人気が高いということで、今回はカットされたバウムクーヘンの詰め合わせ10枚入りを紹介します。
− PACKAGE DESIGN −
ピンクの看板にピンクの包装紙と暖かな色合いが印象的ですが、紙袋はパステルグリーンに「MATTERHORN」とロゴが入ったデザイン。看板に使われているバラを持った女性のイラストはちょっぴりエキゾチック。包装紙だけではなく、ボックスにも使用されています。
包装紙とは趣の異なる女性が鎮座した1袋には、薄くカットされたバウムクーヘン2枚1組で入っています。詰合せではなく1袋ずつの販売や、もちろんホールでまるごと購入することも可能。詰合せの10袋入りは、3000円(税込)です。
− TASTE −
厚さ1cmほどに薄くカットされたバウムクーヘンは、ホールの4分の1のサイズ。少し大きめなので2枚組の1袋で満足できます。1層の細かなマッターホーンのバウムクーヘンは、しっとりとした食感でラム酒がほんのりと香る優しい味わいです。薄くカットされているため食べやすく、軽い口当たりで、バターの重さが気になることもありません。1袋300円と値段は少し高めですが、一度食べてみると納得の味わいです。
大人気のバウムクーヘンはオープン後の早めの時間に行っても売り切れの場合が多いです。営業中は、工場からでき次第運ばれてきて店頭に並ぶようですが、その時間はわからないため自分が行った時間にあったらラッキーというくらいの感覚でいたほうが良さそう。そのため入手難易度は「★★★」。電話か店舗に直接行って予約を取るのが確実です。配送受け取りもありますが、時期によっては締め切っている場合もあるようなので、予約したい場合はまずホームページのチェックをおすすめします。
入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆:いつでも手に入る
★★☆:夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★:開店直後か予約必須
【 Shop Information 】
所在地:〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-5-1
TEL:03-3716-3311
営業時間:9:00〜19:30(喫茶は10:00〜18:30)
休業日:火曜(祝日の場合は営業)
最寄駅:学芸大学駅
アクセス:徒歩2分
公式サイト
■老舗レトロな東京みやげ
・第1回「ローザー洋菓子店」ロシアチョコレート
・第2回「タカセ」アーモンドチュイル
・第3回「こけし屋」クッキー
・第4回「カド」マドレーヌ
・第5回「資生堂パーラー」クッキー
・第6回「ゴンドラ」パウンドケーキ
・第7回「近江屋洋菓子店」フルーツポンチ
・第8回「アルプス洋菓子店」モカロール
・第9回「オザワ洋菓子店」イチゴシャンデ
・第10回「マッターホーン」バウムクーヘン
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