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【追記】2019年3月をもって閉店。
老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中から、パッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。第8回目は、駒込にある「アルプス洋菓子店」のモカロールです。
駒込駅の目の前にお店を構える「アルプス洋菓子店」は1959年創業。成城にも1965年オープンの同店の洋菓子店「アルプス」があり、創業当時に暖簾分けをしたようですが、現在では2店のつながりは特にないとのこと。
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1階でケーキや洋菓子の販売を行っており、2、3階が喫茶コーナー。国内外で修行を積んだ3代目店主のもと、創業当時から守り継がれてきた定番のスイーツだけでなく、新しく考案される新作ケーキも人気を集めています。店名が入ったケーキ「ガトーアルプス」は、生クリームがのっかったフランス流モンブラン。中でも1番人気の「シュークリーム」が一押しだそうです。 今回紹介するモカロールは、創業当時からあるアルプス定番のロールケーキです。
− PACKAGE DESIGN −
「アルプス」のロゴが一面に入った丸い持ち手のショップ袋。中央にあしらわれた王冠マーク付きのロゴが印象的です。包装紙のイラストは、以前「タカセ」でも紹介した東郷青児作。彼の画風は、柔らかな色合いとタッチが特徴的ですが、包装紙のベースの小豆色と女性の表情がマッチし、上品かつ印象に残るデザインになっています。東郷青児のイラストは多くの洋菓子店で使われており、包装紙をコレクションするのも楽しそうです。
モカロールのサイズは2種類あり、今回は約16.5cmの小さい方を選びました。小さい方とはいってもだいたい8カット分くらいなので、大人数でない限り十分なサイズ感です。価格は2401円(税抜)。
− TASTE −
ぴったりと箱に収まったモカロールは、上品な見た目。生地は薄くきれいに焼き上げられており、横から見たうず巻き模様の美しさはお見事です。崩さないようにドキドキしながら箱から取り出します。クリームは敷き詰められていますがふんわりと巻かれているので、カットするのは一苦労。うまく切れない時は、包丁をお湯で温めるなどして切ると成功率が上がりますよ。
モカロールという名前から大人向けの味を想像していましたが、程よいビター感という程度。何層にも巻かれた生地とクリームの相性はどこから食べてもバランスが良く、甘さもしつこくありません。クリームを使っているため日持ちは当日中。日によってはお昼過ぎに売り切れてしまうこともあるそうなので、入手難易度は「★★☆」とします。
入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆:いつでも手に入る
★★☆:夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★:開店直後か予約必須
【 Shop Information 】
所在地:〒170-0003 東京都豊島区駒込3-2-8
TEL:03-3917-2627
営業時間:10:00~20:00
休業日:火曜
最寄駅:駒込駅
アクセス:駅北口より徒歩1分
その他販売場所:なし
■老舗レトロな東京みやげ
・第1回「ローザー洋菓子店」ロシアチョコレート
・第2回「タカセ」アーモンドチュイル
・第3回「こけし屋」クッキー
・第4回「カド」マドレーヌ
・第5回「資生堂パーラー」クッキー
・第6回「ゴンドラ」パウンドケーキ
・第7回「近江屋洋菓子店」フルーツポンチ
・第8回「アルプス洋菓子店」モカロール
・第9回「オザワ洋菓子店」イチゴシャンデ
・第10回「マッターホーン」バウムクーヘン
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PAST ARTICLES
【老舗レトロな東京みやげ】の過去記事
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