老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中から、パッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。第7回目は、神田にある「近江屋洋菓子店」のフルーツポンチです。
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1884年創業の「近江屋洋菓子店」。当初は洋菓子ではなくパンを販売していましたが、海外に渡りミルクホールで経験を積んだ二代目店主が教わった技術でケーキを作り始め、1947年頃より洋菓子を中心に製造販売するようになりました。現在店頭では洋菓子とパン、どちらも販売されています。近江屋洋菓子店の看板ケーキといえば、小さなホールケーキのような可愛らしい見た目から人気を集める「苺サンドショート」。店内の喫茶コーナーには、フレッシュジュースやホットチョコレート、野菜のたくさん入ったスープなど種類豊富なドリンクバーがあるのも近江屋洋菓子店ならではです。
今回紹介するのはテイクアウト商品としてロングセラーのフルーツポンチ。丸い容器にぎっしりと色とりどりのフルーツが詰まった見た目は、ショーケースの中でも一際存在感を放っています。
− PACKAGE DESIGN −
紙袋は和の歴史を感じさせるデザインですが、フルーツポンチの包装は洋風。見た瞬間にワクワクしてしまうような可愛らしいイラストは、当時美大生だった女性が描いた戦後から受け継がれてきたものだとか。優しいカラーで仕上げられた少女や街頭、パラソルなど温かみのある描写に思わずほっこりしてしまいますね。その上からピンクに金のラインが入ったオーガンジーリボンがかけられています。
包装紙を外すと、箱には紙袋と同じ近江屋のロゴが入っています。フルーツポンチは箱入りとそうでないものの2種類あり、箱入りのフルーツポンチの価格は3078円(税込)、箱なしは2916円(税込)です。
− TASTE −
透明容器にぎっしりとフルーツが詰まった圧巻の見た目と重量感。フタギリギリまで大きめにカットされた旬のフルーツが入っています。今回の中身は、オレンジ、キウイ、グレープフルーツ、ドラゴンフルーツ、パイナップル、バナナ、ぶどう、マスカット、メロン、りんご。
甘さ控えめのシロップがフルーツの酸味と相性は抜群で、フルーツ本来の味を引き立てます。カットが大きめなので見た目も華やか。1瓶でだいたい4〜5人が楽しめる容量です。人気商品のため、入手難易度は「★★★」。以前は本郷三丁目と神田の2店舗ありましたが、2017年4月28日に本郷店が閉店し、現在は神田の1店舗のみです。確実に手に入れたい時は予約をおすすめします。
入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆:いつでも手に入る
★★☆:夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★:開店直後か予約必須
【 Shop Information 】
所在地:〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2-4
TEL:03-3251-1088
営業時間:9:00〜19:00(日祝は10:00〜17:30)
休業日:なし
最寄駅:丸の内線淡路町駅、都営新宿線小川町駅
アクセス:それぞれ徒歩3分
その他販売場所:なし
公式サイト
■老舗レトロな東京みやげ
・第1回「ローザー洋菓子店」ロシアチョコレート
・第2回「タカセ」アーモンドチュイル
・第3回「こけし屋」クッキー
・第4回「カド」マドレーヌ
・第5回「資生堂パーラー」クッキー
・第6回「ゴンドラ」パウンドケーキ
・第7回「近江屋洋菓子店」フルーツポンチ
・第8回「アルプス洋菓子店」モカロール
・第9回「オザワ洋菓子店」イチゴシャンデ
・第10回「マッターホーン」バウムクーヘン
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