現地からお届けするパリコレ日記
Image by: FASHIONSNAP
現場にいると見えてくる、あんなコトやこんなコト......ミラノとパリのファッションウィーク期間中、現地で取材している編集記者たちの日記を公開。街の様子やショー会場で気になったこと、展示会で見つけた"コレ欲しい!"というアイテムなど、リアルな情報をお届けします。<9月30日〜10月1日>
気になる餃子バッグ
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ランウェイに登場したばかりの「ロエベ(LOEWE)」のアイテムをRe-see(展示会)でチェック。今シーズンの注目は、横長で両端のノットがポイントの「パセオバッグ」。レザーにタックを寄せた立体感が、まるで餃子のようです。大中小と3種のサイズ展開で、新たなアイコンバッグとなりそう。
その他、ぽってりフォルムの「ゴヤ」バッグ、紫陽花などの花柄がキュートな「パズル」バッグなど、キャッチーなアイテムをたくさん見つけました。
パリの歴史的建造物に流れる歌声
歴史的建造物や観光スポット、時には公共の道路や庭園など、様々な場所がショー会場となるのがパリの素晴らしいところ。中でも美しさの際立つ場所のひとつがパリ市庁舎(オテル・ド・ヴィル)です。1357年に建てられ(パリ・コミューンの際に一度焼失し、現在の建物は19世紀に再建されたもの)、その歴史は600年以上。ここで「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」のショーが開催されました。
ショーミュージックとして流れたのは、山本耀司さんの歌声。シャンデリアが輝く回廊の間に「島人ぬ宝」など日本の歌が響き渡りました。
ジュエリーデザイナーのお気に入り
日本でも人気のジュエリーブランド「シャルロット・シェネ(Charlotte Chesnais)」のプレゼンテーションへ。フレンドリーな雰囲気の展示会では、新作コレクションを身につけたショットをポラロイドカメラで撮ってくれるサービスも。
デザイナーのシャルロットのお気に入りはこちら。イヤリングの3連付けと、手の甲に食い込むように身につけるデザインのバングルをつけて見せてくれました。
著名デザイナーも客席に
「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」のショー会場に人だかりが。フラッシュの先には、前日にショーを終えたばかりのリック・オウエンス(Rick Owens)夫妻の姿がありました。フロントロウでも存在感大です。ギャルソンのショーはデザイナーが観に来ることが多く、今回はシモーン・ロシャ(Simone Rocha)や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾さんの姿も。
世界的なディーバの登場に場内が沸く
6日目の最後は「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」のショー。時間を過ぎてもなかなか始まらないなと思っていたら、最後に来場したのはシェール(Cher)でした。席に着くと場内からは拍手が。御歳76才、永遠のディーバが輝いて見えました。
text & photo: Chiemi Kominato、Yuui Imai
【ミラノコレ日記】
vol.1 パンデミック後の街並みと、現地で人気のグルメ
vol.2 ショー会場でゲストを探すミッション
vol.3 エスプレッソとグッチを着た満島ひかり
vol.4 双子だらけのミラノ、デモで交通麻痺も
【パリコレ日記】
vol.1 ファッションウィーク初日の様子を現地よりお届け
vol.2 ぷにぷにの物体が配られた「ボッター」のショー
vol.3 ひたすらナッツを並べるモデルたち
vol.4 デザイナーも観に来る「コム デ ギャルソン」
vol.5 あのK-POPガールズグループの激写に成功
vol.6 巨大なシンデレラ靴、エルメスの望遠鏡
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