夕食は20時にお願いしました。19時30分頃になると、専属のシェフが訪ねてきて目の前で食事の準備を始めます。決まったメニューはなく、利用者の好みなどにあわせて自由度の高いディナーを提供してくれます。今回は地元で採れた新鮮な食材などをふんだんに使った和のコース料理でした。調理中の良い香りに食欲が掻き立てられます。(夕食・朝食は別途料金)
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Image by: FASHIONSNAP
1品目は那須で採れた鱒を使用した手毬寿司と鮑の煮物、とうもろこしの茶碗蒸し。2品目は「トロナス」と呼ばれる内側と外側で食感が異なる地元の茄子の胡麻酢和え。こちらに使用している器はシェフの私物で、陶芸家 川瀬竹春の作品です。3品目は鱧(はも)のしゃぶしゃぶ。シェフが湯にくぐらせてくれた鱧を、大根おろしにつけていただきます。
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4品目は鰹のたたきで、5品目は甘鯛の鱗焼き。6品目はアジフライです。ジューシーな味わいに思わず「美味しい」と声を出したところシェフが追加で1つサービスしてくれました。
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7品目の箸休めは蓮の葉に乗せたフルーツトマト。透明なジュレもトマト100%とのことで、瑞々しいトマトの味わいが口いっぱいに広がりました。メインの肉料理は、地元のブランド牛「那須野ヶ原牛」を使ったすき焼き。シェフおすすめの地酒「仙禽」とあわせて舌鼓を打ちました。
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締めは桜海老の炊き込みご飯です。山椒がピリッと効いた上品な味わいで、香り深い味噌汁との組み合わせが後引く味わい。デザートはシソのグラニテでした。
ボリュームたっぷりのフルコースで、おなかがペコペコだった私も満腹感でいっぱいです。ご馳走様でした。食事が終わると、シェフは後片付けをして帰ります。
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食後にリビングでひとやすみ。テレビに繋がっているスピーカーは、デンマークの高級オーディオブランド「バング&オルフセン(Bang & Olufsen)」のもの。定価は100万円ほどで、迫力ある高音質と洗練されたデザインが魅力です。テレビの音はこのスピーカーを通して流れますが、手持ちの機器がiPhoneの場合はAirPlayで接続し、好きな音楽をスピーカーから流すことも可能。付近に人はいないので、ライブハウスのような大音量で自分だけの音楽会を楽しめます。
なお、テレビでネットフリックスやアマゾンプライムビデオなどの各種サブスクリプションサービスを利用することも可能。バング&オルフセンのスピーカーを通して映画やアニメを鑑賞することができますが、貴重な滞在時間を費やすのはやや勿体ないような気も...(笑)。
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お腹も落ち着いたのでお風呂へ。脱衣所は広々としており、洗練された雰囲気です。ヘアアイロンは「ヴィダルサスーン(Vidal Sassoon)」。お風呂上がりのアメニティは化粧水や乳液のほか、身体に潤いを与えるボディバームなど充実のラインナップです(全てイソップ)。
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お湯は栃木・大田原温泉の源泉掛け流し。水温は40〜42度程度に保たれており、身体の芯まで温まります。内風呂と露天風呂の両方が用意されているので、気分に合わせて使い分けられるのも嬉しいです。
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また、露天風呂の左手にはガラス張りのプライベートサウナを完備。脱衣所のiPadで室温を自由に調節できるほか、ロウリュも可能。サウナヒーターはフィンランドの大手メーカー「ハルビア(HARVIA)」製です。
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サウナから上がったら露天水風呂へ。火照った身体を水で冷やして思い切りととのいます。その後、スイスの建築家 ピーター・ズントー(Peter Zumthor)が手掛けたシェーズロングに身を預け目を閉じると、ひぐらしの声が耳に響いてきました。
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入浴後のドリンク。「コンビニ」からグレープビネガーと炭酸水を頂戴し、ビネガーソーダを作りました。まさに至福のひとときです。
寝る前に、2階の書斎で仕事。シェフが夕食の桜海老ご飯の残りで夜食のおにぎりを作っておいてくれました。レポート記事の執筆も捗ります。
コンシェルジュによると「NOT A HOTEL NASU」は、早朝の景色も良いのだとか。できたら早起きしてみたいものです。おやすみなさい。
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