コロナも落ち着き始め、多くのランニングイベントが再開しています。30歳を目前に運動習慣も特に無く、ダラダラと日々を過ごしている超エントリーランナーの僕ですが、不思議なものでランニングイベントの取材を重ねていると、走りたくなってくるものなんですね。ということで、「ナイキ(NIKE)」のアドバイスをもらいながらハーフマラソンに挑戦してみようと思います! レース本番は4月9日開催の「本庄早稲田の杜ハーフマラソン」。本連載「ナイキの靴でハーフマラソン挑戦」ではシューズ編、練習編、本番編の3部構成でチャレンジの全容をお届けしたいと思います。今回はシューズ編!
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近年のランニング市場では、「ネクスト %」シリーズや「アルファフライ」シリーズなど、多くのレースで新記録が生まれたカーボン入りの厚底シューズが注目されていますが、目的や目標に合わせてシューズを履き分けることはとても重要だそうです。ランニング習慣がなかった僕ですが、より安心してトレーニングに取り組むことのできるシューズが発表されたのでそちらを着用して練習していきます。
今回発表されたシューズは、「インヴィンシブル」シリーズの最新作「ナイキ インヴィンシブル 3」。“速さ”を追求したシューズでトップアスリートのランニング市場を席巻しているナイキが、同シリーズではアスリートが抱えるもう一つの課題の“怪我の予防”に注目し、「怪我ゼロ」を目指して開発。クッション性と弾力性、安定性の高さが特徴で、トップアスリートもロングジョグなどの練習で履いている人が多いそう。まさにハーフマラソンに向けた練習をする際にピッタリのモデルですね。
ということで、早速発表会へ行ってきました。どーんと、会場にはインパクト大のヴィジュアルが! 足を守る優れたクッション性や弾力性を表現するためマシュマロをイメージしたそうで、他にも風船やスポンジをイメージしたバージョンもありました。
キャッチコピーは「履けばわかる、この感じ」。
すぐにでも履いてみたくなるワードですが、まずはシューズの説明からしていきます。
最初に注目したいのはソール。見てください、このインパクトのあるボリューム感! 見た目から柔らかさが伝わってきます。使用しているフォームは、ネクスト %やアルファフライでも用いられているナイキ史上最軽量で最もエネルギーリターン率に優れた「ズームX フォーム」で、性能の良さは折り紙付き。ミッドソールはインヴィンシブルの前作から比べて6mm厚くなっています。くり抜いたようなサイドのデザインは、着地時にたわんで衝撃をより吸収するように、フォームに凹凸を付けるために生まれたそう。
前作でもかかとでの着地から前足部へとスムーズに体重移動ができるようにシューズの前足部を反らせたデザインになっていましたが、インヴィンシブル 3では更にフォームのサイドの凹凸デザインによって、よりスムーズな足運びを実現。足への衝撃を和らげ、足が地面に設置している時間を短くすることで、多くのランナーが発症しやすいシンスプリント(スネ辺りの筋肉や筋膜が痛む症状)などの予防に繋がるようです。
アウトソールは、グリップ力に優れたワッフルアウトソールを採用。四角形の凹凸の大きさが不規則的に配置されているのは、走る際に圧力が掛かる箇所を分析したデータに基づいたデザインです。
また、安定性のためにアウトソールを広めに設計しているのがインヴィンシブルシリーズの特徴でもありますが、今作の3では1と2に比べて前足部の底幅がさらに広くなり、安定性を向上させました。怪我の予防にはフォームを厚くしてクッション性を上げる必要がありますが、ただ厚くしただけでは着地時にブレてしまい、捻挫などの別の怪我に繋がります。この「インヴィンシブル 3」は、クッション性と安定性のバランスが更に改良されました。
アッパーは、ナイキの代名詞とも言える「フライニット」。しかし、このインヴィンシブル 3には特別なアップデートが施されています。上の写真でアッパーにうっすらと紫のラインが浮かんでいるのがわかりますか? これは「フライワイヤーケーブル」と呼ばれる技術を織り込んでおり、シューホールと連動する形でケーブル状のワイヤーがミッドソールと繋がっています。フライニットの軽く、通気性が良く、柔軟性があるという特徴を損なうことなく、フィット感が向上したのだそう。
カラーはメンズ3色、ウィメンズ3色で展開。価格は税込2万2000円です。
メンズカラー
ウィメンズカラー
さて、色々とシューズの説明を受けたので、実際に着用してみましょう。
インソールにはスウッシュが合体したニコちゃんマーク!
足入れした瞬間から感じるソールの弾力性、そして靴の中で足がブレないフィット感......走る前から今回のアップデートポイントが感じられます。まさに「履けばわかる、この感じ」。
NRC(ナイキ ランニング クラブ/Nike Run Club)の森コーチの指導のもとしっかりと準備運動。ランニングに適した準備運動の仕方も教えてくれました! 気になる準備運動の内容は、第2回の練習編で深掘りする予定なので、お楽しみに。
発表会に参加した他のメディアの人たちとランニングへ。5キロ程、皆んなで同じ靴を履いて走りました。
ウィメンズカラーのピンクも可愛い!
走っていて驚いたのは、まずシューズの安定感。アウトソールが広めに作られていること、アッパーのフライワイヤーでホールドされていること、この2つで足ブレが全然しません! 真っ直ぐ着地して、真っ直ぐ蹴り上げる。出来て当たり前だと思うかもしれませんが、この簡単な動きが本当にスムーズです。
NRCの森コーチによると、目も耳も腕も足も、身体の中心線から左右についている人間の身体の構造上、走っているとどうしても身体全体が横振れしてしまうそう。前に進みたいのに横にブレてしまうと、余計な力を使うので疲労が溜まっていきます。横振れが軽減された安定感のある走り心地は、過去に参加したランニングイベントではバテて途中離脱した経験がある僕でも実感することができました。
あとはなんといってもミッドソールのクッション性がスゴい! マシュマロをイメージしたヴィジュアルの意味がわかるような履き心地で、走っていて楽しいという初めての感覚を味わいました。
今回の試走は、他の参加者の人と軽く話しながら走れるくらいの1キロ7分くらいのペースで行いました。森コーチに聞くと、まずは談笑できるくらいのペースからランニングを始めるのがベストとのこと。
せっかくハーフマラソンに挑むので、完走だけでなく目標タイムを決めてモチベーションを高めて頑張りたいところ。ということで、森コーチに相談しながら、4月のハーフマラソンでは1キロ6分程度、トータルで2時間15分以内にゴールすることを目標に決めました。
そして、練習時の距離メニューも軽く組んでもらいました。それがこちら。2週間継続できれば次のメニューに進める予定です(ただいま絶賛練習中!)。
1:週2で5キロ走る。
2:週2の頻度は変わらず、5キロと10キロを週1回ずつ走る。
3:5〜10キロを週3の頻度で走る。距離は5キロ、10キロ、5キロと交互に繰り返すのが理想。
4:週3の頻度は変わらず、距離は10キロか15キロを走る。
5:レース前は疲労を抜くために最長で5キロまでのジョギングペースで走る。
※連日走るのではなく、前走から48時間くらい空けて走るのがベスト!
次回の練習編では、練習会の様子や準備運動などについてお届けします。
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