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　エイチ・カツカワは、シューズデザイナーの勝川永一が2006年にスタートした。「ニベレザー」と呼ばれる、通常の製品には使用されない皮の最下層部分を使ったアイテムなどを展開。現在世界で年間240億足が生産され、9割以上の靴が埋め立てや焼却によって廃棄されている現実を踏まえ、「地球環境に与える負荷を徹底的に削減する」というコンセプトを掲げてブランドを運営している。またデザイナーの勝川は、14年以上にわたってシューズリペア店舗を営み、これまでに6万足以上の靴を修理してきた経歴も持つ。　勝川永一はB コープ取得に対し「エイチ・カツカワがシューズブランドとして B Corp を取得できたことを大変光栄に思います。（中略）靴を通して、サステナビリティを実現していくには、現在の靴業界やファッション業界は極めて大きな問題を抱えていますが、積極的な解決に取り組んでいるとはまだまだ言えない状況です。その現実を改めて見極め、修理業で培ってきた技術や経験則をもとに、環境・社会問題解決につながる靴の設計デザインを業界の主流にしたいと考えています」とコメントした。

H.KATSUKAWA

Fashion

日本発シューズブランド「エイチ・カツカワ」がB コープ認証取得、スコアは97.8点

　アクネ ストゥディオズは、「プログレッシブなラグジュアリーハウスであり続ける」というブランド使命に基づき、2年間にわたる申請プロセスを経て同認証を取得。B コープは、ガバナンスや労働者、地域社会、環境、顧客など、企業のビジネスのあらゆる側面を対象に審査され、認証を保持する企業は3年ごとに再審査を受ける必要がある。　アクネ ストゥディオズのマティアス・マグヌソン（Mattias Magnusson）CEOはB コープの取得に対し「ブランドとして、変革を促進し、より持続可能なファッション業界を創造する役割を果たす責任があります。この責任を、デザインの実践から生産、パートナーシップ、倫理基準に至るまで、事業全体にわたって実施してきました。B Corp 認証は、これまでの取り組みを認めるものであり、プログレッシブなラグジュアリービジネスとしての社会的・環境的なコミットメントを強化・加速するための厳格な枠組みを提供します」とコメントしている。

Acne Studios

「アクネ ストゥディオズ」がB コープ認証を取得、スコアは83.2点

　ビーコープは、米国の非営利団体 ビーラボ（B Lab）による国際認証制度。ガバナンス・従業員・コミュニティ・環境・顧客の5つのカテゴリーで透明性や説明責任などの企業パフォーマンスを評価し、ビーラボが定める基準を満たす企業に対して付与される。　マルベリーは1971年にイギリスで設立。近年はサステナビリティへの取り組みを強化しており、2021年には再生と循環を事業の中心に据えた具体的な行動を示した「Made to Last」マニフェストを発表したほか、2022年10月からは使用するすべてのレザーを国際環境基準団体の認定を受けたタンナリーから調達、2023年には循環経済の実現を目指すプログラム「マルベリー・エクスチェンジ」を立ち上げ、ラグジュアリー製品の再販における新しい基準を構築するなど、再生型・循環型ビジネスモデルへの移行に向けた多様な取り組みを行っている。今回のB Corp認証取得においても、責任ある調達と製品の循環性への取り組みが評価されたという。　同社のアンドレア・バルドーCEOは、「マルベリーは、グローバルなラグジュアリーブランドとして初めてB Corp認証を取得した企業のうちの一つです。これは、ブランドのDNAとチームの懸命な努力の成果だと思っています。喜ばしい結果ですが、これはあくまで通過点であり、私たちの最終目的ではありません。地域社会や環境に良い影響力を持つ企業であるために、今後もさまざまな事業から学びを得て、貢献し続けていく所存です」とコメントしている。

Mulberry

Business

「マルベリー」がB Corpを取得、スコアは87.1点

　ジェイソンマークは、2007年にアメリカ・ロサンゼルスで設立。エシカルでサステナビリティなシューケア、ガーメントケア商品を展開している。日本初の旗艦店「ジェイソンマーク トウキョウ（Jason Markk Tokyo）」では、「Care For All」のコンセプトのもと、スニーカーを長く愛用できるよう、ケアテクニシャンによるクリーニングサービスも提供している。創設者のジェイソン・マーク・アンガス（Jason Mark Angsuvarn）は今回のビーコープ認証取得に対し「モノを大切にすることは、モノの寿命を延ばすことであり、消費と廃棄物を減らすことができます。またそれ以上に自分自身や地球そのものを大切にすることが、地球環境における全てのバランスや目的、サステナビリティを意識することに繋がります。B Corpの取得にあたり、スタッフ全員が努力を重ねてきました。私たちにとって『B Corp スタンプ』が刻印されるということは、製品、人材、地球環境に関して可能な限り最高の企業であり続けるのだという宣言です」とコメントしている。　ビーコープは、2006年に米国で設立された非営利団体 B Labによる国際認証制度。ガバナンス、従業員、コミュニティ、環境、顧客の5つのカテゴリーから企業のパフォーマンスを評価・認証する。フェアトレード認証やLEED認証などは商品や建物を認証する制度であるのに対し、ビーコープは、環境や社会に配慮した事業を行い、透明性や説明責任を果たしているかなどといった企業の在り方を評価対象としており、企業はオンライン試験を受け、200点満点中80点以上を獲得することで認証を受けられる。

LA発シューケアブランド「ジェイソンマーク」がB Corpを取得、スコアは88.9点

　ビーコープは、米国の非営利団体 ビーラボ（B Lab）による国際認証制度。ガバナンス・従業員・コミュニティ・環境・顧客の5つのカテゴリーで透明性や説明責任などの企業パフォーマンスを評価し、ビーラボが定める基準を満たす企業に対して付与される。　アドアーリンクは、アダストリアグループが掲げるサステナビリティポリシー「ファッションのワクワクを、未来まで。」のもと、グループ全体のサステナビリティ経営を加速させる役割を担う企業として2020年に設立。サステナブルな素材にこだわったライフスタイルブランド「オー・ゼロ・ユー（O0u）」や、アップサイクルの体験を提供するコンセプトストア「オフストア（OFFSTORE）」などを展開し、全国各地でポップアップなどのイベントを開催している。　認証取得にあたり、アドアーリンクは特に「従業員」の項目で高いスコアを獲得。従業員の健康と安全、キャリアアップの将来性、満足度などが評価された。また、「コミュニティ」「顧客」の項目でも、ダイバーシティ、社会貢献活動、サプライチェーン管理、顧客管理といった取り組みが認められたという。　同社は「このたびの認証取得を一つの通過点として、環境・人・地域のあらゆるステークホルダーのみなさまとともに、ファッション業界におけるサーキュラーエコノミーと持続可能な社会の実現を目指して進化を続けてまいります」とコメントしている。

アダストリア傘下 アドアーリンクが国際認証「B Corp」を取得

　コラボコレクションでは、クロエのクリエイティブディレクターを務めるガブリエラ・ハースト（Gabriela Hearst）とアンジェリーナ・ジョリーが共同でデザインを担当。女性同士の真の繋がりに焦点を当て、社会と環境の持続可能性を向上させるという両ブランドの責任に敬意を表したという。　コレクションの一部では、フェアトレード企業の職人が手掛けた作品や、女性が主導となっている企業に着目。アイテムには、デッドストックや環境への負荷が少ない素材を採用した。コラボに際し、ジョリーは「B Corp認定を得た最初のラグジュアリーブランドの1つであるクロエと仕事をすることは、私にとって重要なことでした。ガブリエラ・ハーストと共同でデザインできたことは光栄でしたし、すべての女性がこのカプセルコレクションで快適さと美しさを感じてくれることを願っています」とコメントした。なお、価格や発売日などの詳細情報は後日公開される。

クロエがアンジェリーナ・ジョリー手掛ける「アトリエ ジョリー」とコラボ

　B Corpは、アメリカの非営利団体「B Lab」によって運営されている国際的な認証。SDGsに代表される17の目標に基づき「地球環境・社員・顧客・コミュニティ」に、経営基盤の有無「ガバナンス」を合わせた5つの審査基準によって審査される。300件にのぼる設問に回答し、意義や目的と利益のバランスを取りながら利益を生み出すことができると評価された企業のみがB Corpとして認められる。8月には日本のアパレルブランドとして初めて「シーエフシーエル（CFCL）」が認証を取得した。　ガニーは2009年の創業以来、サステナビリティへの取り組みを継続的に実施している。2020年には、2023年までに到達すべき、人、地球、製品、繁栄に関する44の目標を掲げた「Responsibility Game Plan」をスタート。また、毎年「レスポンシビリティ・レポート」を発行し、進捗状況を公開している。2023年春夏コレクションでは全アイテム中87%が、リサイクル、低環境負荷、またはオーガニック認証を受けた素材を使用した。　今回の認証においてガニーは、「顧客」が5点満点中4点、「地球環境」が135点満点中29.1点、「社員」が40点満点中21.2点、「コミュニティ」が40点満点中18.9点、「ガバナンス」が20点満点中17.3点で、認証基準である80点を上回った。ガニーの創業者 ニコライ・レフストラップ（Nicolaj Reffstrup）は「認証取得は私たちのチームが最も責任ある存在となるために、継続的に取り組んでいることの証明でもあり、90.6 点取得をとても嬉しく思います。しかし最終目標である200点まではまだ長い道のりが待っています」とコメントした。

GANNI

デンマーク発ガニーが「B Corp認証」を取得

　B Corpは、アメリカの非営利団体「B Lab」によって運営されている国際的な認証。SDGsに代表される17の目標に基づき「地球環境・社員・顧客・コミュニティ」に、経営基盤の有無「ガバナンス」を合わせた5つの審査基準によって審査される。300件にのぼる設問に回答し、意義や目的と利益のバランスを取りながら利益を生み出すことができると評価された企業のみがB Corpとして認められる。7月28日時点で世界83ヶ国5344社が認証を取得済みで、全世界12万社以上が同制度をビジネスの指標にしているという。昨年10月には「クロエ（Chloé）」がラグジュアリーブランドとして初めて取得したほか、「アスレタ（ATHLETA）」や「パタゴニア（Patagonia）」「オールバーズ（Allbirds）」「イソップ（Aēsop）」などもB Corp認証を得ている。　CFCLは、2020年のブランド設立当初から認証取得に取り組み、昨年5月に正式申請。200点満点中、取得の条件である80点を大きく上回る128点を取得し、今回の認証に至った。同ブランドは、「顧客」では5点満点中3.9点、「地球環境」では105点中60.9点と高評価だったのに対し、「社員」が40満点中20.7点、「コミュニティ」が70満点中32.1点、「ガバナンス」が20満点中10.3点に留まった。この評価に対する課題を受け止め、今後も引き続き改善点をに取り組んでいくという。

CFCL

CFCLが「B Corp認証」取得　日本のアパレルブランドで初

　クロエは、環境と社会により良い影響を与えるための継続的な取り組みを実施しており、過去18ヶ月では「Women Forward. For a Fairer Future（より公平な未来のための、女性の前進）」をテーマとした活動やサステナビリティ理事会の発足、フェアトレード企業とのパートナーシップ拡大、環境低負荷型素材への移行、ボランティア活動への参加などを行っている。

Chloé

クロエが社会と環境への影響を評価する審査「B Corp」を取得、ラグジュアリーブランドで初

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