流行やトレンドの潮流に左右されるファッション業界の中で定番と称され、多くの人に愛されているアイテムには底知れない魅力が詰まっています。そんなマイスタンダードに相応しい、オーセンティックかつエッセンシャルなアイテムをF/STOREの中から厳選して紹介します。
定番として不動の人気を誇る、エイトンのオーバーサイズTシャツ
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洋服を選ぶ時、デザイン、ディテール、素材など、魅力に感じるポイントは人それぞれ。ただ、昨今は一目見ただけで判断できる“わかりやすいもの”が好まれるからこそ、ロゴや柄などの映えるデザインが施された洋服が溢れているのは需給の一致という観点では至極当然のこと。その一方でデザインフルなアイテムはトレンドや時流の影響を受けやすく、飽きがくるのが早いのも事実。マイスタンダードとしてふさわしいのは、静かな佇まいでワードローブの中に存在し、着た時に満足感や高揚感を味わえるそんなアイテムなのかもしれません。今回は、こだわり抜いた極上の素材を贅沢に使用した大人のための上質なカジュアルウェアを展開する「エイトン(ATON)」から、ブランドの定番として位置付けられたオーバーサイズTシャツをピックアップ。ディレクターを務める久崎廉晴が「他では絶対に作れない」と自負するほどの完成度を誇る一着を紹介します。
素材には、インド南部で採られるスビンコットンを使用。コットンの中でも最高級に位置付けられ、その希少性から「綿花の王様」とも称されるスビンコットンは、一般的な綿からは想像できないほどの美しい光沢と滑らかな質感が魅力です。通常だと機械で採集されるものを、一つ一つ丁寧に手摘みしているというのも綺麗な表情に仕上がるポイントだそう。一見すると手間暇のかかる作業でありながら、綿花本来の油分を失わずまた繊維自体を傷つけることなく回収が叶うため、化学的な加工を施さずとも、より美しく整った表面の生地に仕上がるとのこと。この極上の原料を太番手の強撚糸に整え、引き揃えて編み立てることで一枚で着ても安心感がある肉厚な生地に仕立てています。強撚糸由来のリネンに似たシャリ感があるうえ、生地自体に細かな凹凸があるため、肌離れが良くさらっとした質感で夏場でも軽やかに着こなせる仕上がりに。肉厚なのに速乾性に優れているため、汗をかきやすく洗濯を繰り返す夏場には最適で、Tシャツに使用する生地としてはこれ以上ないほどの完成度を誇るというわけです。
デザインは至ってベーシック。胸ポケットやプリントなどはおろか、ブランドのロゴすらも入らないミニマルな表情で、上品な生地感を際立たせます。シルエットも奇を衒ったものではなく、あくまでも時代感を反映したオーバーサイズ。身幅に対して着丈が少し長めに設計されたゆとりあるシルエットながら、ただのルーズな無地Tにならないのは、ポイントとなる要所をきちんと押さえているからこそ。例えば首元のリブは一般的なTシャツと比較すると太めに設計されているため、しっかりと詰まりスマートな印象を演出してくれるなど、大人が上品に着るためのオーバーサイズTシャツとして、デザインが施されていることが伺えます。素材を際立たせるためのデザインが施された一着は、不動の人気を誇る定番たる所以が存分に詰まった仕上がりで、タイムレスに活躍すること間違いなし。素材とデザインがこれ以上ないほどマッチングした、ブランドの哲学を感じられる一枚を迎えてみてはいかがでしょう。
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