「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」が限定版のビジュアルブック「マイ・フレンド・マグヌス(My Friend Magnus)」を出版した。本書の主役となったのは、マグヌス・カールソン(Magnus Carlsson)。クリエイティブ・ディレクター ジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)の長年の友人であり、2008年よりブランドのショールームと本社のコーディネーターを務める人物だ。
アクネ ストゥディオズに欠かせない存在
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同書では、マグヌスがアクネ ストゥディオズのコンテンポラリーおよびアーカイブを含む、200着以上の着こなしを披露。その強烈なファッションセンスとクリエイティビティを堪能できる内容となっている。撮影を手掛けたのは彼の友人や同僚たち。各ルックには服のクレジットが詳細に添えられ、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」や「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」といったジャパニーズブランドも確認することができる。
「マイ・フレンド・マグヌス」より
Image by: Acne Studios
アクネ ストゥディオズ本社のカフェテリアのメニューやオフィスの装花、ショールームのディスプレイ、イベントの音楽やケータリングの監修など、ありとあらゆるクリエイティブを一手に担っているマグヌスは、ブランドにとってなくてはならない存在。「マグヌスからあふれ出るセンスを、より多くの人たちに垣間見てもらいたい。これは本棚に置かれるための本ではなく、トレンド、時間、性別を超えて、自己表現の限界を押し広げるためのインスピレーションを皆さんに与えることを目標としている」とジョニーは語る。
初めての日本と1 WEEKコーデ
今回、そんなマグヌスがストックホルムから初来日。空港ファッションから東京での7日間のコーディネイトを振り返る。
DAY 1
アジアの訪問は初めてだというマグヌス。全身ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクを着用して羽田空港に降り立った。さっそく訪れた渋谷ではスクランブル交差点やゲームセンターのカプセルトイなど、東京ならではの風景に驚きが隠せない様子。しかし不思議と渋谷の街に溶け込んでいる。
DAY 2
2日目も大好きなウォルター・ヴァン・ベイレンドンクをまとって青山・表参道エリアを散策。フラワーアレンジメントを得意とするマグヌスは、気になる草花を見付ける度に立ち止まる。表参道のGYREでは和食器をチェック。原宿のセレクトショップ GR8やヴィンテージショップ PAT MARKETなどを巡り、代官山 蔦屋書店ではファッションブックに見入る。
DAY 3
旗艦店であるアクネ ストゥディオズ アオヤマのウィンドウには、期間限定でマグヌスのビジュアルが登場。アクネ ストゥディオズのネイビーのセットアップに厚底のホワイトスニーカーを合わせて、ディスプレイの前で記念撮影を行った。マグヌスの手にかかれば、スーツスタイルも一癖ある装いに。
DAY 4
4日目はドーバー ストリート マーケット ギンザでショッピング。コーヒーとスイーツに目がないマグヌスは、ローズベーカリーでコーヒーブレイクを堪能。街を歩くたび「スナップを撮らせてほしい」と声をかけられるが、どんな急な依頼にも快く応じる。途中、アクネ ストゥディオズのジャケット&パンツに着替え、グリーンのクロスボディバッグをアクセントに効かせた。
DAY 5
5日目はパッチワークデニムを主役にした全身アクネ ストゥディオズの装い。イベント中はウィメンズのドレスにウォルター・ヴァン・ベイレンドンクのジャケットを合わせた。青山店には、ブック以外にもマグヌス本人の私物を着用したマネキンがずらり。ローンチパーティーでは2時間にわたりDJプレイを披露し、会場を盛り上げた。
DAY 6
6日目も全身アクネ ストゥディオズを着用。太陽のモチーフのトップスがポップな印象だ。ディナーでは人生初の炉端焼きを体験し、焼き魚や刺身に魅了された様子。料理が得意なマグヌス、これからは日本食もレパートリーに加わるかも......?
DAY 7
最終日はグリーンのカーゴパンツにカモフラージュ柄のブルゾンという、アクネ ストゥディオズの装いでストックホルムへと帰国した。「初めての東京はとても刺激的で、またすぐにでも来たい」と語ったマグヌス。1週間の東京滞在中もファッションアイコンとして強い存在感を示し、多くの人にインスピレーションを与えたようだ。
マグヌスをフィーチャーした「マイ・フレンド・マグヌス」(1万5950円)はアクネ ストゥディオズの一部店舗および公式サイト、そして東京、ストックホルム、パリ、ロンドン、ベルリン、ニューヨークの厳選されたブックストアで購入が可能。ジョニー・ヨハンソンによるテキストはもちろん、イタリアのファッションジャーナリスト、アンジェロ・フラッカヴェント(Angelo Flaccavento)による考察も読み応えあり。
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