エムエム6 メゾン マルジェラ × イーストパック
Image by: MM6 Maison Margiela
「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)」が、2021秋冬コレクションをデジタルプレゼンテーションで発表した。同時に「イーストパック(EASTPAK)」とのコラボレーションがデビュー。コレクションの随所に「リバース(反転)」のアイデアが取り入れられた。
■裏返し、逆さま、前後逆
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混乱の日々にインスパイアされたというコレクションは、インサイドアウト(裏返し)、アップサイドダウン(逆さま)、バックトゥフロント(前後逆)といった様々な「リバース」のアイデアにより、慣れ親しんだデザインやアイコニックなピースを転換。破壊と復元というプロセスによって、新たなワードローブに生まれ変わっている。
20世紀初期のフランスの前衛作曲家エリック・サティ(Erik Satie)の実験的コード、マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)が用いたレディメイドの手法、作曲家ジョン・ケージ(John Cage)の環境音、1960年代のアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のポップアートなど、多様なアートからもヒントを得たという。
■白衣がロングコート、トレンチがドレスに
シグネチャーである白衣は、インサイドアウトのシアリングでロングコートに変化。ジャケットやデニムパンツは前後逆、あるいは裏返したようなデザイン。ブラウスはサテンのショルダーパッド付きのカジュアルなトップスに、トレンチコートはバックトゥバック(前後共に後ろ身頃)のトレンチドレスに転換された。
プリントやニットの編み柄は、作曲家のシベリウス(Sibelius)やサティ(Satie)、ラヴェル(Ravel)のポートレートの歪像を反転。チェーンをあしらったダブルハンドルのクラッチは、アップサイドダウンのユニークなデザインとなっている。
バックステージ
■リバーシブル仕様の「イーストパック」コラボバッグ
エムエム6 メゾン マルジェラとイーストパックのコラボレーションもコレクションテーマが反映され、全てインサイドカラーがホワイトのリバーシブル仕様となっている。イーストパックのシグネチャーであるバックパックやバムバッグのコードを解体し、リバースのアイデアで再構築。また、エムエム6で定番のトライアングル型の「ジャパニーズ」バッグもコラボバッグとして登場した。両ブランドのタグが縫い付けられ、5型・各3色の展開。2021年9月に発売が予定されている。
バックステージ
コレクション映像は1920年代のフランスのキャバレーを再現。かつての常連客たちがステージを囲み、ピアノの演奏を聴きながらショーを楽しむという設定で、フィナーレのシーンからスタートした。ときおり巻き戻され、始まりと終わりがつながっていくというユニークなストーリーとなっている。
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