ロアートヴィンテージ店内
Image by: FASHIOSNAP.COM
オープン3日前
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新店舗では「スマレジ」を導入。特に複数の店舗を展開している場合、顧客管理と分析はマスト。店頭ポイントとオンラインショップでのポイント統合などを目的に、自社アプリを作るタイミングで取り入れたそうです。以前は大手しか使えなかったような高度な機能が、今では手軽に使えるのは嬉しいですね。
オープン1日前
いよいよオープン前日になりました。
完全に仕上がった店内。今夜は関係者やプレスを招いてレセプションパーティーが開かれます。
ローズ・ボウルフリマで仕入れた50年代のスプートニクランプも設置されました。
パーティーの開始は18時。ゲストが徐々に集まり始めました。
オーナーの十倍さんと親交がある軍地彩弓さんなど、業界の著名人もお祝いに駆けつけました。
読者モデルや同業者など、幅広いゲストが集まり賑わっています。パーティーでは飲み物をサーブしますが、スパークリングワインなど白系がオススメとのこと。誤ってこぼしても床などに色がつきにくい、というのが理由だとか。
レジ部分もすっきりとまとまりました。ヴィンテージ市場もインバウンドが伸びているため、最近ではクレジットカードが利用できるかどうかも重要になっていますね。
今回のレセプションには100人ほどのゲストが集まりましたが、常連の顧客も招いたとのこと。開店前に商品を見てもらい、感想を聞くこともあるそうです。そしてパーティーは23時頃に終了。翌日にオープンを控えているので、準備時間に余裕を持たせることも大切です。
オープン日
お祝いの花がたくさん届いていていい香り。花束はドライフラワーにすることもあるそう。
オープン10分前。スタッフと最終ミーティングを行います。
オープン日で大切なのは、基礎的なオペレーションをスムーズに行うこと。来店客に新店舗のコンセプトや商品を説明したり、ノベルティの配布といった普段とは異なる業務が増えるので、試着の誘導やレジ対応などが滞っしまいがち。特に今回はスマレジを導入したため、スムーズな会計には気を配っているそうです。
こういう場でオーナーの十倍さんは、売上目標といった話はしません。数字よりも、来店者へのホスピタリティなどについて話すことが多いとか。「がんばろう!」の声でスタッフ全員にスイッチが入ります。
12時。ドアを開ければ、ヴィンテージセレクトショップ「ロアートヴィンテージ」の開店です。
しばらくすると早速、お客さんが来店。
聞くと、系列店のグリモワールにも来店しているヴィンテージ好きのお客さんでした。気になる服を試着して、初めてのお買い上げ。この日は天候にも恵まれ、その後も来店客が絶えませんでした。
最後に
ヴィンテージショップはどのようにして作られるのか。そして普段目にする古着はどこからやってくるのか。ロアートヴィンテージの準備と買い付け、そしてオープンの様子を密着取材し、3回にわたってレポートしてきました。時を経た服の尊さや価値を紐解き、再び人の手に渡るまでの旅はこれにて終了です。次に古着を手に取った時にはぜひ、時や国を超えた一着の服の旅に、想いを巡らせてみてください。
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