クードス スドーク 2023年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP
デザイナー工藤司が手掛ける「クードス(kudos)」と「スドーク(soduk)」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/S」の最終日、両ブランドにとって初めてのランウェイショーを開催した。
ショーのタイトルは、羅列された大量の英単語。自身が手掛けるクードスとスドークの2ブランドが合同で行う今回ショーにおいて、1つのタイトルを掲げるのではなく、コレクションを製作する際にヒントを得た言葉全てをタイトルにする方がふさわしいと感じたという。
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「kudos/soduk/mirror/show/something better/chairs/twisting codes/between oneself and the outside world/okinawa/homeland/gay marriage/a man/perspective on reality/scene/be good/parallel/lonely/fear/people come to say hi/try hard/guess who/i/he/she/we/winding/zigzag/bite/you are just beautiful/being/wall/10cm/self/do i like him?/yes i like him/pink/that day/1972/2022/kudos to you/soduk to you/already here」
ショーは、結婚式の衣装を思わせる4ルックでスタート。袖や裾にクラッシュ加工が施されたホワイトのセットアップとビーズが垂れ下がったようなデザインのヘッドピース、至る所に花を挿した白のワンピース、後ろ身頃が極端に大きく布団を着ているように見えるトップスに白のワイドパンツ、首元にスパンコールがあしらわれたシースルードレスを着用した4人のメンズモデルがそれぞれペアを作り歩く姿は、多様化するジェンダーのあり方を工藤なりの解釈で表現したものなのだろう。
クードス スドーク 2023年春夏コレクション
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クラシックな形式でショーを行いたいという工藤の考えから、会場内ではスマートフォンによる録音や撮影が禁止された。上述した4ルックも、クラシックなファッションショーの最後に登場するマリエルックをオマージュしたものだ。その他、リーバイスのタグをオマージュしたブランドタグを用いたエプロンや、ボタンが斜めに廃されたデニムベスト、アシンメトリーのテーラードジャケット、両胸にカッティングが施されたニットベストなど全60ルックを披露。スタイリングを全て工藤自身が担当したという。
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全てのルックを披露し終わると会場に工藤が登場。来場者に感謝を述べた。またスマートフォンでの撮影を禁止についても断りを入れ、「この後もう1度モデルたちが登場するので皆さんスマホの準備を」と呼びかけた。再度モデルが会場内を1周しショーは幕を下ろした。
クードス スドーク 2023年春夏コレクション
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ショーを終えて工藤は、「前回のプレゼンテーションから約3ヶ月しかなくとても大変でした。それでも実際にショーをやってとても楽しかった。今度はゆっくり時間をかけて準備してまたやりたいです」と振り返った。
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