
合同ショーのフィナーレ
Image by: FASHIONSNAP
ニューヨークを拠点に活動する「コウザブロウ(KOZABURO)」と「ランドロード ニューヨーク(LANDLORD NEW YORK)」が10月16日、東京で初の合同ショーを行なった。テーマは「THE GREAT CITY TOKYO」。
東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S」の3日目。道玄坂にあるSOUND MUSEUM VISIONの地下階にあるメインフロアGAIAが発表会場となった。フロアには石と砂で枯山水が表現され、溢れるほど詰め掛けた観客は全員スタンディング。濃いスモークとブラックライトが異空間を演出していた。

ステージが強烈な赤い光で満たされてショーがスタートすると、設置されていた大太鼓のシルエットが浮かび上がった。2人の奏者が打ち乱れる様は、映画「凶気の桜」のワンシーンを思い起こさせる。

ショーは2部構成で、前半に登場したのは赤坂公三郎が手掛ける「コウザブロウ」。ブラックのシャツとパンツのファーストルックを筆頭に、シンプルだが一癖あるメンズウェアが次々に登場した。デニムやジャージなど細身でエッジが効いたセットアップが多く、ノーカラージャケットとハイウエストパンツといったスタイルからは和のテイストを感じさせる。「公三郎」の漢字やカタカナ、ローマ字が、ベルトの飾りやブルゾンの胸の刺繍などに用いられ目を引いた。


雷鳴のような音を合図に、後半の「ランドロード ニューヨーク」に突入。モデルにはラッパーTohjiの姿もあり、缶コーヒーや札束を片手に持つなど、スタイルから歩き方まで多様だ。コレクションは絵の具が垂れたようなペイントがポイントで、ブランドらしい蛍光カラーのアイテムもある。おもちゃが取り付けられたようなアクセサリーやぬいぐるみ、ハローキティ型のリュックなど、キッチュでユニークなスタイリングアイテムが、アクの強いモデルたちの個性を際立たせていた。



フィナーレではK DUB SHINEの楽曲「凶気の桜」がミックスされたBGMが流れる中、ランウェイの逆側からコウザブロウとランドロードニューヨークのモデルが交互に登場。対照的とも言える2つのブランドが東京の地で混ざり合うと、カオスでありながらも不思議と一体感がある。ステージに全モデルが集合した後、両ブランドのデザイナー赤坂公三郎と川西遼平が挨拶し、ショーが幕を閉じた。

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