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東証の新市場がスタート、各区分の解説&アパレル銘柄一覧

東証の新市場がスタート、各区分の解説&アパレル銘柄一覧

 東京証券取引所では、4月4日から新市場区分「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」での取引がスタートしました。市場区分の大規模再編は約60年ぶり。そもそも新区分とはどのようなものなのか、今更聞けないという人のために解説するとともに、アパレル関連銘柄が選択した市場を一覧で紹介します。

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新旧の区分を解説

これまでの市場区分

「市場第一部(東証1部)」「市場第二部(東証2部)」「マザーズ」「ジャスダック(スタンダード/グロース)」の4区分に分類。

市場第一部

 東証の最上位市場。東証1部上場企業は一般的に優良企業とされ、知名度も上がるため資金調達しやすくなると言われています。

<上場の主な条件>
・株主数2200人以上
・流通株式数2万単位以上
・流通株式時価総額10億円以上
・流通株式比率35%以上
・時価総額250億円以上
など

市場第二部

 実績ある中堅企業向けの市場。新規上場は東証2部に指定されるのが一般的。

<上場の主な条件>
・株主数800人以上
・流通株式数4000単位以上
・流通時価総額10億円以上
・流通株式比率30%以上
・時価総額20億円以上
など

マザーズ

 ベンチャーなど新興企業向けの市場。主に事業計画などをもとに、成長の可能性について審査が行われます。

<上場の主な条件>
・株主数200人以上
・流通株式数2000単位以上
・流通時価総額5億円以上
・流通株式比率25%以上
・時価総額10億円以上
など

ジャスダック

 成長性のある中小型株中心の市場。事業成長が見込まれる企業を対象とした「スタンダード」と、成長可能性のある新興企業を対象とした「グロース」に分かれます。

<上場の主な条件>
・株主数200人以上
・時価総額5億円以上
など

<旧市場区分の課題> ※日本総研の調査リリースより

  • 時価総額が小さい企業でも市場第一部に上場しているなど、各市場区分のコンセプトが曖昧
  • 市場第一部を中心に上場企業数が海外と比べて過大
  • 市場第一部に小型株が多く上場している結果、多くの機関投資家がベンチマークとしているTOPIX(東証株価指数)にインデックス上の歪みが発生している

→再編を通じて上場基準を厳しくすることで適正化を図る狙い

見直し後の市場区分

プライム市場

 東証では実質トップの市場。「グローバルな投資家との建設的な対話を中心に捉えた企業向けの市場」としているため新規上場・上場維持基準が最も厳しく定められています。東証1部のうち8割強にあたる1841社が移行。

<上場の主な条件>
・株主数800人以上
・流通株式数2万単位以上
・流通株式時価総額が100億円以上
・時価総額250億円以上
・流通株式比率が35%以上
など

スタンダード市場

 主に国内向けの市場で、「日本経済の中核」と位置付けられています。プライム市場の上場要件に満たなかった東証1部企業のほか、東証2部やジャスダック(スタンダード)に上場していた企業で構成。1477社が上場。

<上場の主な条件>
・株主数400人以上
・流通株式数2000単位以上
・上場要件は流通株式時価総額10億円以上
・流通株式比率25%以上
など

グロース市場

 スタートアップなど、成長可能性の高い企業向けの市場。主にマザーズやジャスダック(グロース)に上場していた企業で構成。459社が上場。

<上場の主な条件>
・株主数150人以上
・流通株式数1000単位以上
・流通株式時価総額5億円以上
・流通株式比率が25%以上
など

 なお、選択先市場の上場維持基準を満たしていない場合は、「上場維持基準への適合に向けた計画書」を開示すれば上場できる経過措置が用意されています。大和総研の調査によると、プライム市場選択企業では計画期間の中央値が3年2ヶ月、最長で7年3ヶ月、スタンダード市場選択企業は中央値が3年、最長で5年となっているそう(11月12日時点)。

市場区分別、アパレル関連138銘柄まとめ

※いずれも編集部調べ

プライム市場

東証1部から移行

【繊維製品】

  • グンゼ(3002):紳士肌着首位。「ボディワイルド(BODY WILD)」などを展開。売上高1236億4900万円(2021年3月期)
  • 東洋紡(3101):アウトドアブランドが採用する「シルファイン」シリーズなどの衣料繊維を開発。祖業の衣料繊維は縮小、各種フィルムや機能樹脂が収益の柱となっている。売上高3374億600万円(2021年3月期)
  • ユニチカ(3103):大手繊維メーカー。繊維事業は不採算部門の撤退・集約など大幅な構造改革を推進。売上高1103億7500万円(2021年3月期)
  • 倉敷紡績(3106):綿紡績大手。自動車内装材や建材など非繊維も拡大している。売上高1221億8400万円(2021年3月期)
  • 日本毛織(3201):老舗毛織物メーカー。2020年に第一織物を買収。売上高1066億1900万円(2021年11月期)
  • 帝人(3401):合成繊維の大手。炭素繊維などのマテリアルやヘルスケア分野にも強みを持つ。売上高8365億1200万円(2021年3月期)
  • 東レ(3402):繊維事業が大黒柱。スエード調人工皮革「ウルトラスエード®(Ultrasuede®)」などを開発している。炭素繊維の分野では世界最大手。売上高1兆8836億円(2021年3月期)
  • アツギ(3529):ストッキング・下着の国内大手。2022年5月末をもって国内生産を終了する。売上高162億2800万円(2021年3月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式時価総額」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
  • セーレン(3569):衣料OEMを手掛けるハイファッション事業を展開。主力は車輌資材事業。売上高986億8800万円(2021年3月期)
  • 小松マテーレ(3580):染色加工大手。石川県の本社横には建築家の隈研吾が手掛けたファブリックラボラトリーを構えている。売上高300億1800万円(2021年3月期)
  • ワコールホールディングス(3591):婦人下着首位。ピーチ・ジョンや、三愛の水着事業を継承するAiを傘下に持つ。売上高1522億400万円(2021年3月期)
  • TSIホールディングス(3608):「ナノ・ユニバース(NANO universe)」などを展開。ゴルフとストリート関連ブランドが好調。売上高1340億7800万円(2021年3月期)
    >>【トップに聞く 2022】下地毅社長インタビュー
  • マツオカコーポレーション(3611):アパレルOEM大手。中国やミャンマー、バングラデシュ、ベトナムに生産拠点を持つ。売上高539億2800万円(2021年3月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式時価総額」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
  • ワールド(3612):2018年に再上場。近年は「アパレルブランド復活」を掲げ、百貨店ブランドをはじめとする複数ブランドの終了や希望退職者の募集などの構造改革を推進。今年2月に子ども服のナルミヤ・インターナショナルをTOBにより買収。売上高1803億2200万円(2021年3月期)
    >>【トップに聞く 2021】鈴木信輝社長インタビュー
  • 三陽商会(8011):アパレル大手。「バーバリー(BURBERRY)」とは2015年6月にライセンス契約を終了。2022年3月期は6期連続の営業赤字を見込む。売上高379億3900万円(2021年2月期)
     ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式時価総額」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
    >>【トップに聞く 2022】大江伸治社長インタビュー
  • オンワードホールディングス(8016):「23区」「組曲」など、中価格帯ブランド軸に百貨店を中心に展開。連結子会社のオンワードイタリア S.p.A.傘下にあった「ジル サンダー(JIL SANDER)」をOTBグループに売却。売上高1743億2300万円(2021年2月期)
    >>【トップに聞く 2021】保元道宣社長インタビュー
  • ゴールドウイン(8111):「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」をはじめとする海外のスポーツ・アウトドアブランドを国内展開。近年はオリジナルブランドの「ゴールドウイン(Goldwin)」にも力を入れている。売上高904億7900万円(2021年3月期)
  • デサント(8114):伊藤忠商事傘下のスポーツウェア大手。「マンシングウェア(Munsingwear)」「ルコックスポルティフ(le coq sportif)」等の海外ブランドも展開。売上高968億6200万円(2021年3月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式比率」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)

【卸売業】

  • ナガイレーベン(7447):医療ウェア大手。売上高175億6300万円(2021年8月期)
  • 伊藤忠商事(8001):総合商社大手。繊維カンパニーでは繊維原料やテキスタイルなどの開発やOEMのほか、「コンバース(CONVERSE)」などのブランドビジネスを展開。岡藤正広代表取締役会長CEOは繊維カンパニー出身。売上高10兆3626億2800万円(2021年3月期)
  • 丸紅(8002):芙蓉グループの総合商社大手。傘下企業には「メレル(MERRELL)」などを手掛ける丸紅フットウェアや、「ラコステ(LACOSTE)」を展開するラコステ ジャパン、「シゲタ パリ(SHIGETA PARIS)」を運営するSHIGETAなどがある。売上高6兆3324億1400万円(2021年3月期)
  • 蝶理(8014):繊維商社の老舗で東レ子会社。2021年に住友商事傘下の繊維専門商社スミテックス・インターナショナルを買収した。売上高2162億3300万円(2021年3月期)
  • 豊田通商(8015):トヨタ系の総合商社。2006年にトーメン合併。繊維分野では、素材開発から生産・販売まで総合サプライヤーとしての機能を強みとする。レッグウェアを展開する福助はグループ会社。売上高6兆3093億300万円(2021年3月期)
  • 三井物産(8031):三井グループの総合商社。ファッション・繊維事業の中核事業会社である三井物産アイ・ファッションは日鉄物産の繊維事業と統合。「アンノウト(Annaut)や「ワクロス(WA.CLOTH)」などエシカルファッションにも注力。売上高8兆102億3500万円(2021年3月期)

【小売業】

  • エービーシー・マート(2670):靴小売専門店最大手。「ABCマート」を直営展開する。今年3月にオッシュマンズ・ジャパンを買収。売上高2202億6700万円(2021年2月期)
  • アダストリア(2685):「ニコアンド(niko and ...)」や「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」を展開。1838億7000万円(2021年2月期)
  • パルグループホールディングス(2726):「チャオパニック(CIAOPANIC)」など若年層向けのウィメンズファッションを提案。雑貨「スリーコインズ(3COINS)」が勢いを伸ばしている。傘下にナイスクラップがある。売上高1085億2200万円(2021年2月期)
  • ハニーズホールディングス(2792):SCを軸に低価格の婦人カジュアルファッションを展開。売上高453億6800万円(2021年5月期)
  • アルペン(3028):総合スポーツショップ、アウトドア専門店、ゴルフ専門店、オリジナルブランドショップを全国に約390店舗を展開。PBに強みがあり、今年4月に史上最大の旗艦店舗となる「Alpen TOKYO」をヤマダ電機LABI新宿東口館跡にオープン。売上高2332億1500万円(2021年6月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式比率」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
  • ジンズホールディングス(3046):アイウェアブランド「ジンズ(JINS)」を展開。売上高638億9800万円(2021年8月期)
  • J.フロント リテイリング(3086):大丸松坂屋百貨店やパルコを擁する。売上高3190億7900万円(2021年2月期)
  • ZOZO(3092):国内最大のファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営。Zホールディングス傘下。流通株式比率を高めるため、創業者で前社長の前澤友作氏が保有する自己株式の一部を取得したほか、新株予約権をBofA証券に割り当てた。売上高1474億200万円(2021年3月期)
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  • トレジャー・ファクトリー(3093):衣料などのリユースショップを展開。売上高187億3500万円(2021年2月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式時価総額」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
  • 三越伊勢丹ホールディングス(3099):百貨店首位。旗艦店は伊勢丹新宿店と日本橋三越。売上高8160億900万円(2021年3月期)
  • BEENOS(3328):越境EC支援事業が主力。国内最大手「バイイー(Buyee)」を展開。売上高250億800万円(2021年9月期)
  • セブン&アイ・ホールディングス(3382):コンビニ事業を核に運営。傘下にそごう・西武やバーニーズジャパンなどがある。そごう・西武の売却を検討している。売上高5兆7667億1800万円(2021年2月期)
  • TOKYO BASE(3415):セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOS)」やメイドインジャパンのオリジナルブランドを運営。売上高176億1800万円(2022年1月期 ※決算期変更に伴う変則決算)
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  • バロックジャパンリミテッド(3548):「マウジー(MOUSSY)」「スライ(SLY)」などのSPAブランドを展開。中国展開にも力を入れている。売上高505億9000万円(2021年2月期)
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  • ライトオン(7445):ジーンズカジュアルチェーン大手。従来の価格訴求型の「ジーンズ量販店」から価値訴求型の「ジーンズセレクトショップ」へとビジネスモデルの転換を図っている。売上高496億500万円(2021年8月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式時価総額」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
  • 良品計画(7453):西友の事業部が独立。「無印良品」では食品スーパー隣接型店舗を加速させている。売上高4536億8900万円(2021年8月期)
  • パリミキホールディングス(7455):眼鏡専門店チェーン大手。今年4月に三城ホールディングスから名称を変更した。売上高438億7300万円(2021年3月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」および「1日平均売買代金」の上場基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
  • コナカ(7494):郊外型紳士服チェーン3位。都市型コンセプトショップ「スーツセレクト(SUIT SELECT)」などを展開。2020年にサマンサタバサジャパンリミテッドを子会社化。売上高585億8400万円(2021年9月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)で「流通株式時価総額」において上場維持基準未達(経過措置を利用してプライムを選択)
  • パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532):総合ディスカウント店ドン・キホーテを展開。売上高1兆7086億3500万円(2021年6月期)
  • 西松屋チェーン(7545):PB商品を中心にベビー・子ども衣料と生活雑貨を展開。ロードサイド大型店を全国出店している。非連結売上高1630億1600万円(2022年2月期)
  • ユナイテッドアローズ(7606):セレクトショップを展開。近年はオリジナル企画商品にも注力。売上高1217億1200万円(2021年3月期)
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  • スクロール(8005):通信販売大手。PB化粧品の展開や物流等受託も。売上高851億9500万円(2021年3月期)
  • ヨンドシーホールディングス(8008):ジュエリーブランド「4℃」を展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツが中核。衣料品OEMのアスティも成長している。売上高394億4900万円(2021年2月期)
  • 千趣会(8165):通販カタログ「ベルメゾン」を展開。東日本旅客鉄道が筆頭株主。売上高731億4900万円(2021年12月期)
  • チヨダ(8185):シュープラザ(SHOE・PLAZA)、東京靴流通センター、靴チヨダなど靴専門店を展開。子会社にカジュアル衣料店のマックハウスがある。売上高942億2700万円(2021年2月期)
  • AOKIホールディングス(8214):紳士服専門店で業界2位。複合カフェ「快活CLUB」やカラオケ、式場「アニヴェルセル」も展開している。売上高1431億6900万円(2021年3月期)
  • 青山商事(8219):紳士服業界首位。靴修理店「ミニット」や飲食店も展開している。売上高1614億400万円(2021年3月期)
  • しまむら(8227):「ファッションセンターしまむら」「アベイル(Avail)」「バースデイ(Birthday)」などの低価格ブランドを展開。PBのほか、サプライヤーとの共同開発ブランドのJB(ジョイント ディベロップメント ブランド)に注力。立ち上げたばかりのECでは通期売上高50億円を目指している。売上高5435億6000万円(2021年2月期)
  • 高島屋(8233):全国展開する老舗百貨店。グループ会社ではショッピングセンター開発・運営事業も。売上高6808億9900万円(2021年2月期)
  • 松屋(8237):呉服店発祥の百貨店。銀座本店と浅草店の2店体制。売上高527億3000万円(2021年2月期)
  • エイチ・ツー・オー リテイリング(8242):2007年に阪急と阪神百貨店が統合し誕生。食品スーパーを核とする食品事業の強化を掲げる。関西スーパー買収が泥沼化した。売上高7391億9800万円(2021年3月期)
  • 丸井グループ(8252):「マルイ」店舗では自社での販売から賃貸へ移行。自社「エポスカード」をはじめとするフィンテック事業にも強み。売上高2208億3200万円(2021年3月期)
  • ゼビオホールディングス(8281):スポーツ用品販売大手。ゴルフ専門店も展開。売上高2024億3800万円(2021年3月期)
  • ニトリホールディングス(9843):全国トップの家具・インテリア製造小売り。子会社にホームセンターの島忠がある。アパレル「エヌプラス(N+)」や外食事業も展開。売上高8115億8100万円(2022年2月期)
  • ファーストリテイリング(9983):「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス、H&Mに次いで世界3位のSPA大手。「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」「セオリー(Theory)」などを展開する。売上高2兆1329億9200万円(2021年8月期)
  • ベルーナ(9997):婦人服主体のカタログ通販大手。売上高2064億9900万円(2021年3月期)

【サービス業】

  • 楽天グループ(4755):「楽天市場」「Rakuten Fashion」「ラクマ」などのサービスを展開。携帯電話事業参入も話題に。売上高1兆6817億5700万円(2021年12月期)

【情報・通信業】

  • GMOペパボ(3633):GMOグループ。レンタルサーバーに加えて、ハンドメイドマーケット「ミンネ(minne)」やオリジナルグッズ作成・販売サービス「スズリ(SUZURI)」などを展開。売上高118億7900万円(2021年12月期)
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【その他製品】

  • スノーピーク(7816):キャンプ用品やアパレルを製造販売。アジアや米国進出もしている。売上高257億1300万円(2021年12月期)
  • アシックス(7936):スポーツシューズ大手。近年はパフォーマンランニング事業が好調。売上高の約70%を海外が占めている。「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」も展開。売上高4040億8200万円(2021年12月期)
    >>【トップに聞く 2022】オニツカタイガー 庄田良二 カンパニー長インタビュー
  • ミズノ(8022):スポーツ用品専業大手。競泳やゴルフ、野球の分野に強みがある。売上高1504億1900万円(2021年3月期)

スタンダード市場

東証1部から移行

【繊維製品】

  • 片倉工業(3001):明治6年創業。富岡製糸場の民間最後のオーナーを1939年から2005年まで務め、現在もシルク製品の企画や製造、販売などを手がけている。売上高376億2700万円(2021年12月期)
  • ダイトウボウ(3202):日本の羊毛紡織の草分け。売上高46億1700万円(2021年3月期)
  • トーア紡コーポレーション(3204):毛織物などの衣料老舗。売上高155万3200万円(2021年12月期)
  • ダイドーリミテッド(3205):主力ブランドは「ニューヨーカー(NEWYORKER)」。不動産賃貸事業も展開。売上高46億1700万円(2021年3月期)
  • ソトー(3571):毛織物染色大手。不動産賃貸が下支え。売上高75億4500万円(2021年3月期)
  • 東海染工(3577):染色加工大手。不動産賃貸、保育園等受託運営も。売上高106億2400万円(2021年3月期)
  • クラウディアホールディングス(3607):ウェディングドレスメーカー。結婚式場も運営。売上高70億1500万円(2021年8月期)
  • ナイガイ(8013):靴下の老舗。売上高134億6500万円(2022年1月期)
  • ルックホールディングス(8029):「マリメッコ(marimekko)」や「アー・ペー・セー(A.P.C)」「イル ビゾンテ(IL BISONTE)」などのブランドを展開。旧レナウンルック。売上高410億6500万円(2021年12月期)
  • キムラタン(8107):ベビー服・子供服の老舗製造卸大手。アパレル事業を大幅縮小するため、9割超の店舗閉鎖を発表している。売上高47億800万円(2021年3月期)
  • キング(8118):婦人アパレル中堅。2018年に創立70周年。売上高80億9600万円(2021年3月期)
  • ヤマトインターナショナル(8127):「クロコダイル(CROCODILE)」や「シテラ(CITERA)を展開。売上高136億9100万円(2021年8月期)

【卸売業】

  • ツカモトコーポレーション(8025):和洋装の総合繊維商社。「ラルフ ローレン ホーム(RALPH LAUREN HOME)」などのブランドビジネスも。売上高178億4900万円(2021年3月期)
  • タキヒヨー(9982):名古屋発祥の繊維商社。取引の多くがしまむら向け。売上高500億4200万円(2021年2月期)

【小売業】

  • ジーフット(2686):イオングループの靴小売り大手。売上高658億4900万円(2021年2月期)
  • フェリシモ(3396):通販カタログ会社。月に1度商品を届ける「定期便」を展開。売上高332億6000万円(2021年2月期)
  • はるやまホールディングス(7416):紳士服業大手界4位。新社長はAOKI元社長の中村宏明氏。売上高382億2000万円(2021年3月期)
  • YU-WA creation holdings(7615):京都きもの友禅と京都きもの友禅 友の会を完全子会社として傘下に置く。売上高76億6800万円(2021年3月期)
  • タカキュー(8166):日本の大手紳士服チェーン「タカキュー」を中心に、全国に8ブランド272店をSPAで展開。非連結売上高146億100万円(2021年2月期)
  • 近鉄百貨店(8244):近鉄グループの主要企業。売り場面積国内最大のあべのハルカス近鉄本店が中核。売上高2183億5100万円(2021年2月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式比率」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • 井筒屋(8260):北九州拠点の老舗百貨店。売上高505億3400万円(2021年2月期)
  • ナルミヤ・インターナショナル(9275):子ども服を企画販売。2018年に再上場。現在ワールドの完全子会社となっている。売上高295億1100万円(2021年2月期)

【サービス業】

  • 白洋舎(9731):クリーニング最大手。売上高351億3100万円(2021年12月期)

東証2部から移行

【繊維製品】

  • 倉庫精練(3578):染色加工を手掛ける。売上高19億6800万円(2021年3月期)
  • 自重堂(3597):ワーキングウェア大手。ユニフォームから介護服や空調服、メンズカジュアルウエアまで幅広い商品を製造販売する。売上高178億8200万円(2021年6月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式比率」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • 山喜(3598):紳士ビジネスシャツ・カッターシャツ国内シェアトップの総合アパレルメーカー。売上高103億3300万円(2021年3月期)
  • フジックス(3600):縫い糸や刺しゅう糸などを製造・販売。家庭用・工業用を合わせると1300種類ものアイテムを展開。売上高58億3000万円(2021年3月期)
  • 東京ソワール(8040):婦人向けブラックフォーマルウェア専業トップ。百貨店などで展開。売上高118億2200万円(2021年12月期)
  • ラピーヌ(8143):プレステージのオリジナルブランドが中心。売上高52億2700万円(2021年2月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)

【卸売業】

  • タビオ(2668):靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」を展開。売上高115億500万円(2021年2月期)
  • カワサキ(3045):創業以来30年にわたり、シェニール織りの魅力を発信。高級ハンカチ等を輸入販売している。賃貸・倉庫事業も展開。非連結売上高15億円(2021年8月期)
  • クロスプラス(3320):婦人アパレルメーカー。コロナ禍では洗って繰り返し使える「パステルマスク(PASTEL MASK)」がヒット商品となった。売上高591億2000万円(2022年1月期)
  • ヤギ(7460):創業1893年の繊維総合商社。「タトラス(TATRAS)」を展開するタトラスジャパンを傘下に持つ。売上高1142億4000万円(2021年3月期)
  • 堀田丸正(8105):RIZAPグループ傘下。和装や洋装、意匠撚糸、寝装、宝飾品といった事業を中心に展開している。売上高37億7900万円(2021年3月期)
  • ムーンバット(8115):洋傘首位。レイングッズやスカーフ、バッグ等の企画から製造、販売までを手掛ける。売上高71億7000万円(2021年3月期)
  • シャルレ(9885):婦人用下着訪問販売。売上高137億7100万円(2021年3月期)

【小売業】

  • パレモ・ホールディングス(2778):婦人衣料や生活雑貨、バッグの専門店チェーンを展開。筆頭株主は西松屋チェーン。売上高179億700万円(2022年2月期)
  • コメ兵ホールディングス(2780):中古ブランド品首位。名古屋が拠点。買取専門店の出店を強化中。売上高507億2300万円(2021年3月期)
  • ヒラキ(3059):靴の製造販売を手掛ける。198円スニーカーがSNSでも話題に。売上高159億6200万円(2021年3月期)
  • 大黒屋ホールディングス(6993):照明器具の製造販売から始まり、2013年に中古ブランド品買い取りの大黒屋を買収。売上高126億600万円(2021年3月期)
  • ラオックス(8202):大手総合免税店兼家電量販店を展開。売上高681億4900万円(2021年12月期)
  • さいか屋(8254):神奈川で百貨店を展開。2021年に健康食品大手AFC-HDアムスライフサイエンスの連結子会社となった。売上高150億200万円(2021年2月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • セキド(9878):祖業は家電店。ブランドショップ「ラブラブ(Love Love)」などの店舗をチェーン展開。非連結売上高67億7300万円(2021年3月期)
  • ベリテ(9904):宝飾品専門小売店チェーンを展開。親会社はインド系企業。非連結売上高75億4500万円(2021年3月期)
  • MRKホールディングス(9980):RIZAPグループの子会社。女性用体型補整下着を中心に、マタニティ・ベビー関連事業や美容関連事業、婚礼・宴会関連事業を展開。売上高183億3000万円(2021年3月期)

【サービス】

  • 日本和装ホールディングス(2499):着物や帯などの販売仲介業者。「無料きもの着付け教室」を展開。売上高50億5800万円(2021年12月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)

ジャスダック(スタンダード)から移行

【卸売業】

  • 東邦レマック(7422):革靴やウォーキングシューズ、スニーカーを取り扱う靴の専門商社。非連結売上高63億3800万円(2021年12月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • ティムコ(7501):釣具とアウトドア用品の企画、輸入、販売を行う。アウトドア衣料の開発も手掛ける。フィッシング用品ではスノーピークとのコラボも。非連結売上高29億5100万円(2021年11月期)
  • 川辺(8123):ハンカチーフやスカーフ、マフラー等の専門商社。香水の輸入販売も。売上高112億9300万円(2021年3月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • プロルート丸光(8256):大阪の大手衣料卸。売上高58億1000万円(2021年3月期)

【小売業】

  • フェスタリアホールディングス(2736):宝飾品の製造販売業者。ベトナムに海外生産拠点。売上高87億2400万円(2021年8月期)
  • 買取王国(3181):名古屋を中心にリサイクルショップ「買取王国」を展開。非連結売上高48億9300万円(2021年2月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • ANAP(3189):「アナップ(ANAP)」運営会社。ウィメンズカジュアルウェアを展開。売上高50億7800万円(2021年8月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • 白鳩(3192):日本最大級のインナーアイテム数取り扱いの「SHIROHATO」を中心としたECサイト運営。2018年に小田急電鉄が子会社化。非連結売上高56億9400万円(2021年2月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • ほぼ日(3560):糸井重里氏が創設したサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を軸に、「ほぼ日手帳」など独自開発商品を国内外に展開。オリジナルアパレルも手掛ける。非連結売上高56億3900万円(2021年8月期)
  • タンゴヤ(7126):オーダースーツ専門店を展開。非連結売上高83億2600万円(2021年7月期)
  • ワークマン(7564):作業用品に特化した「ワークマン」のほか、ライフスタイル提案も行う「ワークマンプラス」、女性向けの「#ワークマン女子」、シューズ専門店「ワークマンシューズ」など業態を広げている。非連結売上高1058億1500万円(2021年3月期)
  • マックハウス(7603):ジーンズを中心に展開するカジュアル衣料チェーン。靴のチヨダの子会社。非連結売上高197億1700万円(2021年2月期)
  • NEW ART HOLDINGS(7638):ブライダルダイヤの販売等を行う。売上高189億3600万円(2021年2月期)
  • 銀座山形屋(8215):紳士・婦人服の卸販売などを手掛ける。売上高32億3000万円(2021年3月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)
  • ビジョナリーホールディングス(9263):大手眼鏡小売りチェーン「メガネスーパー」を展開。売上高260億5900万円(2021年4月期)
  • コックス(9876):イオングループ傘下のカジュアル衣料専門店。売上高163億900万円(2021年2月期)

【サービス業】

  • きょくとう(2300):全国各地でクリーニング「ペリカン倶楽部」「青い鳥」「コインズ」の店舗運営を手掛ける。非連結売上高48億8400万円(2021年2月期)

グロース市場

マザーズから移行

【卸売業】

  • バリュエンスホールディングス(9270):中古ブランド品2位。「なんぼや」などの店舗を運営。2020年に持株会社体制に移行。売上高525億1200万円(2021年8月期)
    >>オフィス訪問レポはこちら(※旧社名SOU)

【小売業】

  • 夢展望(3185):RIZAPグループ傘下。若年女性向けファッションECを展開。売上高60億1900万円(2021年3月期)
  • ロコンド(3558):靴中心の通販サイト運営。YouTuberのヒカルや赤西仁、錦戸亮などとのコラボレーションも展開。売上高102億7500万円(2021年2月期)
  • ダブルエー(7683)「オリエンタル トラフィック(Oriental Traffic)」を手掛ける。卑弥呼を子会社化。売上高157億100万円(2022年1月期)

【情報・通信業】

  • クリーマ(4017):ハンドメイドマーケットプレイス「クリーマ(Creema)」を運営。2020年11月に東証マザーズに上場。売上高20億6200万円(2021年2月期)
    >>【トップに聞く 2021】丸林耕太郎社長インタビュー
  • ヤプリ(4168):アプリ開発・運用・分析できるクラウド型ソフト「ヤプリ」を提供。非連結売上高32億6300万円(2021年12月期)
  • メルカリ(4385):フリマアプリ国内最大手。スマホ決済「メルペイ」事業、米国フリマ事業も強化中。売上高1061億1500万円(2021年6月期)
  • BASE(4477):個人、小規模事業者向けECプラットフォーム「ベイス(BASE)」を運営。売上高99億3100万円(2021年12月期)
  • マクアケ(4479):社名と同名のクラウドファンディングサービスを運営。非連結売上高46億2100万円(2021年9月期)

ジャスダック(グロース)から移行

【卸売業】

  • アマガサ(3070):若年層の女性向けブランド「ジェリービーンズ(JELLY BEANS)」などノンレザー素材のシューズブランドをプロデュース。売上高15億6800万円(2022年1月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「時価総額」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)

【その他製品】

  • サマンサタバサジャパンリミテッド(7829):「サマンサタバサ(Samantha Thavasa)」からバッグやジュエリーを展開。紳士服コナカが2020年に子会社化。売上高225億9400万円(2021年2月期)
    ※移行基準日時点(2021年6月30日)において「流通株式比率」の上場基準未達(経過措置を利用してスタンダードを選択)

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