インサイド

ストリートブランドの王様 シュプリーム初期の名作　シュプリームと言えば、誰もが知るストリートブランドの王様ですが、その代名詞とも言えるのが、有名ブランドとのコラボレーションです。最近はラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドとのコラボも増えており、2017年の「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」とのコラボアイテム発売の際は数千人の行列ができ、大きな話題になりました。その後も、「エムエム6 メゾン マルジェラ（MM6 Maison Margiela）」や、イタリアのバイクブランド「ドゥカティ（DUCATI）」など、幅広いブランドと協業しています。　ただ、今回紹介するのはそういったキャッチーなものではなく、一見するとシュプリームと分からないくらいのシンプルなアイテム。しかし、それとは裏腹に熱烈なコレクターも多い玄人好みの1990年代の名作、通称「ゴンズジャケット」です。　「ゴンズジャケット」という名前は、スケーターのマーク・ゴンザレス（Mark Gonzales）が着用していたことから名付けられました。マーク・ゴンザレスは現在のスケートシーンの礎を築いた人物で、「史上最も影響力のあるスケートボーダー」と称されるだけでなく、アーティストとしても高い評価を受ける、ストリートカルチャーの旗手です。そんなマーク・ゴンザレスは、アメリカ軍のミリタリーウェアなどを製造しているメーカー「スピワック（SPIEWAK）」の「ウェップジャケット（WEP JACKET）」というアウターを愛用していました。ウェップジャケットは「G-8ジャケット」とも呼ばれ、1950年代から1970年代のアメリカ海軍で採用されていた防寒着の総称です。　そんなスピワックにシュプリームが別注して作ったウェップジャケットが、この「ゴンズジャケット」。僕がこのアイテムを好きな理由は、本格的なミリタリーウェアメーカーに発注してモノづくりをするという、シュプリームの本気っぷりが感じられるからです。ヴィンテージマニアには初期シュプリーム好きの人が少なくないんですが、彼らはブランドのモノづくりに対する真摯な姿勢に惹かれているんだと思います。今後相場は更に高騰？初期シュプリームのストリートスピリットが詰まった一着　1994年に創業したシュプリームですが、「ゴンズジャケット」を発売したのは1996年。当時、シュプリームはニューヨークにしかショップを開いておらず、今と比べてアイテムの製造数も相当少なかったと推測されます。そして、その頃シュプリームを着ていたのは、主に地元のスケーター達。この「ゴンズジャケット」は、シュプリームがまだニューヨークのローカルブランドだった頃の、ストリートスピリットが詰まった一着だ、と言えると思います。　「ゴンズジャケット」はブラック、ネイビー、カーキの3色展開で、一番人気はブラック。僕はコレクターの方から譲っていただきました。僕が主催するイベント「VCM VINTAGE MARKET」でも、争奪戦になるほどの人気アイテムでした。　現在「ゴンズジャケット」の相場は、色やサイズによって異なりますが、大体20〜40万円ほど。「もう十分高いじゃないか！」と思われるかもしれませんが、僕が今このアイテムを紹介するのは、今後「ゴンズジャケット」の価値が更に高騰するだろうと考えているからです。1990年代のシュプリームは「オールドシュプリーム」として近年価値が高まっていますし、シュプリームはストリートとラグジュアリーを繋ぐという、革新的な挑戦をしたブランド。連載第1回で紹介した「ステューシー（STÜSSY）」と「カーハート（Carhartt）」のコラボアイテムと同じように、こういったパイオニア的なブランドを象徴するアイテムは、時が経つにつれてより評価が高まることが多いです。気になる方は今のうちに手に入れておくことをオススメします。

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【令和のマストバイヴィンテージ】今買っておくべき名品は？ vol.7 シュプリーム ゴンズジャケット編

エミリオ・プッチ（EMILIO PUCCI）　まず最初にご紹介するのは、滞在先のホテルや機内で活躍しそうな「エミリオ・プッチ（EMILIO PUCCI）」のポーチ付きトラベルスリッポン。滑らかな肌触りとホールド感が心地よく、エレガントな“Africana”プリントで気分もアップ。Farfetch で購入するトリー バーチ（TORY BURCH）　大切なジュエリーを収納する為の、「トリー バーチ（TORY BURCH）」キルティングレザーケース。リングやピアス、ネックレスなどを綺麗に収めることができるアイテムは、上品かつ機能的なデザインが嬉しい限り。Farfetch で購入するスリップ（slip）　ベッドルームやリラックスタイムに頼れる、「スリップ（slip）」のアイマスク。気持ちも体も軽やかなコンディションに導くようなフェザープリントと、肌や髪にやさしいシルクの素材感でしっかりと休息できそう。Farfetch で購入するディエチ・コルソ・コモ（10 Corso Como）　ダイアリーやサインなど、自分の手で文字をしたためることも増える旅行シーン。「ディエチ・コルソ・コモ（10 Corso Como）」のポルカドットが目印のペンは「カランダッシュ（Caran d’Ache）」とのコラボアイテムなので、替え芯の心配もなく書き心地も◎。Farfetch で購入するギルド（GUILD）　日記や予定、メモや思い出などを記すことができる「ギルド（GUILD）」のノート。A5サイズの無地ノートなので自由度が高く、トラベルシーンにぴったり。“Switch It Off”の文字通り旅で頭を休め、自分だけの一冊を完成させて。Farfetch で購入するシュプリーム（SUPREME）　PCやスマホなど、デジタル機器から距離を置きたくなるようなバカンスでは、アナログかつ豊富なゲームができるトランプを携えてみてはいかが？スペシャルなムード満載な「シュプリーム（SUPREME）」のアイテムなら、楽しい時間を満喫できそう。Farfetch で購入するメゾン マルジェラ（Maison Margiela）　必需品だけを持って気軽に移動できるミニバッグは、デイリーでも旅先でも役立つアイテム。「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」のスマホポーチは、ミニ財布やキーなども収納できるサイズ感。調節可能なネックストラップは、ショルダーストラップとしても機能します。Farfetch で購入するロンシャン（Longchamp）　「ロンシャン（Longchamp）」のル プリアージュは、豊富なサイズ展開とカラーリングでファンも多いシリーズ。旅のお供にはもちろん、折りたたんでトランクに忍ばせておくと、お土産の持ち帰りや衣類の仕分けにも便利です。Farfetch で購入するカール・ラガーフェルド（KARL LAGERFELD）　「カール・ラガーフェルド（KARL LAGERFELD）」では、リーズナブルなプライスでバッグや小物が揃います。リサイクル素材で作られたスーツケースは、シンプルな機能性とロゴデザインが魅力的。Farfetch で購入するファブリカ・ペレッテリエ・ミラノ（FPM-Fabbrica Pelletterie Milano）　最後にご紹介するのは、大切な荷物の安全性を確保できる「ファブリカ・ペレッテリエ・ミラノ（FPM-Fabbrica Pelletterie Milano）」のスーツケース。耐久性に優れたアルミニウムボディ、こだわりのバタフライロックと“Made In Italy”で実用性もデザイン性も申し分なし。Farfetch で購入する

EMILIO PUCCI

Maison Margiela

TORY BURCH

LONGCHAMP

お買いモノ

旅行のお供に欲しい、トラベルグッズ＆バッグリスト

サルヴァトーレフェラガモ（Salvatore Ferragamo）　まず最初にご紹介するのは、シグネチャーのガンチーニがグラフィカルに並んだ「サルヴァトーレフェラガモ（Salvatore Ferragamo）」のキャップ。カジュアルなアイテムながら落ち着きのある優雅なカラーデザインで、大人のキャップスタイルを堪能できます。Farfetch で購入するヴァレンティノ（VALENTINO）　大胆でポップな「ヴァレンティノ（VALENTINO）」のモノトーンキャップは、イニシャルVが幾何学模様のようにデザインされたアイテム。ロゴトップスにもすんなりと馴染む、使い勝手の良さも嬉しいポイント。Farfetch で購入するリック・オウエンス（Rick Owens）　シックに決まる、ミニマムなキャップをお探しなら「リック・オウエンス（Rick Owens）」と「チャンピオン（Champion）」のコラボモデルがおすすめ。パネルのステッチが静かに動きを見せる、装飾を削ぎ落としたデザインです。Farfetch で購入する1017 アリクス 9SM （1017 ALYX 9SM）　「1017 アリクス 9SM （1017 ALYX 9SM）」のキャップは、フラットバイザーをシルバーのクリップで挟んだプレーンなデザイン。ロゴやプリントとは違う、ワンポイントディテールが魅力的。Farfetch で購入するアミ パリス（AMI Paris）　アイコンの赤いハートが目印の「アミ パリス（AMI Paris）」からは、ナチュラルなカジュアルスタイルに良く似合うキャップをチョイス。小さくもポジティブなロゴモチーフで、少しの可愛らしさをコーディネートに加えてみては？Farfetch で購入するシュプリーム（SUPREME）　シンプルなロゴをパッチした、「シュプリーム（SUPREME）」のキャップ。やわらかな素材感とバックストラップのレザーがアクセントになった、エフォートレスなスタイリングに合わせたいアイテムです。Farfetch で購入するディースクエアード（DSQUARED2）　レタリングロゴが多い「ディースクエアード（DSQUARED2）」からは、コンパクトにロゴを凝縮したキャップをチョイス。視線が集中しそうなインパクトのあるビッグロゴを楽しむことも、春夏コーディネートの醍醐味。Farfetch で購入するカナダグース（CANADA GOOSE）　ストリートなムードを気軽に取り入れることができる、「カナダグース（CANADA GOOSE）」と「ニューエラ（New Era®）」のコラボモデル。クラシックで使いやすい９FIFTYシルエットでデザインされた、ブラックレーベルのディスクロゴが特別感のあるキャップです。Farfetch で購入するアレキサンダー・マックイーン（Alexander McQueen）　淡いピンクがコーディネートに取り入れやすい、「アレキサンダー・マックイーン（Alexander McQueen）」のキャップ。爽やかな春夏スタイルに、優雅なレタリングロゴがすっきりと馴染みます。色違いで展開されているカーキも要チェック。Farfetch で購入するヌメロ・ヴェントゥーノ(N°21）　最後にご紹介するのは、オールホワイトが眩しい「ヌメロ・ヴェントゥーノ(N°21）」のキャップ。立体的に刺繍でデザインされたロゴがシンプルながらピュアな存在感を放つ、身に着けるだけで明るく洗練されたスタイリングを叶えるアイテムです。Farfetch で購入する

Alexander McQueen

DSQUARED2

N°21

Salvatore Ferragamo

1017 ALYX 9SM

Rick Owens

AMI PARIS

VALENTINO

Champion

今季欲しいスタイリッシュなメンズキャップ10選

李漢強（リー・カンキョウ）　アーティスト。台湾出身。東京造形大学大学院（造形専攻）修了。2007年に来日。スーパーのチラシ、週刊誌、ポイントカードなど消費社会の現象に着目した創作で、第10回グラフィック 「1_WALL」グランプリ受賞。公式インスタグラムーリーさんの名前をインスタグラムで検索すると出てくるのは、野菜ジュースを飲んでいる自撮りだけが投稿されているアカウントです。もう7年更新され続けていますよね。　きっかけは本当に小さなことなんです。インスタグラムのアカウントを開設した時に何を投稿しようか迷っていて。いろいろ調べてみると、当時はカフェの写真を投稿している人が多かった。「飲み物だったらいいのか」と思って撮り始めました（笑）。ー（笑）。野菜ジュースをモチーフとして選んだ理由は？　"インスタグラムらしくカテゴリーを限定して毎日投稿する"と自分の中でルールを課したのですが、毎日投稿するとなると連日同じものを食べる必要がでてくる。そうすると、食生活が偏りかねないので健康面が気になる。じゃあ一番安全そうなものにしようと（笑）。ーリーさんは「シュプリーム」から登場したスーパーのチラシ風Tシャツを手掛けたことで話題を集めました。どのような経緯でコラボレーションが決まったのでしょうか？　シュプリームからメールが来たんですよ。「please make artwork for us（我々シュプリームのためにアートワークを作ってくれないか）」という内容で、依頼主の主語はずっとWeやUs。はじめは「なりすましメールじゃないか？」とも思ったんですけど（笑）。ーリーさんが手掛けたアイテムは全部で6型。すべて描き下ろしですか？　そうです。さすが"世界のシュプリーム"なだけあって先方のヴィジョンがしっかりしていて、「私たちのチラシやカードを作って提供して欲しい」という依頼でした。なので、私としては「架空のシュプリームのチラシをどのようにカッコよく描くか」が最優先。ー作品が服にデザインされる上で意識したことはありますか？　スーパーのチラシをモチーフにしたアイテムは、遠くから見てもすぐわかるくらいチラシらしい要素を詰め込みました。ーTシャツに用いられているチラシ風のデザインでは値段の端数に「8」が多く用いられています。　それも「いかにチラシらしいチラシにするか」というのを考えた結果です。人間の心理的に「8」という端数は少しだけ安く感じるらしいんですよ。たしかに、200円よりも198円のほうがお得に感じますよね。他にもありますが、それこそが日本のスーパーのチラシのエッセンスなんです！ーちなみに今までにファッションブランドとコラボレーションしたことはありましたか？　台湾発のブランド「DOUCHANGLEE」の2019年春夏コレクションでコラボしました。その時は新聞の求人欄を模した作品を提供しました。ー今日、リーさんは「パグメント（PUGMENT）」のTシャツや「ミュウミュウ（MIU MIU）」の眼鏡などを着用していますね。ファッションに興味を持ったきっかけは？　東京造形大学を卒業してからデザイン事務所で働いていたんですが、そこで作っていたものは各ブランドが発表するルックブックでした。そこからファッションが身近なものになった感覚はありますね。ーリーさんは台湾出身です。来日して何年経ちましたか？　25歳になった2007年に来日したので約15年ですね。ー台湾の大学を卒業してから来日。　その通りです。台湾でも美術を学んでいました。ー世界中に美術大学はありますが、なぜ日本の美術大学を選んだんですか？　日本の美大というよりも、日本が好きだったからです。幼少期に台湾で見ていた日本のテレビがすごい印象的で。日本への期待値が最初から高かったんですよね。ー台湾で見ていた日本の番組は？　それはもう「ASAYAN」※1ですよ！モーニング娘。がきらきらしていたし、こんなに日本って面白いんだ、とワクワクしました。あとは「TVチャンピオン」※2や「開運！なんでも鑑定団」※3とかも好きでしたよ。※1 ASAYAN：1995年から2002年まで放送されていたテレビ東京系列のバラエティ番組。※2 TVチャンピオン：1992年から2006年まで放送されていたテレビ東京系列番組。あらゆるジャンルのマニア達を競い合わせ、チャンピオンを決める。※3 開運！なんでも鑑定団：1994年からテレビ東京などで放送されている鑑定バラエティ番組。ー日本のテレビ番組のどんなところに魅力を感じていたんでしょうか？　当時、日本のテレビ番組はかなり予算がありましたよね。意味のわからないことを本気でやる姿勢がおもしろくて。台湾の番組は本当に予算がないので日本のテレビ番組は新鮮でキラキラして見えました。ーリーさん作品の中でも印象的なものは日本のスーパーマーケットのチラシをモチーフにした絵ですが、制作をはじめたきっかけは？　造形大の学生だった頃、スーパーマーケットの2階にある賃貸に住んでいたんですが家に冷蔵庫が無くて。1階で営業しているスーパーが我が家の冷蔵庫代わりでした。必要なものがあったら都度スーパーに買いに行く生活を続けていると、大体16時頃にチラシを手にした主婦の集団がスーパーの入り口に集まることを知ったんです（笑）。台湾にはチラシという文化もありませんし、その光景が興味深かった。主婦の人たちはチラシを献立を考えるための教科書みたいに使っていて、学生の勉強会のようにも見えました。「チラシ（教科書）を模写したら何か学びがあるかも知れない」と思ったのがきっかけですね。ーリーさんはチラシ作品の他にも、日本の大衆文化をテーマとした作品を制作されています。　シュプリームのTシャツにも用いられているカードを模写した作品は「日本は本当にカードが好きだな」と思ったことがきっかけ。これだけデジタルが普及している先進国でありながら、どこでも"ポイントカード"を作るシステムが現存している。どこへ行っても「カードはお持ちでしょうか？お作りしますか？」と聞かれ、財布の中身のほとんどが現金ではなくカードでいっぱいになってしまうこともあるんじゃないでしょうか。そういう背景をきっかけに私も「リーカード（Lee Card）」というシステムを開発しました。ーリーカードはどういった作品なんですか？　端的に言えば「リー・カンキョウの会員カード」です。私が展覧会やイベントなどで、その場で作るものなのですが、まず初めにお客さんが私のところに自分が使っている「カード」を持ってくる。ポイントカードでも身分証明書でもなんでも良いです。そのカードを基にお客さんとお話しながら「リー・ポイントカード」を発行します。次回、展覧会やイベントなどでそのカードを持って来ると、毎回1ポイント貯まります。5ポイントが貯まるともう1枚カードがもらえる、という仕組みです。ーポイントカードでポイントを貯めると、ポイントカードがもらえる（笑）。　そうです。お客さんは新しいカードをもらうためにポイントを貯める、そういう作品です。ー最新作は、ポストに大量に投函されるマグネット型広告を描いた作品です。　これは現代作曲家の梅本佑利さんとの合作です。ここに書かれている電話番号に電話をかけると彼が作曲した音楽が流れます。ー今でも繋がるんですか？　もちろん繋がります。彼は西洋音楽と日本の大量消費カルチャーを接続する作品を発表しているのですが「マグネット型広告と組み合わせて考えたら、面白いよね」と話していたのがきっかけで実現しました。ーリーさんの作品は、実際に存在する週刊誌のオマージュやスーパーのチラシなど、既にあるイメージを使った表現が多いですよね。　そうですね。既存のイメージをもう一度描くという行為はおもしろくて。ーあるイメージをもう一度描き直すことのおもしろさはどんなところにあると考えていますか？　作った人が何を意識してデザインしたのかが明確になったりと、作り手の考えを深く理解する側面もあると思っています。普段は読み飛ばしたり、漏れてしまう情報を自分の手を通して再構築することで自分のオリジナル作品が生まれていく感覚はありますね。ーチラシの作品もそうですが、リーさんが描いた作品に書かれている文字は端から端まで読み込みたくなります。　私がひとつひとつ手作業で描くことで、お客さんは絵の裏側にいる作り手の意識を読み取ることができるんだと思います。だから思わず全部の情報を見たくなるというか……。例えば、週刊誌を描いたものは「編集者やライター、デザイナーによって作られた作品」というのを理解した私を通して、お客さんは「この絵には作品を描いた人やその元となった週刊誌を作った人がいる」という作品の後ろ側の存在を感じることができるんだと思います。　以前「私が描いた絵の元ネタの写真が出てきたらおもしろいな」と思って、私の作品を画像検索してみたんです。そしたら、検索結果として出てきた画像はペルシャ絨毯でした（笑）。私がコーディングし、デコレートしたものは元ネタどころか絵としても認知されず、絨毯としてAIに認識された。だから「オリジナル」と言っていいな、と思っています。ーリーさんの作品はユーモラスなものが多いですが、ユーモアは先天的なものなのでしょうか？　そうですね、性格だと思います。でも私自身は「笑って欲しい」という気持ちで作っているわけではなくて、どちらかというと真面目に作っているんですよ。ただ、私の作品には「共通言語」が多いので、人によっては作品から皮肉っぽさやユーモアを感じるんだと思います。ー共通言語というのは？　「みんなが一度は見たことがあるもの」という意味です。基本的に描かれているモチーフは、日本に住んでいたらどこかで見たことがあるもの。それは私の作品の中でも重要な事で、みんなが知っている共通言語を使っているからこそ、それぞれの解釈をしてもらえるのかな、と。なので、結果的にユーモラスに受け取られていてもそれはそれで良いんです。ーやはり作品のインスピレーション源には、外国人の目線だからわかる日本文化のおかしなところや違和感が重要なんでしょうか？　違和感というか「観光感」をいかに失わないか、ということな気がしています。例えば、台湾にハードオフがオープンしたらしいのですが、ブックオフよりも先にハードオフができたらしくて。私は台湾生まれですが日本に住んで15年目ということもあり、台湾にハードオフができたことを新鮮に驚くことができたんですよね。台湾や日本だけに限らず、様々な比較対象を持つことで同じ国や場所でも「観光感」を保つことはできるのかな、と。その場所との心の距離感を失わなければどんなに慣れ親しんだ光景でもおもしろさを見出すことはできるんじゃないんでしょうか。　コロナ禍で2年間行動制限があり、全然移動できなくなってしまいました。それはとても辛いことですが、暮らしている日本の街に対する「観光感」をリフレッシュする機会でもあったのかなと思ってます。ー実際、コロナ禍を日本で過ごしてみてどうでしたか？　2019年以来3年ぶりに個展を開催するのですが、取り扱ったことのない題材で作品を作ったりと今までにない挑戦ができているのかなと思っています。ー今回3年ぶりに開催される個展名は「NFT」。　NFT、流行っていますよね。身近なアーティストも結構やっているんですけど、そこに乗っかるのは私らしくない！だからこの機会に、私なりのNFTを作ろうと思い至りました。私のとってNFTの「N」は、ネットフリックス（Netflix）のNです。詳しくは是非ギャラリーに来て欲しいのですが、先に言うとFは「フワちゃん」、Tは「ツタヤ（TSUTAYA）」です。 ー「NFT」を、リーさんが得意とする「共通言語」に落とし込んだ、と。　それはどうかな？でも、NFTはひとつのムーブメントだと思っています。だったらこっちも自分らしく対抗したくなりました（笑）。日本での個展は本当に久しぶりなので、日本に住んでいる人たちにたくさん見て欲しいな、と思っています。（聞き手：古堅明日香）

シュプリームのチラシTシャツの生みの親「リー・カンキョウ」　ユーモアと皮肉を効かせた作品ができるまで

ファーフェッチ（FARFETCH）の気になるサービスやシステムを深掘り✓　「ファーフェッチ（FARFETCH）」を利用したことのある方も、未体験の方にも、まずは魅力溢れるサービスやシステムをご紹介します。特にギフトシーズンでは、商品が手元に届くまでの日数が限られていたり、プレゼントをする日程が決まっていたりと、配送関係は気になる......。という方も多いのではないでしょうか？早速チェックしていきましょう。ファーフェッチの商品発送後から商品お届けまでの所要日数・スタンダード便（海外配送） – 5 ～ 9 営業日以内にお届け・エクスプレス便（海外配送） – 3 ～ 7 営業日以内にお届け・日本郵便（日本国内配送）– 2 ～ 3 営業日以内にお届け※商品お届けまでにかかる日数は、あくまでも目安としてお考えください。ご注文確定後、商品発送の準備に通常 2 ～ 3 営業日かかります。一部離島地域などではお届けまでさらに 1 週間程度要する場合があります。ファーフェッチの送料■お買い上げ金額 ￥28,000 以上・海外配送（スタンダード便） ￥1,500・海外配送（エクスプレス便） ￥2,600・国内配送 ￥690■お買い上げ金額  ￥28,000 未満・海外配送（スタンダード便） ￥2,700・海外配送（エクスプレス便） ￥3,800・国内配送 ￥690 円　送料は、お買い物確定前にチェックアウト画面で確認が可能です。配送状況とお届け予定日はEメールで送信され、ファーフェッチのマイアカウントでも確認ができるようになっています。また、ギフトラッピングは対応不可となりますのでご注意を。一部の販売元で注文した商品は、発送準備が完了する前であればキャンセルが可能です（一部の商品を除く）。ファーフェッチのお得な情報　「ファーフェッチ（FARFETCH）」では、10%OFFになるギフトコードをゲットできるお得なプログラムや、特典の付くロイヤリティも実施中。是非、あわせてチェックを。・お友達紹介プログラム －お友達の初回注文が10%OFF、紹介者には10%OFFのギフトコードをプレゼント・ファーフェッチのメール購読登録 －10%OFFのプロモーションコードをプレゼント詳しくは、ファーフェッチのabout usからチェック✓＜ストリートスタイルのエキスパートに＞　スタイリッシュな相棒コム デ ギャルソン（COMME des GARÇONS）　ストリートスタイルがお好みのメンズに贈る、まず最初のアイテムは「コム デ ギャルソン（COMME des GARÇONS）」のロゴが映える手のひらサイズのポーチ。ミニマムなカードケースとして携帯したり、常備薬や小物を収納するのにもぴったりの、自由な使い方が叶う便利なアイテムです。サイズは約14cm×10cm。Farfetch で購入するジバンシィ（GIVENCHY）　万能選手として活躍する、ブラックのショルダーバッグ。カジュアルな大人のプライベートシーンによく似合う「ジバンシィ（GIVENCHY）」のベルトバッグは、4Gモチーフとロゴプレートがアクセント。インパクトが強すぎないロゴモチーフなので、さまざまなスタイリングに自然に溶け込みます。Farfetch で購入するFarfetch でストリートテイストの贈り物をもっと見る＜エレガントなあの人に＞　長く使ってもらえる、こだわりのタイムレスギフトスマイソン（Smythson）　ビジネスシーンにも活用できる、オンオフ兼用で寄り添うエレガントなギフトアイテム。手帳などのステーショナリーが絶大な支持を得る「スマイソン（Smythson）」の”Panama”ノートは、アイディアやタスク、ダイアリーなど多様な使い方が叶うシンプルなデザインです。筆記具がおしゃれだと、仕事や生活のモチベーションもアップ。Farfetch で購入するサンローラン（SAINT LAURENT）　キーケースを持たないメンズには、「サンローラン（SAINT LAURENT）」のジェントルなキーリングをチョイス。艶やかなレザーと、繊細なYSLプレートがセンシュアルでモードなオーラを放ちます。外出の際必ず手にするものを刷新すると、気持ちも新たに鍵を開けることができそう。Farfetch で購入するデヴィッドヤーマン（David Yurman）　腕時計と重ねても、単体で装備してもクールに輝く「デヴィッドヤーマン（David Yurman）」のオニキスブレスレット。卓越したクラフツマンシップを感じる滑らかなビーズと、モダンでシンプルなデザインはオンオフ問わず愛用できそう。チェーンやレザーのブレスレットとはまた異なる、大人の魅力を放ちます。Farfetch で購入するFarfetch でエレガントな贈り物をもっと見る＜ロゴアイテム＞　トレンド最前線の主役級小物グッチ（GUCCI）　秋冬シーズンに活躍するファッション小物のひとつ、グローブ。「グッチ（GUCCI）」からは、ちらりと覗くイエローロゴがアクセントになった、カジュアルブルゾンにも紳士なコートにもマッチするアイテムをチョイス。ニットとナッパレザーで仕立てたパネルデザインが、ジェントルなオーラを放ちます。Farfetch で購入するフェンディ（FENDI）　今季トレンドのバケットハットは、「フェンディ（FENDI）」のエアリーなパデットデザインで一気にこなれ感を演出。シーズンレスなハットやキャップは、コーディネートのアクセントとして一軍の活躍を見せ、コレクター心もくすぐります。こちらのハットは色違いとキャップの展開もあるので、是非あわせてチェックを。Farfetch で購入するメゾン マルジェラ（Maison Margiela）　カードケースの新調を狙うなら、コアなファンも多い大注目の「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」はいかが？外側にはカードスロットを装備し、用途に合わせ快適な使い心地を叶えます。メインコンパートメントはプレーンな仕様で、お財布としての活用も◎。ジャケットのポケットやバッグにもすっきりと収まります。Farfetch で購入するFarfetch でロゴアイテムをもっと見る＜アイコニックなTシャツ＞　何枚あっても嬉しい、ファッションの定番ジバンシィ（GIVENCHY）　おうち時間にもお出かけにも頼もしい、おしゃれなＴシャツは何枚あっても嬉しいアイテム。「ジバンシィ（GIVENCHY）」のトロンプルイユ（だまし絵）Tシャツは、リングでつなぎ合わせたかのように見える、ブランドの気分が反映されたようなユニークなデザインです。色違いはレッドを展開し、サイズはXXS～XLと幅広く対応しています。Farfetch で購入するサンローラン（SAINT LAURENT）　すっきりとしたシルエットと紳士的なブラックが魅力的な「サンローラン（SAINT LAURENT）」のTシャツ。ロゴをモザイクのようにデザインしたグラフィックで、無地とも大胆なロゴとも違う、新しいムードを楽しんでみてはいかが？XS～XXLと大きなサイズも豊富に展開。Farfetch で購入するバレンシアガ（BALENCIAGA）　世界を代表する仲良しファミリー”The Simpsons”とコラボした、ハッピーなシーズンに相応しい「バレンシアガ（BALENCIAGA）」のTシャツ。キャッチーなデザインアイテムは、ロゴやシンプルなウェアとは一味違う高揚感を味わえます。イエローやブラック、ホワイトとカラーバリエーションも豊富です。サイズは１～５。Farfetch で購入するディースクエアード（DSQUARED2）　「ディースクエアード（DSQUARED2）」からは、定番人気の”Icon”Tシャツをチョイス。一枚でクールなスタイリングを完成させる、すっきりとしたレタリングロゴデザインはシーズンを問わず注目されています。サイズはXS～XXXL、ブラックやカーキ、レッドなど全6色のカラー展開はどれも見逃せません。Farfetch で購入するアレキサンダー・マックイーン（Alexander McQueen）　クールなスカルが並ぶ、「アレキサンダー・マックイーン（Alexander McQueen）」のTシャツ。華奢なタッチで描かれたアート作品のようなグラフィックは、ロックやアヴァンギャルドとはまた異なる、哀愁を感じるような繊細さが大人の印象を放ちます。サイズ展開はXS～XXL。Farfetch で購入するコム デ ギャルソン・シャツ（COMME des GARÇONS SHIRT）　最後にご紹介するのは、お手頃なプライスが嬉しい「コム デ ギャルソン・シャツ（COMME des GARÇONS SHIRT）」のTシャツ。キャッチーで個性的なデザインは、初めてのコラボレーションとなった「カウズ（KAWS）」との作品。本人がコラボのために描き下ろした”CDG”のキャラクターテキストは、特別感溢れる魅惑の表情を見せてくれます。サイズはXS～XLの展開です。Farfetch で購入するFarfetch でTシャツをもっと見る

GUCCI

FENDI

COMME des GARÇONS SHIRT

BALENCIAGA

GIVENCHY

SAINT LAURENT

Smythson

ファーフェッチ（FARFETCH）で見つける、こだわりのブランドアイテム【メンズギフト特集】

マガジンラック　流れるウェイブラインが美しいアール・デコ調のゴールカラーのマガジンラック。普遍的に美しいデザインはどんな空間にもぴったりフィット。ラックとしては勿論、お洒落なインテリアとしても◎。Farfetchで購入するケトル　日常をミニマルに彩る「キントー（KINTO）」のプロダクトから、今回はケトルをピックアップ。キリッとしたブラックカラーのスッキリとしたフォルムはどのキッチンにもスマートにフィットします。コーヒータイムのお供に。SSENSEで購入するティッシュケース　生活時必需品のティッシュですが、もう少し素敵なパッケージなら嬉しいのにな…と思う方も多いのでは？そんな時には「ラビッティ 1969（Rabitti 1969）」のティッシュケース。煉瓦色の上品なブラウンは自社工房の職人たちによるハンドメイド。使い込むほどに経年変化を楽しめる一生物のプロダクトです。MATCHESFASHIONで購入するペンシルセット　ステーショナリーに自分の好きなブランドアイテムを選ぶだけで、仕事時の気分はかなりアップ。打ち合わせでペンを忘れたクライアントにさらっと「トム ブラウン（THOM BROWNE）」のストライプ ペンシルを渡してみれば、そこから話が広がるかも。Farfetchで購入するノートブック　日々のお仕事内容を記録するノートブックは、あなたのアイデアを書き留める仕事において重要なアイテム。「シュプリーム（Supreme）」のブランドロゴが目を引くアイコニックなノートブックは、ブランド同様遊び心溢れる斬新なアイデアをもたらしてくれるはず。Farfetchで購入するボックスセット　瞬く間に書類が溜まるワーキングスペースこそ空間を邪魔しないお洒落な収納アイテムが欲しい！「ヘイ トウキョウ（HAY TOKYO）」の4種類のサイズ違いボックスセットは、絶妙なカラーリングでデスク周りを整えつつスタイリッシュにお部屋をデコレーションしてくれます。Farfetchで購入するスツール　1957年のミラノトリエンナーレで金メダルを受賞した柳宗理のバタフライスツールは歴史に残る名品。今も尚世界中の人々を魅了する美しいデザインチェアは、あなたのクリエイティビティの可能性を引き出してくれるはず。Farfetchで購入するテーブルランプ　ブラス加工されたスチールの土台とプリーツのシェードが頑丈ながらに繊細さを併せ持つ、「ヘイ トウキョウ（HAY TOKYO）」のMatin テーブルランプ。イエローの他にもホワイトやグリーン、臙脂に朱色など幅広いカラー展開で空間を明るく照らします。Farfetchで購入するデスクパッド　「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」からデスクパッドが出ていたなんてご存知でしたか？ワークスペースを一気にスタイリッシュなムードへ格上げするブラックレザーのデスクトップパッドにもアイコニックな4ステッチがあしらわれているのには胸キュンです。MATCHESFASHIONで購入する

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