インサイド

女友達との集まりに持っていきたい、見た目もお洒落でセンスの良いスイーツ　年末年始は、仲の良い女友達と久しぶりに集まって忘年会や新年会を開催することも多いはず。まずはみんなにあげて喜ばれる、見た目も味もテンションの上がる洋菓子と和菓子計5点をご紹介。洋菓子Equalの「フレンチクルーラー」　以前限定販売していたフレンチクルーラーが、2022年10月に復活。パティシエの技術があるからこそ実現できる、ふわっと感とサクッとした歯切れの良さを両立した食感が特徴です。賞味期限は当日中ですが、出来たてはもちろん、冷めても美味しく食べられるのが◎。定番のプレーンの他に、シナモンシュガーやカスタード、チョコなどのフレーバーが登場することも。店舗情報■イコール（Equal）所在地：東京都渋谷区西原2丁目26−16営業時間：11:00〜17:00（売り切れ次第終了）電話番号：03-6407-0885定休日：月、火、水曜日、その他不定休あり（詳細は公式インスタグラムを確認）公式オンラインストア公式インスタグラムPeTit MarBLeの「プティデニッシュ」　環境に配慮した植物由来の食材を使用し、ペストリーシェフが一つずつ手作りして焼き上げたデニッシュ。「プレーン」に加えて、チョコレートと有機ココアパウダーを練り込んだ「ショコラ」、石臼でじっくり挽いた祇園辻利の宇治抹茶と北海道産小豆の小倉あんを織り込んだ「祇園辻利抹茶あん」、秋田県産の善兵衛栗を使った「マロン」の4種類の味のデニッシュが、各1枚ずつ個包装で入っています。店舗情報■プティマーブル by グランマーブル（PeTit MarBLe by GRAND MARBLE）所在地：東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲北口1階 東京ギフトパレット営業時間：平日 9:30〜20:30、土日祝 9:00〜20:30電話番号：03-6206-3737公式サイト公式オンラインストア太陽ノ塔洋菓子店の「タイヨウノカンカン」　ノスタルジアと新しいトレンドが混在する町 大阪・中崎町で、家のような安心感のあるカフェとパティスリーを営む太陽ノ塔の定番商品。レトロなデザインのフラワー柄の缶に、缶の柄とリンクしたフラワー型のココアクッキーをはじめ、メープルやガレット、バター、ココナッツ、レモンメレンゲ、アールグレイなど、10種類のクッキーがアソートで入っています。店舗情報■太陽ノ塔洋菓子店所在地：大阪府大阪市北区中崎1丁目4-19営業時間：10:00〜20:00電話番号：06-6312-4305定休日：火曜日、年末年始公式サイト公式オンラインストア■太陽ノ塔洋菓子店 阪神百貨店所在地：大阪府大阪市北区梅田1丁目13-13 阪神梅田本店地下1階営業時間：10:00〜20:00定休日：阪神百貨店の休業に準ずる和菓子タケノとおはぎの「日替わり7種おはぎセット」　「こしあん」や「つぶあん」などの定番に加えて、四季折々の旬の果物や野菜、スパイスなどを使用した、見た目にも味にも趣向を凝らした7種類のおはぎが楽しめます。保存料不使用のため、賞味期限は当日中。予約は1日50セット限定で、受け取り希望日の1ヶ月前から公式サイトで受け付けています。直営2店舗では、セット以外に個別で1点からの購入も可能です。店舗情報■タケノとおはぎ 世田谷本店所在地：東京都世田谷区用賀3丁目5-6アーニビル1階営業時間：12:00〜18:00（売り切り終了）電話番号：03-6805-6075定休日：月、火曜日公式サイト公式インスタグラム■タケノとおはぎ 学芸大学店所在地：東京都目黒区中町1丁目36-6イトウビル1階営業時間：10:30〜16:00（売り切り終了）定休日：月、火曜日トラヤあんスタンドの「あんペースト」　「こしあん」と「黒砂糖とメープルシロップ」のあんペースト2種の詰め合わせ。こしあんは小豆・砂糖・寒天のみで製造しており、シンプルだからこそ引き立つ小豆の風味やあんの味わいを楽しめます。黒砂糖とメープルシロップは、こしあんに黒砂糖とメープルシロップを加えて煉り上げており、あんの風味に深みある甘さがプラスされたコクのある味わいが特徴の一品です。店舗情報■トラヤあんスタンド北青山店所在地：東京都港区北青山3丁目12−16営業時間：11:00〜19:00電話番号：03-6450-6720定休日：火、水曜、年末年始（2023年12月29日〜2024年1月5日）公式サイト■とらや：公式オンラインストアその他販売店舗トラヤあんスタンド青山一丁目店／新宿店／横浜店、虎屋グループ各店舗など飲み友達とのホームパーティーに持っていきたい、美味しくて気の利いたお酒とおつまみ　続いては、みんなでフードやドリンクを持ち寄ってホームパーティーをやる時にぜひ持っていきたい、酒好きやグルメな人も思わず唸るようなお酒とおつまみ計4点をセレクト。お酒Lambrusco 2022の「Camillo Donati」　イタリアのエミリア・ロマーニャで、有機農法による栽培と伝統的な手法にこだわってワインを造る、カミッロ・ドナーティが手掛けた微発泡の赤ワイン。同地域を代表する「ランブルスコ」の中でも、「ランブルスコ マエストリ」という品種を使用して造られています。豊かな果実味としっかりとした飲みごたえが特徴で、生産者のカミッロ曰く「5年以上熟成させると夢のような味わいになる」とのこと。店舗情報■だだ商店　だだ食堂（インポーター・ヴィナイオータ直営店）所在地：茨城県つくば市流星台56-3営業時間：商店 11:00〜19:00、食堂 11:30〜17:00（L.O）電話番号：029-896-4091定休日：商店は月曜日、食堂は日・月曜日公式サイト公式インスタグラムその他販売店舗一例■eatrip soil所在地：東京都渋谷区神宮前5-10-1 表参道GYRE 4階営業時間：12:00〜19:00（日曜日は12:00〜18:00）電話番号：03-6803-8620定休日：月曜日公式サイト公式インスタグラム■葡萄酒蔵ゆはら：公式オンラインストア■川越角屋酒店：公式オンラインストアCLASE AZULの「クラセアスール・テキーラ・レポサド」　クラセアスール・テキーラ・レポサドは、メキシコ文化と伝統を象徴する一品。原料のブルーアガベをアメリカンオーク樽で8ヶ月熟成させることによって生まれる、ヘーゼルナッツやバニラを感じる独創的な味わいとスムーズな口当たりが特徴のテキーラです。コバルトブルーのフェザーペイントをあしらった陶器のボトルは、メキシコの職人が一つずつ手作業で成形しハンドペイントを施しているそう。■クラセアスール：公式オンラインストアおつまみVIA THE BIOの「チーズ」　チーズの専門商社 ヴィアザビオ（VIA THE BIO）が取り扱うパピヨン社製の「ロックフォール AOP ビオ」。フランス南部・コース地方で羊乳を原料に作られたブルーチーズで、青カビの持つシャープな刺激の中にミルクの甘さや濃さ、コクを感じるバランスの良い味わいが特徴です。Taroさんは「ヴィアザビオが取り扱うチーズはどれも美味しいですが、苦手を好きに変えてくれたブルーチーズは特におすすめしたい一品」とのこと。店舗情報■ラ・マリニエール所在地：茨城県つくば市天久保2-10-1営業時間：水〜木曜 11:00〜17:00、金曜 11:00〜18:00、土曜 11:00〜19:00、日曜 11:00〜17:00電話番号：050-1203-4660定休日：月曜日公式インスタグラム■ヴィアザビオ：公式サイト販売店舗一例■ブラン ア トウキョウ（Blanc à tokyo）所在地：東京都世田谷区豪徳寺1-36-3営業時間：平日 17:00〜24:00（L.O 23:00）、土日祝 15:00〜22:00（L.O 21:00）電話番号：080-1176-2832定休日：月曜日（不定休で火曜日休みもあり）公式インスタグラムŌse DOLCEの「Ōse Tiramisu Hazel」　イタリアンレストランのシェフが緻密に作り上げたレシピから生まれた、「おうせドルチェ（Ōse DOLCE）」のティラミス。濃厚なクリームにフランスのクッキーである「チュイル」をディップして食べる新食感の一品です。「おうせ ティラミス ヘーゼル（Ōse Tiramisu Hazel）」は、イタリア産ヘーゼルナッツペーストの芳醇なコクとマスカルポーネの風味が相性抜群。ヘーゼルの他に、「ラテ（Latte）」（税込4320円）や季節限定の「マロン（Marron）」（税込4644円）などのフレーバーも展開しています。店舗情報■Ōse：公式オンラインストア■Ōse：公式インスタグラム両親や義理の両親へのお礼や挨拶を兼ねて渡したい、きちんと感のある手土産　実家に帰省して久しぶりに両親に会ったり、パートナーの実家を訪問してご挨拶をするといったシチュエーションも多い年末年始。挨拶や日頃の感謝の気持ちを込めて渡せるような、味や見た目が上質できちんと感のあるお酒やお菓子計5点をお届けします。お酒宮崎本店の「宮の雪 純米吟醸 愛山」　愛山は「幻の酒米」「酒米のダイヤモンド」とも言われ、兵庫県の一部地域でしか栽培されていないため、入手困難かつ最も高価な酒米のひとつ。「宮の雪 純米吟醸 愛山」は、愛山ならではの濃醇な米の甘みが感じられる、バランスのとれた上品な旨味とフルーティーな香りを楽しめる日本酒です。店舗情報■宮崎本店：公式オンラインストアその他の販売店舗一例そごう千葉店／京王百貨店 聖蹟桜ヶ丘店Fratelli Elefanntiniの「AIRAVATA」　イタリアで注目を集めるワイナリー「シュン・ミノワ（Shun Minowa）」を手掛ける美濃和駿と、エミリア・ロマーニャを代表するワインの生産者 アンドレア・チェルヴィーニ（Andrea Cervini）がタッグを組んだプロジェクト「フラテッリ・エレファンティーニ（Fratelli Elefantini）」のワイン。バルベーラ品種のブドウを用い、大樽の中で6年間熟成した「アイラーヴァタ（AIRAVATA）」は、アルコール度数が14.5％と高いものの甘みがあり、繊細さとパワフルさが共存した味わいが特徴の赤ワインです。ボトルのラベルは、木版画家の高橋亜弓がデザインを担当。店舗情報■WINE & FOOD YUHARA（インポーター・葡萄酒蔵ゆはらが運営するバー＆ワインショップ）所在地：東京都目黒区平町1-25-23 1階営業時間：月〜金曜 14:00〜19:00、土曜 14:00〜21:00定休日：日曜、祝日公式インスタグラム■葡萄酒蔵ゆはら：公式オンラインストアその他販売店舗一例円山屋今村昇平商店（札幌）／wine shop lulu（東京）／essentia（東京）／タカムラ（大阪）／LIQUID（沖縄）お菓子・おつまみ白 HAKUの「霜かわら」　揚げ昆布を瓦に、砂糖がけを霜に見立てた一品。カリッとした食感に、昆布の出汁や揚げ油の旨味、砂糖の甘みのバランスが絶妙です。お菓子やお店の雰囲気ともマッチしたシックな白い紙製の三角形のパッケージも洒落ていて、賞味期限が常温保存で60日間と長いのも◎。店舗情報■白 HAKU所在地：京都市東山区祇園町南側570-210営業時間：11:00～18:00電話番号：075-532-0910定休日：月曜日、第2火曜日（月曜祝日の場合は営業し、翌火曜が休業）公式サイト公式インスタグラムおいしい御進物逸品会の「宴の華 小缶」　同店の看板商品である「宴の華」。蓮根やかぼちゃ、人参、柿、りんご、オクラ、紫芋などの野菜・果物チップスと、10種類以上のおかき、おせんべい、豆菓子など計21種を贅沢に詰め合わせた一品で、目にも楽しく、一つ一つ違った味や食感が楽しめます。上品なデザインの缶に手作業で丁寧にお菓子を詰めた「小缶」は、見た目も華やかで手土産やギフトにぴったり。店舗情報■おいしい御進物逸品会所在地：東京都台東区柳橋1丁目13−3営業時間：10:00～18:00電話番号：03-3863-4661定休日：土日祝日公式オンラインストア公式インスタグラム紫野和久傳の「れんこん菓子 西湖」　元々は、料亭「和久傳」で料理の締めくくりに提供していたという生菓子。蓮根のでんぷんである蓮粉と上品な甘みの和三盆糖を練り上げ、2枚の笹の葉で一つずつ包み込んでいます。和三盆の優しい甘みと、蓮根のもちもちとした口当たり、笹の香りを楽しめる一品です。消費期限は要冷蔵で3日間のため、遠方に持って行く際は注意が必要。店舗情報■紫野和久傳 大徳寺店（1階 おもたせ／2階 そば料理）所在地：京都市北区紫野雲林院町28営業時間：10:00～15:30／16:30～17:30（1階 おもたせ）電話番号：075-495-6161定休日：木曜日■紫野和久傳：公式オンラインストア／公式インスタグラムその他販売店舗紫野和久傳 堺町店／ジェイアール京都伊勢丹店／はしたて／丸の内店／新宿伊勢丹店／松屋銀座店／玉川高島屋S・C店／松坂屋名古屋店番外編　お菓子やおつまみ、お酒には当てはまらないものの、「これはぜひ手土産としておすすめしたい！」とTaroさんが熱烈に提案してくれた手土産を、番外編としてご紹介。年末年始はもちろん、誕生日プレゼントやちょっとしたお祝い・お返し、自分へのご褒美など、いろんな場面で活躍しそうな2品です。Tamituの「はちみつ」　1912年創業の水谷養蜂園が手掛ける「タミツ（Tamitu）」は、純粋はちみつにハーブやスパイスを調合し、自然の甘味に複雑な奥行きを加えた多様なフレーバーの商品を展開。「美しさ」をテーマにしたダマスクローズのスパイシーなはちみつ、「癒し」をテーマにしたラベンダーとカモミールのはちみつ、「喉」をテーマにしたマヌカと生姜のはちみつなど、求める効果や好みに合わせて選べます。店舗情報■Tamitu所在地：東京都渋谷区神宮前 5-10-1　GYRE B1階営業時間：11:00～20:00電話番号：050-3553-1912定休日：不定休（CIBONEに準ずる）公式サイト＆オンラインストア公式インスタグラム長屋の「長屋調味料セット」　同店の人気調味料「紬醤油麹」と「紬塩麹」を竹籠に入れたギフト用の一品。紬醤油麹は、普段の醤油の代わりにこれを使うだけで、麹のもつ自然な甘みと旨味成分のアミノ酸「グルタミン」が料理を簡単に格上げしてくれます。グルタミンには消化機能のサポートや免疫力アップなどにも効果があるとされており、腸内環境改善にも◎。マイルドでかどのない塩味と麹の甘みが特徴の紬塩麹には、酵素力が強いオリゼ菌を使用。麹菌や酵素の働きを手軽に取り入れられる発酵食品で、魚や肉、米をより美味しく仕上げてくれる調味料です。店舗情報■長屋：公式サイト＆オンラインストア／公式インスタグラムその他取り扱い店舗■LOCUL所在地：東京都渋谷区神宮前4丁目30-3 東急プラザ表参道原宿 5階営業時間：11:00〜20:00（SHOP & POPUP）電話番号：03-6804-3944■二子玉川 蔦屋家電期間：2023年12月1日（金）〜2024年1月11日（木）所在地：東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズS.C. テラスマーケット営業時間：1〜2階 家電売場 9:30〜21:00、1〜2階 BOOK売場 9:30〜10:30電話番号：03-5491-8550

Food

センスが良くて人と差がつく、年末年始におすすめのシチュエーション別手土産16選

“果実や花の最も美しい瞬間”を表現したインスタレーションと和菓子　「Grand Seiko 果実と花の和菓子屋 とき」は、「ときを食（は）む和菓子。」をテーマに、ブランドフィロソフィーの「THE NATURE OF TIME」に基づき、日本の四季や自然からインスピレーションを受け、時の移ろいを味わう和菓子屋として、昨年10月に初開催。今年も昨年に引き続き、フードエッセイストやフードディレクターとして活動する平野紗季子さんをクリエイティブディレクターに迎え、店舗や菓子のパッケージなどのアートディレクションは、アートディレクターの田部井美奈さんが手掛けました。　会場は、フローリストの越智康貴さんと設計事務所「ダイケイ・ミルズ（DAIKEI MILLS）」が、「光と風の花畑」をテーマにデザイン。日本茶室をイメージした入り口をくぐりぬけた先には秋の草花や枝・実などを使用した“浮遊する花畑”が天井に広がり、瑞々しく洗練された空間に一瞬一瞬で表情の変わる光や風を感じることのできるインスタレーションが展開されています。　店内では、朝、昼、夕、夜の4種類の「とき」をテーマに、1日の中のある時間だけに現れる風景や味わいを表現した和菓子を提供。和菓子の開発は、「パティスリー アサコ イワヤナギ（PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI）」のシェフパティシエール 岩柳麻子さんと、「ファロ（FARO）」のシェフパティシエ 加藤峰子さんが担当しました。加藤さんは秋の薄明（早朝）を表現した「マスカットの草露錦玉」（1500円）と、小夜中（夜）をイメージしたという「金木犀と烏龍茶の琥珀羹」（2000円）の2種類、岩柳さんは、秋の穏やかな白日（昼）から着想した「秋風の吹寄」（3500円）と夕映（夕方）をイメージした「無花果のパルフェ ジャポネ ア アンポルテ」（2500円）の2種類を用意します。　期間中、「とき」をテーマにした4種類の和菓子に加え、11月3日には、昨年も参加した「御菓子丸」の杉山早陽子さん、11月4日には、茶寮「菓子屋ここのつ」の溝口実穂さんによる和菓子が、各50個の数量限定で登場！杉山さんは、蝶が花へと舞い降り、花の蜜を吸ってまた飛び立つ1分間のシークエンスをイメージした「一分｜琥珀糖-蝶が花の蜜を吸う-​」（2500円）を、溝口さんは、24時間という限りある時間に命を宿した、雲を食むような食感の菓子「一日｜栗と和薔薇の水もち」（2000円／いずれも税込）を手掛けました。佐々木希と佐野勇斗にインタビュー─イベント会場に来場してみていかがでしたか？佐々木希（以下、佐々木）：日本の茶室のように、入口が低いのですが、だからこそ、入った瞬間の天井に広がる花畑のインスタレーションに感動しました。入口や暖簾など和の要素をモダンに表現されていてとても素敵でした。外観だけを見ても、中がどのようになっているのか分からないし、時間によって全く異なる表情を見せる空間になっているので、ぜひ多くの方に足を運んでいただき、この瞬間を楽しんで欲しいです。─お花のインスタレーションはいかがでしたか？佐々木：壁の代わりに暖簾がかけられているので、外の爽やかな光や風が入ってきてお花を揺らす様子に自然を感じ、気持ち良かったです。お花の動きや鏡に映る光の反射からは、まさに「とき」が感じられました。朝や夕方、夜など、時間帯によって見え方が変わると思うので、色々な時間帯に来たいですね。─和菓子を実際に食べてみていかがでしたか？佐々木：私は、岩柳さんが手掛けた無花果のパルフェをいただきました。キャラメルチョコレートガナッシュが表面に張られていて、パリッと割る瞬間のワクワク感や、食べ進むにつれて新しい味に出会えるのが楽しかったです。無花果のフレッシュな味わいにチョコレートのビターさ、山椒のスパイシーさなどが加わっているので、大人が楽しめる和のパフェだと思います。誰にも邪魔されず、1人の時間に食べたい、至福の味わいでした。─「和菓子屋 とき」にちなんで、時間に関する質問です。もし時を戻せるなら、いつに戻りたいですか？佐々木：お花のインスタレーションを見て思い出したのが、幼少期に道端で花を見つけて「お母さんにプレゼントしたい」と思った記憶です。なので、幼少期に戻って母に花をプレゼントしたいです。それと合わせて、子どもの頃は、和菓子の良さがわかっていなかったので、母が和菓子を食べているのを見て「どうして（洋菓子じゃなくて）和菓子を選ぶんだろう」と疑問があったんです。大人になった今は、和菓子のおいしさを実感しているので、今、子どもに戻って母と一緒に和菓子を楽しみたいですね。─グランドセイコーのイメージは？佐野勇斗（以下、佐野）：誰もが知る、大人の時計ブランドというイメージがあります。今回のインスタレーションや会場のデザインからも、ブランドが持つ日本らしい和風のデザインと、お花と鏡を組み合わせた斬新なインスタレーションから、洗練されたグランドセイコーならではの雰囲気が感じられました。─和菓子を実際に食べてみて、いかがでしたか？佐野：今日は、「秋風の吹寄」をいただきました。柚子や白味噌などの和の要素がクッキーに閉じ込められていて、和と洋をミックスしたスタイルが感じられました。他にも、和栗や金木犀など、秋の要素がたくさん散りばめられていて、見た目と味の両方から秋が感じられる一品でした。─「和菓子屋 とき」にちなんで、時間に関する質問です。もし時を戻せるなら、いつに戻りたいですか？佐野：基本的には、過去より未来について考えることが多いのですが、1つだけ、小学校時代にダンスを習わなかったことをずっと後悔していて。ダンスのレッスン場に母親に連れて行かれた時に「やりたくない」と答えてしまったので、時を戻して、その言葉を撤回したいですね。あの頃はまさか、大人になってダンス＆ボーカルユニットのメンバーとして活動するなんて夢にも思っていなかったです...（笑）。来場ゲスト　会場には、モデルのSHIHOさんや、デザイナーのTOMO KOIZUMIさん、小説家の川上未映子さんも来場。インスタレーションや和菓子とともに、「Grand Seiko 果実と花の和菓子屋 とき」ならではの世界観を堪能しました。

Lifestyle

佐々木希と佐野勇斗がグランドセイコーの“まぼろしの和菓子屋”に来店　テーマは「果実と花」

「Grand Seiko 和菓子屋 とき」とは？　「Grand Seiko 和菓子屋 とき」は「時を食（は）む。」をコンセプトに掲げ、クリエイティブディレクターにはフードエッセイスト・フードディレクターの平野紗季子さんを起用。和菓子店「御菓子丸」の杉山早陽子さんによる、山葡萄の寒天と口の中でまろやかな酸味と共に一瞬で消失するカルダモンやレモンバーベナの風味を忍ばせたヨーグルトの二層の生菓子「一瞬」（2個入り2000円）、陽の出の様子をグラデーションで表現し、檜とミントから、檸檬と黒文字、パッションフルーツとフランボワーズへ変化していく琥珀糖「一分」（5本入り2500円）と、茶寮「菓子屋ここのつ」の溝口実穂さんによる、鶏卵の卵白など厳選された素材と職人の手仕事によって、ふわふわとした雲を食むような食感を製造から24時間限定の限られた時間でのみ体験できる水もち「一日」（2種セット2000円）、約1週間で枯れると言われる薔薇の美しさから着想を得て、無農薬の和薔薇をふんだんに使い、石垣島のレモングラスの澄んだ風味が特徴のゼリー「一週間」（3種セット2500円）の4種の和菓子を販売しています。　また、特別限定菓子として、10月8日に20セット限定で販売する金工家の中村友美さんの作り出した経年変化する器に丹波栗と山栗の羊羹を組み合わせた「永遠」（5万5000円）、9日に13セット限定で販売するデッドストックの日本製ガラス茶器と、熊本の熟成栗・美玖里を用いて粒餡と炊いた自家製の栗餡による最中のセットの「技巧」（1万5000円／すべて税込）も用意しています。　店舗や和菓子のパッケージなど全体のアートディレクションは、アートディレクター・グラフィックデザイナーの田部井美奈さんが担当。テイクアウト販売のみで、全日程の14時から16時までの来場には事前予約が必要となります。来場予約は、グランドセイコーの公式LINEから受け付けていますが、現時点では満席。予約をしていない人を対象に毎日14時から会場入口で先着順に整理券を配布し、入場可能な枠も設けられています（※配布数には限りがあります）。時の移ろいが感じられるインスタレーション　会場入り口にはイベントのロゴを配した暖簾があり、暖簾をくぐると「Grand Seiko 和菓子屋 とき」のステートメントを記した垂れ幕がかかっています。そしてその奥に展開されている障子で囲われた一室を使ったインスタレーションは、自然や季節の移ろいから時の本質に迫ろうとする匠の姿による日本独自の美意識と精神性を表現したブランドフィロソフィー「THE NATURE OF TIME」から着想。時計をイメージした円形のオブジェクトにはここでしか購入できない4つの和菓子が展示されていますが、ただ並べているだけではありません。じっと目を凝らしていると、水の波紋が浮かび上がってくるのです！これは、日本の四季や自然にインスピレーションを受けたものだそうで、時を刻む一秒一秒の精度を追求し続けてきたグランドセイコーらしい表現と言えるでしょう。トリンドル玲奈さんも時のうつろいを味わうよう、インスタレーションに釘付けでした。　帯状のオブジェでは、4つの和菓子を「一瞬」「一分」「一日」「一週間」と時の長さで順番に並べ、帯自体のグラデーションで自然の中での時の移ろいを表現。また、会場ではグランドセイコーの「エレガンスコレクション（Elegance Collection）」から、手元を美しく見せるための大きなアーチを描くフォルムが特徴で、ガラスサイドのアーチにダイヤモンドを大胆にあしらいダイヤルカラーが深紫（こむらさき）色の「STGF345」と、淡藤（あわふじ）色の「STGF349」を展示しています。トリンドル玲奈さんにイベントや和菓子、「時間」についてインタビューQ1.イベント会場に来場してみていかがでしたか？　時間の流れがすごくゆっくりで、一瞬一瞬を味わえるような素敵な空間だと思いました。「時を食む」というコンセプトや、一つ一つのお菓子の説明を聞くと一瞬一瞬が贅沢に感じられ、色々なことを思い出したり、考えたりできる気がして凄く良いなと思いました。Q2.和菓子を実際に食べてみていかがでしたか？　「一分」を食べたのですが、凄く美味しかったです。 今までにない食感で、食べ進めていくうちに少しずつ味が変わっていくので時の移ろいを感じられて贅沢な時間でした。「一日」にはシナモンを使っているらしいのですが、平野紗季子さんに「琉球シナモンは色っぽい」と説明していただいて、私も前からシナモンやスパイスに色っぽさがあるなと感じていたのですごく共感して。是非色っぽさがある「一日」を食べてみたいなと思っています。Q3.「和菓子屋 とき」にちなんで、時間に関する質問です。トリンドル玲奈さんが1日の中で一番好きな時間帯は？　朝、猫に起こされるんです。肉球で頬をポンっと押されて（笑）。「まだ起きれない」と目を閉じると、何度も起こしにくるんです。その時間が愛おしくて、ポンっと押されたいためにわざと起きないようにしているくらい（笑）。夏は5時半くらいで、冬は寒いのが苦手なのか布団からあまり出てこなくて、起こしに来るのは7時くらい。癒しから始まる朝の時間が一番好きです。

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