インサイド

今日の1番さん：女性（アパレル関係）ー店舗には何時頃来たんですか？　10時に入店順を決める抽選が行われると聞いたので、余裕を持って9時半過ぎに来ました。並びながらオンラインストアもチェックしていましたが、そちらは瞬殺で買えませんでした。ー今回のコラボにはいつから注目していたんですか？　発表されたときです。ファッションメディアなどで取り上げられているのをみた時にビビッときて、買おうと思っていました。ーご購入された商品は？　小さいバッグとロングコートです。元々はバッグとシューズを狙っていたんですが、実物を見たらロングコートがとても可愛かったので方針転換しました（笑）。ーちなみに総額いくらでしたか？　20万円くらいです。ロングコートが16万円ほどだったので、当初の予定をオーバーしてしまいました。ーセシリー バンセンのアイテムは購入したことがありますか？　今回が初めてです。今後はしっかりとチェックしたいですね。ー今日のファッションのポイントは？　急に暖かくなったので、軽装で来ました。アウターは「エムエーエスユー（MASU）」、インナーは「マリーンセル（Marine Serre）」、ボトムスは確か「シティショップ（CITYSHOP）」のオリジナルアイテムだったと思います。バッグは「バレンシアガ（BALENCIAGA）」です。ー好きなブランドは？　色々ですね。メンズを着たりもします。中でもエムエーエスユーは好きで、今着ている服のほかにも「ケーキバッグ」をなどを持っています。ー今、他に狙っているアイテムはありますか？　2025年秋冬コレクションで発表された、ザ・ノース・フェイスとセシリー バンセンのコラボリュックが、可愛くて大きさもちょうど良さそうだったので狙っています。ー既に次の秋冬シーズンを見据えているんですね（笑）。この後のご予定は？　今日はたまたま仕事が休みだったので、帰って購入品を眺めます。ーご協力ありがとうございました！

CECILIE BAHNSEN

THE NORTH FACE

Fashion

『今日の1番さん：ザ・ノース・フェイス × セシリー バンセン編』総額20万円以上使った女性にインタビュー

幻想と現実を行き交い、見る者にノイズを与えるコレクション　最初に解説するコレクションは、2023年秋冬コレクションだ。透け感のある素材、パフスリーブ、バルーンシルエット、クリーンな白、登場するルックの要素一つ一つに注目すれば、ブランドの象徴がいくつも詰め込まれた「セシリー バンセン」ならではのデザインと言えるだろう。だが、幻想世界のバランスを崩す“歪さ”が甘さとは違った感覚をもたらしている。 　肌が透けるシアー素材とスレンダーなシルエット、同じく薄手の素材を使ったメルヘンなミニドレスを見れば、これまで見せてくれた特徴と変わりはない。だが、鮮烈なイエローはガーリーではなくスポーティを彷彿とさせるほか、足元には「アシックス」のスニーカーを合わせ、幻想と現実の狭間を行き交うスタイルに昇華している。　素材の表面に注目すると、不規則な凹凸が表れていることがわかる。もしスムースな表面の生地を使えば、クリーンなムードが前面に押し出され、ピュアなフェミニンルックが完成したはずだ。しかし、「セシリー バンセン」は王道には乗らない。　ブラックドレスのルックも、服の造形だけを見ればエレガント。大きなパフスリーブとバルーンシルエットのスカート部分は、「セシリー バンセン」のフェミニンな美しさを象徴する要素だ。しかし、またも素材が甘さや可憐さを遠ざけた。表面には波打つ模様がうっすらと浮かんだほか、スカート部分はドレープが不規則に寄せられ、怪しく艶やかな光沢を放つ。　同じく黒い生地を使用したコートルックは怪しい光沢を放つ一方、バスト部分はデコラティブに作り込まれ、コートの下から覗くオーガンジー素材が、ドレッシーなイメージに引っ張っていく。 　青い布地のルックは、クロード・モネ（Claude Monet）の名画『睡蓮』を思わせる色彩と素材の表情だが、美しさより不安定さが先立つのは気のせいだろうか。細いストラップに支えられたミニドレスは、儚く朽ちていくようにさえ見えてくる。　それはホワイトドレスにも言えることだ。純潔の白が崩れ落ちる。だが、そんな芸術性を感じさせたかと思えば、足元に視線を移すと、白いソックスとスニーカーが視界に飛び込み、現実へ引き戻される。　なぜ、バンセンは素直に甘い服に仕上げないのだろうか。見る者を空想の世界へ案内したいのか、それとも現実にとどめたいのか。いったい、バンセンはどうしたいのだ。疑問が次々と浮かび上がり、怒りに似た感情さえ滲んでくるほどである。 　ショーの終盤には、素材の装飾性がさらにパワーアップ。フォルムの抽象性も増し、服というよりも布の造形と表する方が近い。　奇妙で不思議なフォルムを、「セシリー バンセン」はピンクとレッドで仕立て、決してシンプルに「かわいい」とは言わせない。そして足元にはスニーカーをチョイスし、完全完璧なアヴァンギャルドの世界には引き込まない。　2023年秋冬コレクションを見ていると、一つのブランド名が浮かんできた。「コム デ ギャルソン（COMME des GARÇONS）」である。ただし、それは1990年代後半から2000年代前半にかけての「コム デ ギャルソン」だ。　現在の「コム デ ギャルソン」はダイナミックな抽象造形を発表しており、ファッションとは違った概念の創作物を生み出す迫力に満ちている。一方、1990年代後半から2000年代前半にかけての「コム デ ギャルソン」は、ジャケットやパンツといった、モデルの着用しているものが既存の服をベースにしながら前衛的な姿勢で作られていることが、明確にわかるデザインだった。まさに今回の「セシリー バンセン」と同様、幻想と現実の狭間を行き交うコレクションである。　デザイナーのバンセンは、「学生時代に『コム デ ギャルソン』のショー画像を見てファッションに恋をした」と述べている。彼女が製作する服は「かわいい」と形容したくなる要素がふんだんに使われているが、素材の表面に不規則な凹凸を作り出したり、靴には現実的なスニーカーを用いたりと、コレクションを見る者にノイズを残している。　「セシリー バンセン」がそうであるように、現在のモードシーンには「エレガント」、「ミニマリズム」と言った具合に一言で表現することが難しいファッションが登場している。　「調和をとって統一を図ったファッションでは、新鮮さに欠ける」　そんな新感覚の人々のための服が、「セシリー バンセン」と言えるだろう。「調和」の取れたルックで「不調和」を持ち込む　2024年秋冬コレクションでは黒が主役になり、2023年秋冬コレクションで披露された装飾性がレベルアップ。潜んでいた辛さが露わになっていく。　ステンカラーコートがベースになったアウターは、一目でわかる異形が作られている。生地の表面を覆うのは花をかたどった大量のモチーフ。花の数が一輪、もしくは少数ならきっと心地よいアクセントになっただろう。だが、花々は規則正しく一列に並び、コートの身頃を覆い尽くす。そして黒という光を飲み込む色がフラワーモチーフの甘さを完全に吸収し、不気味さを訴えている。　上のステンカラーコートでは、黒い花々が入り乱れて飾り付けられ、左右の両袖まで侵食している。　ドールライクなミニドレスにワークジャケットを組み合わせて、またもイメージを一つに固定しない、「セシリー バンセン」得意の手法。リアルベースのアイテムに花モチーフを取り付けることで、服の持つリアリティを弱めている。　ファッションは文脈的な側面が強い。ある一人のデザイナーが発表したデザインを、別のデザイナーが違った解釈で生まれ変わらせ、スタイルが発展していく。その繰り返しが、服の歴史とも言える。「セシリー バンセン」は文脈的なデザインを、一つのコレクションの中で見せていると言えるだろう。　ショーの中盤以降では、ブランドの象徴であるピュアなホワイトルックが次々と登場してきた。 　白、薄く透ける儚い素材、優雅に広がるシルエット、妖精的な幻想世界、このブランドの象徴が表現されたルックである。ここには先ほどの黒い服のような不調和は見られない。だが、コレクション全体で見れば、このホワイトルックも不調和の象徴と言える。　ショー冒頭から登場していたのは、黒い生地を中心にした不気味な装飾性を持ったルック。しかし、シューの中盤で純度100％の白いピュアルックが挟み込まれ、突如コレクションのリズムは不気味さから可憐さへ転調する。すなわち、バンセンは調和の取れたルックで、コレクションに不調和を持ち込んだということである。　フィナーレが近づくと、ここで新たなイメージが投入される。それは、「アシックス」との初コラボレーションで表現した近未来感である。　バレエダンサーの衣装を豊富させる丈の短さと、横に広がるシルエットのミニドレスを、メタリカルな煌めきの素材で仕上げ、芸術的な表情を披露するが、服の表面には枯れ葉が混じり合ったように茶色のモチーフが点在している。　退廃の近未来ルックの次に現れたのは、またも文脈デザインだ。ここまで何度か発表されたステンカラーコートをベースにしたデザインが再びランウェイを歩く。今度は生地の色を黒からベージュに変更し、よりベーシックウェアの原型に近づけた。　そしてメタルな花モチーフが、生地から捲れるようにしてコートの表面をデコラティブに演出する。可愛らしさの象徴である花が、コレクションを一定の感覚に留まらせることを許さない。　ここまで見ると、「調和させないこと」こそが「セシリー バンセン」の中核だと感じられるのではないだろうか。コペンハーゲンから発信されるピュアな白い服は、痺れるテイストを隠し持っている。「ザ・ノース・フェイス」とのコラボも、敬愛する「コム デ ギャルソン」との共通点　最初に「毒」という過激な言葉を用いてしまったが、「セシリー バンセン」の真の姿を語るために最もふさわしい言葉だったため、ご容赦いただきたい。　服を見た時、「かわいい」「かっこいい」とポジティブな感情に満たされるデザインはきっと正しい。ポジティブな感情を感じるから、その服が着たくなり、欲しくなる。ただ、それとは別の感情を引き起こすのが、「セシリー バンセン」をはじめとする調和を壊すデザインである。　統一感のない要素が混じり合うために、「かっこいい」や「かわいい」と断言できない不思議な感情が芽生える。けれど、その澱（よど）みに痺れてしまう。「セシリー バンセン」には癖になる魅力がある。　2025年春夏コレクションでは、アウトドアという新たな一面を披露。甘さよりも逞しさが前面に押し出されていた。 　「ザ・ノース・フェイス（THE NORTH FACE）」とのコラボレーションでは、バンセンは「アシックス」に続いてブランドイメージを定住させないデザインを発表した。次から次へと変化を恐れずコレクションを発展させていく姿勢は、彼女が敬愛する「コム デ ギャルソン」に通じるものがある。　もしかしたら数年後、「セシリー バンセン」は、今では想像もできない姿になっているかもしれない。未知の姿を探究するその姿勢は、好奇心に満ちた少年のようだ。

「セシリー バンセン」ピュアな世界にひっそり潜む、魅惑的で痺れる毒

D-LAB（阪急うめだ本店）阪急うめだ本店3階の自主編集売り場。「マリーン・セル」などの最旬モードブランドから「フォトコピュー」など業界人が注目するアップカミングブランドまで、ホットな国内外のブランドを幅広いテイストでラインナップしている。2023年売れたブランド：ガニー（GANNI）　コペンハーゲンを拠点に2009年にデビューしたガニーは、伝統的なスカンジナビアのスタイルにとらわれないエフォートレスでプレイフルなスタイルを発信。 エフォートレスなデザインと「RESPONSIBILITY（地球環境や社会問題への責任）」を意識した洋服づくりが、世界中で注目を集めている。＞＞「ガニー（GANNI）」2023年秋冬コレクション2024年注目のブランド：オープンワイワイ（OPEN YY）　2020年春夏シーズンにデビューしたJi-YoungとBo-YoungのKim姉妹が立ち上げた韓国・ソウルを拠点とする新鋭ブランド。「クールな個性」「ニューウーマン」「カジュアルシック」をコンセプトに掲げ、定番とされるシルエットを徹底的に見直し、個性あふれるデザインで新たなウィメンズウェアを提案している。アディッション アデライデ「アデライデ」の姉妹店で、2002年に東京・表参道にオープン。「希少価値の追求、アートとの融合、ユニセックスとユーティリティ」をキーワードに、新しいムーブメントを作る独創的なブランドを提案し続けている。2023年売れたブランド：フェティコ（FETICO）　デザイナーの舟山瑛美が2020年に設立したウィメンズブランド。インスピレーション源は⼥性の造形美を強調する古典的なスタイル。その美意識や⾝体観を独⾃の視点で再構築し、相反する要素を重ね合わせながらユニークで新しい⼥性の姿をデザインしている。フェティコのコレクションは⽇本国内の繊維産地や職⼈との取り組みで丁寧に⽣産。時を経て美しいヴィンテージウェアとして愛されるようなデザインや物作りを⼼がけているという。＞＞「フェティコ」2023年秋冬コレクション2024年注目のブランド：クレージュ（Courrèges）　1961年にアンドレ・クレージュが自身の名を冠したブランドとして設立。ミニスカートやパンタロンなど革新的なデザインで名を馳せ、地位を確立した。2020年からは「バレンシアガ（BALENCIAGA）」や「ディオール（DIOR）」「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」で経験を積んだベルギー出身のデザイナー、ニコラス・デ・フェリーチェ（Nicolas Di Felice）がアーティスティックディレクターに就任し、ブランドのDNAに新たな風を吹き込み続けている。本企画では「2023年売れたブランド」にGR8が、同じく「2024年注目のブランド」にリステアが選出している。＞＞「クレージュ」2024年春夏コレクションリステア2007年にフラッグシップストアを六本木・東京ミッドタウンにオープン。ブラックの巨大なコンテナをイメージしたミステリアスな外観デザインが特徴で、3フロア構成の店内ではメンズからウィメンズ、コスメ、アートまでエッジの効いたコレクションを幅広くラインナップ。近年はライフスタイル領域にも力を入れている。2023年売れたブランド：サカイ（sacai）　阿部千登勢が手掛けるサカイは、「日常の上に成り立つデザイン」をコンセプトに、スタンダードなものを大切にしながら、エレガントな要素を加え、またクラシックなアイテムにひねりを加えることで「ニュースタンダード」を表現。常に新鮮なアイデアや工夫を凝らしたデザインが魅力で、幅広い層のファンを持つ、まさに日本を代表するブランド。リステアは本企画のメンズ編でも「2023年売れたブランド」に選出している。＞＞「サカイ」2023年秋冬ウィメンズコレクション2024年注目のブランド：クレージュ（Courrèges）　クレージュは1961年に設立。「パンタロンルック」「ミニルック」「ボディータイツ」といった代表作で女性の解放を推し進めたことでも知られる。これまでの革新を進めてきたブランドをさらに更新し続けるべく、2020年からは「バレンシアガ（BALENCIAGA）」や「ディオール（DIOR）」「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」で経歴を積んだニコラス・デ・フェリーチェ（Nicolas Di Felice）がアーティスティックディレクターを務めている。ブランドのDNAやヘリテージを大切にしながら、ロマンチックな要素や若々しさを加えた新しい世界観がZ世代のファンを中心に急速に支持が拡大。なお、リステアは特集記事「2023年秋冬注目のブランド」でもクレージュを選んでいたほか、本企画では「2023年売れたブランド」にGR8が、同じく「2024年注目のブランド」にアディッション アデライデが選出しており、注目度の高さがうかがえる。＞＞「クレージュ」2024年春夏コレクションミッドウエスト1976年創業。東京、名古屋、大阪の3つのエリアに店舗を出店し、世界的コレクションブランドからデザイナーズブランドまで幅広くラインナップしている。2023年売れたブランド：ヨウヘイオオノ（YOHEI OHNO）　デザイナーの大野陽平が2014年に設立。大野は文化服装学園でパターンカッティング・ソーイングの基礎を習得し、その後イギリスに留学。ノッティンガム・トレント大学でファッションを学び、卒業コレクションをロンドン卒業コレクションで発表した。2015年秋冬コレクションで本格デビューし、2017年秋冬シーズンの東京コレクションでランウェイを披露。同年、東京ファッションアワードを受賞した。伝統的な洋服のルールに縛られない自由な発想から生まれるデザインが強みで、アートや建築、工業デザインなどからインスパイアされたアーティスティックで構築的なシルエットと、ユーモアあふれるディテールへのアプローチに定評がある。＞＞「ヨウヘイオオノ」2023年秋冬コレクション2024年注目のブランド：アキコアオキ（AKIKOAOKI）　デザイナー青木明子が2015年春夏シーズンに設立。青木はセントラル・セント・マーチンズ （Central Saint Martins）でファッションを学び、ファッションデザイナーである山縣良和が設立した「ここのがっこう」のアドバンスコースに所属。その後「ミキオサカベ（MIKIOSAKABE）」の坂部三樹郎に師事した。「東京ニューエイジ」で初のコレクションを発表し、2018年には「LVMHプライズ」のセミファイナルに選出。同年、「毎日ファッション大賞」を受賞した。＞＞「アキコアオキ」2024年春夏コレクションスーパー エー マーケットトゥモローランドが運営するセレクトショップ。独自の価値観と美意識、時代感をもって、デザインや品質にこだわった商品を世界中から幅広く選定し提案している。2011年2月に1号店としてオープンした青山店のほか、ニュウマン新宿にも店舗を出店。2023年売れたブランド：セシリー バンセン（Cecilie Bahnsen）　デザイナーのセシリー・バンセンが、デンマーク・コペンハーゲンを拠点に2015年にスタート。クチュールの要素を取り入れた、大人が着られるフェミニンなドレスが人気を集めている。2017年に第4回「LVMH Young Fashion Designers Prize（LVMHプライズ）」のファイナリスト8人に選出。2018年には「アンダム ファッション アワード（ANDAM fashion award）」グランドプライズのファイナリストの4人に選ばれた。「マッキントッシュ（MACKINTOSH）」や「チャールズ＆キース（CHARLES ＆ KEITH）」とのコラボアイテムも発表している。2024年注目のブランド：リア・ボバーグ（Lea Boberg）　デンマーク出身のリア・ボバーグが手掛けるブランドで、2022年秋冬コレクションでデビュー。ロンドン郊外にアトリエを構え、大量生産はせず受注生産のビジネスを展開している。デザイナーのリアは大学でウィメンズウェアのデザインを学び、2017年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでウィメンズファッションの博士号を取得。その後、ロンドンの「ケイスリー ヘイフォード（Casely-Hayford）」でテーラリングデザイナー兼パタンナーを現在も務めている。エイチ ビューティー＆ユースユナイテッドアローズが展開する「ビューティー＆ユース ユナイテッドアローズ（BEAUTY＆YOUTH UNITED ARROWS）」のコンセプトストアで、2016年4月に南青山にオープン。コンセプトは「City Man and Woman」。「東京大人のクールな服」をテーマに掲げ、ハイエンドなスポーツ・カジュアルを軸にアイテムを提案している。2023年売れたブランド：バウト（BOWTE）　バウトは「ドゥロワー（DRAWER）」などで経験を積んだデザイナーの靱江千草が立ち上げ、2023年春夏コレクションでデビュー。幼少期に抱いたモノ作りへの想いや、刺激を受けた音楽、アート、カルチャーなどを着想源に、テイラーメイドの技術と日本製のファブリックを用いたニュースタンダードなアイテムを提案している。エイチ ビューティー＆ユースは特集記事「2023年秋冬注目ブランド」でもバウトを選出した。＞＞「バウト」2023年秋冬コレクション2024年注目のブランド：ステラ ノヴァ（STELLA NOVA）　2002年にデザイナー兼クリエイティブディレクターのTrine Skollerがスタートしたデンマーク・コペンハーゲン発のブランド。トレンドを程よく取り入れた、北欧らしいプリント柄ポップなデザインが人気を集めている。インターナショナルギャラリー ビームス1981年に「ビームス（BEAMS）」からデビューし、2005年にウィメンズが加わった。国内外の期待のインディペンデントから、ハイエンドなデザイナーズまで、幅広いイメージのファッションを提案している。2023年売れたブランド：アキラナカ（AKIRANAKA）　デザイナーはアントワープ王立芸術アカデミー出身の中章（なか・あきら）。 「attitudeを纏う」をコンセプトに、特別な高揚感や体験を得られるクチュール感のある服づくりを目指しており、ハンドニットの技術を掛け合わせた高い技術を要するクチュールライクなニットが高く評価されている。＞＞「アキラナカ」2024年春夏コレクション2024年注目のブランド：セッチュウ（SETCHU）　20代からイギリスのサヴィルロウでテーラリングを学び、セントラル・セント・マーチンズ （Central Saint Martins）を卒業後、トップメゾンやYe（カニエ・ウェスト）のオフィスなどで経験を積んだ日本人の桑田悟史氏がミラノを拠点に設立。2021年春夏シーズンにデビューし、2023年にはLVMHプライズでグランプリを獲得した。ブランド名は、主に建築における和と洋の融合を表す日本語の「和洋折衷」に由来。文字通り「折衷」を信条とし、2つの文化をミックスすることにより新たなクリエイションを生み出している。インターナショナル ギャラリー ビームスでは「2022年に売れたブランド」のメンズ編でも選出。＞＞「セッチュウ」2024年春夏コレクションGR8世界各地の人気ブランドや気鋭のレーベルを取り扱い、多くのクリエイター、デザイナーとも親交の深い東京・原宿のセレクトショップ。Ye（カニエ・ウェスト）やリアーナをはじめとする海外セレブリティからの支持も厚い。2023年売れたブランド：クレージュ（Courrèges）　1961年にアンドレ・クレージュによって創業。パンタロンルックやミニルックなど、当時のウィメンズウェアとして革新的な代表作を発表し、多くの人に影響を与えた。現在のアーティスティック・ディレクターは「バレンシアガ（BALENCIAGA）」や「ディオール（DIOR）」「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」で経歴を積んだニコラス・デ・フェリーチェ（Nicolas Di Felice）。クレージュの象徴的なスタイルを受け継ぎながらも、ニコラスの新しい解釈で現代に寄り添った洗練されたウェアを発信している。本企画では「2024年注目のブランド」でアディッション アデライデとリステアが選出。＞＞「クレージュ」2023年秋冬コレクション2024年注目のブランド：Masha Popova　ウクライナ出身でロンドンを拠点に活動するデザイナー、Masha Popovaによる同名のブランド。デニムを基調としたサイケデリックでボディコンシャスなルックで、ロンドンでも独自の位置を築いている。環境に配慮した工程で制作し、単なるデザインだけでなく政治的なメッセージを込めたコレクションを発表している。＞＞「Masha Popova」2024年春夏コレクション

クレージュが席巻、日本人デザイナーにも注目

【ウィメンズ】高感度ショップで2023年売れたブランド＆2024年注目のブランド

ブランドらしさと相反する「アシックス」コラボに込めた思い─まずは、今回アシックスとのコラボに至った経緯を教えてください。　1年半ほど前、「コレクションの中にテック系のスニーカーが欲しい」と思いついて、真っ先にアシックスにコンタクトを取ったのがきっかけです。ちょうどそのとき、アシックス側も私たちのようなウィメンズブランドとコラボレーションしたいという考えがあったらしく、お互いのヴィジョンが一致したことから、トントン拍子で実現しました。─アシックスのスニーカーは、セシリー バンセンが持つイメージとは相反する存在にも感じられます。　確かに真逆の存在とも言えますが、アシックスが打ち出すマスキュリン（男性的）なデザインによって、私たちが得意とする柔らかさとのコントラストが引き立つと思ったんです。製作時には、テクスチャーや色、透明感など、私たちが持つフェミニンな世界観をどのようにアシックスのシューズに取り入れるのかが重要だと考えていたので、2つの世界を融合させるような感覚でしたね。─アシックスとのプロジェクトは今後も継続予定？　今後も続けていきたいです。これまでは、アシックスの視点でシューズの作り方や見せ方をまとめてくださっていたので、次の機会には、よりセシリー バンセンのエッセンスを入れた、新しくて挑戦的なデザインにしたいと考えています。─過去には「スイコック（SUICOKE）」や「マッキントッシュ（Mackintosh）」とも協業していますが、他のブランドとコラボレーションする意義についてどう考えていますか？　一度きりのコラボレーションで終わってしまうよりも、長期的に取り組んで、互いにとって良い影響を与えられるようなパートナー選びをしています。共通のゴールをもとに、同じ姿勢でものづくりに取り組める相手かどうかを見極めていますね。マッキントッシュとのコラボレーションも、「またいつか何かできたら」と話しています。「FRUiTS」を読んで東京に憧れた10代─今回が5度目の来日とのことですが、日本のものからインスピレーションを受けた経験はありますか？　東京の街や、東京の人特有の服の着こなし、建物の成り立ちなど、さまざまなものから面白いエッセンスを感じています。東京に住む人々は、トレンドのファッションを自分なりのスタイルにまとめることに対する情熱があるように思うので、見ていて楽しいですし、訪れるたびに、歴史的な側面とモダンなファッションの両方からインスピレーションを受けています。─東京はどんなイメージですか？　コペンハーゲンで育った私にとって、東京は、北欧のミニマリズムの思想とは相容れない性質がとても新鮮でした。「東京には北欧とは全然違う世界があるんだろうな」という憧れもあって、10代の頃は、ファッション誌の「フルーツ（FRUiTS）」を集めていました。それこそ、今回のコラボでヴィジュアルを依頼したホンマタカシさんの写真もよく目にしていましたね。─昨今、日本では、セシリー バンセンのコピーのようなデザインの服を着ている若者をよく見かけます。　日本だけではなく、コペンハーゲンでも、セシリー バンセンのようなデザインの洋服を着ている若者を見かけることがあります。ただ、意図的にコピーしたデザインでない限りは、否定するつもりはありません。私たちのクリエイションが他の人々をインスパイアできている証のようにも感じられますし、似たようなデザインが生まれることは、トレンドの変遷の中で必ず起こりうるムーブメントの一環として、ポジティブに受け止めています。多様性の時代に提案する“フェミニン”のあり方─ものづくりをする上でのインスピレーション源は？　新たにコレクションを制作する時は、過去のコレクションを振り返った上で「何に磨きをかけたいのか」や「スタジオにいるチームがコレクションをどう着こなしていたか」をもとにイメージを膨らませています。あとは、日常の何気ない瞬間ですね。ドレスを着て自転車に乗るときに裾が引っかからないように結んだり、作業をするときに袖が邪魔にならないよう、捲ってミシンで仮縫いをしたりするんですが、そういうちょっとしたタイミングで生まれたシルエットが意外と可愛かったりするんです。偶然のひらめきから新しいものづくりができると考えているので、一瞬一瞬を大切にしています。─「セシリー バンセン」といえば、ロマンチックさや、独特の柔らかさを持つ曲線美といったキーワードが思い浮かびますが、デザイナーとして、ブランドらしさをどう捉えていますか？　私たちの作るドレスは、とてもフェミニンなデザインでありながら、スウェットやTシャツにも合わせられるような快適さもあるのが魅力だと考えています。女性らしさと快適さ、気楽さをミックスして、日々の生活の一部に取り入れることができるところがブランドらしさに繋がっていると思います。─ロマンチックなデザインは、日本語では「カワイイ」と表現されますが、セシリーさんが考える「カワイイ」の定義とは？　セシリー バンセンのコレクションは、花柄や生地を重ね合わせたレイヤリング、透け感など、「カワイイ」と表現される要素を多く含んでいます。ただ、私たちは型にはまった可愛らしさではなく、着る人が自分なりの着こなしでドレスとスニーカーを組み合わせたりしながら、「自分のスタイルの中でどう女性らしさを演出するのか」を大事にしてほしいと考えながらものづくりをしています。一人一人が自分らしいスタイルを楽しむことこそが「キュート」や「カワイイ」の定義だと考えているので、いろいろなスタイルに私たちのアイテムを取り入れて欲しいですね。─近年、ジェンダーにおける多様性への認識が広がりを見せる中、「男性らしさ」「女性らしさ」という言葉の使いづらさを感じることが増えました。セシリー バンセンは「女性らしさ（femininity）」がアイデンティティの一つでもあると思いますが、そういった動きについてどう考えていますか？　ジェンダーを限定するような表現を避けるのはとても良いムーブメントだと感じています。私は、セシリー バンセンのアイデンティティはそのフェミニンさにあると自覚していますが、「全ての性の人に向けたフェミニン」であることを念頭に置いてクリエイションをしています。アシックスとのコラボシューズをユニセックス展開にしているのも、「履きたい」と思った人全員に届けられるようにするためです。「フェミニン」という言葉は、「女性が女性らしくいなければいけない」という意味ではないと考えているので、全ての人々が日常に「カワイイ」を取り入れたいと感じたときに選んでもらえるブランドであり続けたいですね。（聞き手：張替 美希）■セシリー・バンセン（Cecilie Bahnsen）2007年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業し、そこで出会ったデザイナーAnja Vang Kraghの最初のアシスタントとして、パリの「ディオール（DIOR）」や、コペンハーゲンのロイヤルデンマーク劇場でフリーランスの仕事に取り組む。その後、ジョン・ガリアーノ（John Galliano）の元でインターンシップを経験。2010年に、イギリスのロイヤル・カレッジ・ オブ・アートのウィメンズデザイン部門を卒業。ジョン・ガリアーノのスタジオで更にキャリアを積み、2011年にイギリス発の「アーデム（ERDEM）」でデザインアシスタントに就任。2015年に故郷のデンマーク・コペンハーゲンに戻り、自身のブランド「セシリー バンセン（Cecilie Bahnsen）」を立ち上げた。2017年にLVMHプライズのファイナリストに選出されたことで、若手注目ブランドとして一躍脚光を浴びる。

多様性の時代につくるフェミニン　セシリー・バンセンが考える「カワイイ」の定義

nori enomoto  バッグFASHIONSNAP（以下、F）：一品目は「ノリ エノモト（nori enomoto）」のアイコニックな「マルディマタン（mardi matin）」のバッグですね。あさぎーにょ：私のファッションブランド「ポピー」のパタンナーであるノリちゃん（榎本紀子）が作っています。今年のはじめに2つをゲットして、この1年使い続けました。F：お気に入りのポイントは？あさぎーにょ：このウェーブのシルエットが優雅でポップな可愛らしいんです。私は普段温かみのある色やレースなどのディテールの入った服を着ることが多いので、レザーを入れることでコーディネートが締まる感じがあります。華奢なシルバーのチェーンが使われているのも気に入っています。F：どこかで身につけたときの思い出はありますか？あさぎーにょ：祖母がこのバッグを持っている私を見て羨ましがっていて。旅行中にサプライズで色違いのアイボリーを誕生日プレゼントとして渡したんです。とても喜んでくれて、一緒にお出かけしたのがいい記念になりました。TOKYO BOPPER 厚底シューズF：お次は「トーキョー ボッパー（TOKYO BOPPER）」のフラワーモチーフが特徴的な厚底シューズですね。あさぎーにょ：今年ずっと履き続けたシューズです。トーキョー ボッパーさんのシューズを購入するのは初めてだったんですが、インスタグラムで拝見して一目惚れでした。このボリューミーでころんとした形が気に入って。F：デザイン性と歩きやすさも両立していますね。あさぎーにょ：そうなんです。しっかりデザインが入っているのに、どんな洋服に合わせやすくて。お揃いのお花のモチーフが施されたバッグも購入しました。F：こちらを履いて、どんな場所へ行きましたか？あさぎーにょ：今年は海外へ行く機会も増えたので、韓国やコペンハーゲンなどでも着用しましたね。特に凸凹した石畳の道でも歩きやすくて重宝しました。少し汚れてきてしまったので、2足目の購入を考えています。MM6 Maison Margiela & Maison Margiela シューズF：シューズが続きますが、「エムエム6 メゾン マルジェラ（MM6 Maison Margiela）」のアナトミックシリーズと、「 メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」のタビですね。バレエシューズがたくさん！あさぎーにょ：ころんとしたシルエットがかわいくって、今年集めました。特に今、水色とこの茶色が気に入っていて、着用頻度が高かったです。F：マルジェラはタビブーツで有名ですが、エムエム6のアナトミックのシューズとどちらを先に購入したのですか？あさぎーにょ：私はエムエム6から入りました。このウェーブの形が私の足にぴったりで。F：着用したときの思い出はありますか？あさぎーにょ：いろんなところへ履いていきましたが、今年発表したVlog映画「グッバイ、コスモス」の発表会でも白いブーツを合わせていきました。F：靴を選ぶポイントはありますか？あさぎーにょ：先の尖っていない丸みのある形が多いですね。ヒールは普段、履くことが少なくて、フラットのものを選びがち。横幅がある方が私のコーディネートには合わせやすいかなと思っています。MM6 Maison Margielaの「フラットシューズ」をFARFETCHで探すSimone Rocha ジャケット&スカートF：こちらはロンドンを拠点にする「シモーン・ロシャ（Simone Rocha）」のジャケットとスカートですね。あさぎーにょ：10月にロンドンへ行った際にシモーン・ロシャの店舗に行くことができました。ずっと憧れのブランドだったので、実際にロンドンのお店で買い物ができてとても嬉しかったです。F：それぞれ購入の決め手は？あさぎーにょ：ハートのモチーフが特徴的なコレクションだったのですが、この白いジャケットも胸元のギャザーの部分がハートの形になっているのに惹かれました。スカートに関しては、私はあまりチュールスカートを持っていないんですが、これは一目惚れで。ベージュなので大人っぽく、赤い刺繍がガーリーなのに甘すぎないのもポイントです。F：海外の現地で出合ったモノは買ってしまう？あさぎーにょ：はい。円高で価格は決して安いわけではないのですが…悔いなしです。それと今年は赤をたくさん着用しようと心に決めていたので、つい選んじゃいましたね。F：まさに今日も赤をお召しですね。あさぎーにょ：そうなんです。以前までペールトーンの色を好んで選んできたんですが、今はちょっと暗めの赤と水色がブームで。毎年変わるんですよね。茶色もじわじわと自分のなかで気になり始めています。Simone Rochaの「スカート」をFarfetchで探すJUNYA WATANABE コートF：続いて、「ジュンヤ ワタナベ（JUNYA WATANABE）」のロングコートですね。あさぎーにょ：こちらもロンドンでの購入品で、ドーバー ストリート マーケットで見つけました。F：変形のMA-1アウターですが、シルエットがドレスのようですね。あさぎーにょ：袖もバルーンスリーブになっているのが可愛くて。買ってすぐに現地で着用していたのですが、たくさんの方に褒めていただいてうれしかったんです。ロンドンの有名なチョコレート屋さんで、80歳くらいのおじいちゃまに「素敵な服を着ているね」と声をかけられて、一緒に写真撮影もお願いされて（笑）。この服を通じてたくさんの方とコミュニケーションを取ることができました。F：ジュンヤ ワタナベの洋服は他にもお持ちですか？あさぎーにょ： ずっとコレクションを拝見していて憧れていましたが、購入したのは今回がはじめてです。世界に数着しかないとお店で聞いて、「買わなければ！」とロンドンで買ってしまいました（笑）。JUNYA WATANABEをFarfetchで探すMACKINTOSH × CECILIE BAHNSEN コートF：「マッキントッシュ（MACKINTOSH）」と「セシリー バンセン（CECILIE BAHNSEN）」のコラボレーションによるコートですね。あさぎーにょ： シモーン ロシャに続いて、セシリー バンセンも憧れのブランドでした。ちょっと背伸びをして、銀座のドーバー ストリート マーケット ギンザで購入しました。F：生地にキルティングとレースが合わさっていて、形は普遍的なマッキントッシュのコートの形なんですね。どんなオケージョンで着用していますか？あさぎーにょ：気軽に着る服ではなく……ここぞというときに。9月にパリコレへ行ったときも着用しました！MackintoshをSSENSEで探すYOHEI OHNO スカートF：7品目は「ヨウヘイ オオノ（YOHEI OHNO）」のスカートですね。あさぎーにょ：今年一番はいたスカートだと思います。夏頃にエイチ ビューティ＆ユース（H BEAUTY＆YOUTH）で購入しました。F：ヨウヘイ オオノらしい独特なシルエットが特徴的ですね。あさぎーにょ：立体的なパターンが激かわで、しっかりとインパクトがあるのにいろんな服に合わせやすいのが気に入っています。F：ヨウヘイ オオノは今年5年ぶりのファッションショーを上野の国立科学博物館で発表していましたね。あさぎーにょ：ショーへご招待いただき、とても感動しました。その日もこのスカートを穿いて観に伺いました。KIJUN トップスF：続いて韓国のブランド「キジュン（KIJUN）」のトップスですね。あさぎーにょ： 馬や食卓の絵が描かれていて、こんなに可愛い柄のシースルートップス見たことない！と思って。大阪のセレクトショップのリトマス（LITMUS）でゲットしました。F：シースルートップは今年、大人気アイテムでしたね。あさぎーにょ：はい。私も今年はたくさんのシースルートップを集めていて、他のブランドなども合わせて10着くらいは持っていると思います。レイヤードするのに便利なんですよね。でもこちらが中でもお気に入りです。KIJUNをSSENSEで探すMolton Brown ディフューザーF：こちらはロンドン発のフレグランスブランド「モルトンブラウン（Molton Brown）」のリードディフューザーですね。あさぎーにょ：オレンジ＆ベルガモットの香りなのですが、実は先にプレゼントで同じ香りの香水をいただいて、とても気に入りまして。この香りを部屋中に充満させたいと思い、こちらを買い足しました。F：この香りを表現すると？あさぎーにょ：私はウッディな香りが好みなのですが、こちらは森の中のような深みがありながらクールすぎず、すっきりとしています。F：お家のどちらに置いていますか？あさぎーにょ：玄関に置いていますが、来客があるときにこちらの香水を追加でシュシュっとプラスで空気にかけています。D'ORSAY 香水F：フレグランスが続きます。フランスのフレグランスブランド「ドルセー（D'ORSAY）」の「心を込めて（À coeur perdu）」というメッセージが入ったL.B.という香りですね。あさぎーにょ：もともと香水をつけることが得意ではなかったんですが、この香りはすっきりしていてずっとまとっていたい！と思うくらい好みでした。つけていると人から褒められることも多いので、毎日つけています。F：購入のきっかけは？あさぎーにょ：ドルセーのキャンドルを購入したことをきっかけにブランドを知って、香水も店舗で見るようになって。ドルセーのキャンドルも集めています。F：こちらはクリスマスの限定キャンドルですね。あさぎーにょ：この容器のデザインもめちゃくちゃかわいくて気に入っています。Astier de Villatte 陶器F：ラストは、フランスの陶器ブランド「アスティエ ド ヴィラット（Astier de Villatte）」の食器ですね。1年でこれだけ集められたんですか？あさぎーにょ：そうなんです。まずは「エイチピーデコ（H.P.DECO）」で購入して、それからパリでも買って、割れないように持って帰ってきました。F：どのようにブランドを知りましたか？あさぎーにょ：昨年友人のお宅へお伺いしたときに、アスティエのお皿を見て、「素敵！」と思って。あたたかみがあるのに無機質さもあって、使っていると優雅な気持ちにさせてくれます。一つひとつ微妙に焼き目の色味なども異なっているのも味があって、軽いのもいいですね。F：どんなときに使用していますか？あさぎーにょ：今年は引っ越しをして友人を家に招くことも多かったので、ホームパーティをするときに。サラダやケーキを載せるのに使っています。実は大きなお皿を使用中に一つ割ってしまったのですが…。今後も自分へのご褒美に集めていきたいと思っています。今年を振り返ってF：今年の購入品を振り返ってみていがかでしたか？あさぎーにょ：“洗練”がキーワードだったなと思いました。これまでは鮮やかであたたかみのあるものが多かったんですが、白でもオフホワイトではなく、真っ白を選ぶなど、クリアなものが増えたなと気付きましたね。F：今年を振り返っていかがですか？ご結婚も発表されたり、お引っ越しをされたりと、プライベート面でも変化が多かったようですね。あさぎーにょ：はい。私の世界が広がった一年でした。結婚も大きかったのですが、ずっと続けてきた金髪のヘアスタイルを、暗くしたのも個人的な自分にとっては大ニュースでした。F：あさぎーにょさんのトレードマークは金髪でしたからね。きっかけは何でしたか？あさぎーにょ：Vlog映画「グッバイ、コスモス」に出演していた子役の子とお揃いにしたのがきっかけだったのですが、そこから気に入って、定着させましたね。「こうしなきゃいけない！」という自分の中の固定観念がいい意味で崩すことができました。F：髪色を変えたことで、似合う服も変わってきたのでしょうか？あさぎーにょ：これまで金髪のときに似合わなかった服が着られるようになりましたね。濃い色は今まで色に負けちゃう感じがあったんですが、今はしっくりくるようになりました。また免許も取って、運転もできるようになって、一人でドライブする時間も楽しむようになったのも自分の世界が広がった感覚になりましたね。来年の抱負F：次狙っているものは何ですか？あさぎーにょ：まだ結婚式を挙げていないので、まずリングを選びたいと思っています。普段アクセサリーは光り物をつけることがないので悩んでいて。来年に素敵なものに巡り合えたらと願っていますね。F：来年はどんな一年にしたいですか？あさぎーにょ：来年は音楽活動に力を注ぐ一年にしたいと思っています。ポピーの「ワクワクを抱きしめよう」という世界観をオリジナル楽曲に落とし込んで、多くの人へ伝えていきたいですね。またSNSも原点に立ち返って、自分の本当の声をしっかり出せるようにしていきたい。F：あさぎーにょさんはSNSで、ご自身のことをオープンにアップされているイメージがありますが。あさぎーにょ：でも、この1年を振り返ると恐れがあったと思うんです。応援してくださる方が増えていくなかで、「皆さんの思い描く“あさぎーにょ像”を守らないと」とか「これを言ったら、みんなの期待を裏切るかな」とか自分軸ではない考え方になってしまうことがありました。もっと悩みや迷いなどのネガティブな一面も見せたり、「何やってんの？」と笑われてしまうよう無邪気な自分も見せていきたいなと思っています。■あさぎーにょクリエイティブアーティスト/アートディレクター/YouTuber。  「ワクワクを抱きしめよう」をテーマに、ポップで温かい世界観を表現している。2021年に自身のファッションブランド「ポピー（POPPY）」の店舗を原宿にオープン。アートディレクションや音楽活動も行い、現在のSNS総フォロワーは300万人を超える。POPPY公式サイトあさぎーにょInstagramあさぎーにょYouTubeチャンネル

MACKINTOSH

YOHEI OHNO

Simone Rocha

Maison Margiela

JUNYA WATANABE

MM6 Maison Margiela

【2022年ベストバイ】あさぎーにょが今年買って良かったモノ

名前：マーティーナ・アタナソヴァ（Martina Atanasova）役職：バイイング・アシスタント: ジュエリー＆ファインジュエリー担当/ Buying Assistant Jewellery and Fine Jewellery住んでる街：ロンドンのブロードウェイ マーケット好きなブランド：（フィービー時代の）「セリーヌ（CELINE）」「プラダ（PRADA）」「アクネストゥディオズ（Acne Studios）」「ザ・ロウ（THE ROW）」「ケイト（KHAITE）」好きなNETFLIX：『リプリー』もしくはリアリティショー ※ロンドン発の会員制クラブ。"クリエイティブ"であることが入会条件。

LOEWE

BALENCIAGA

MARQUES'ALMEIDA

THE ROW

SAINT LAURENT

J.W. ANDERSON

CELINE

BODE

Lifestyle

ファッション業界で働くおしゃれピープルの日常を覗き見！＜MATCHESFASHION編 Vol.3＞

名前：ジュヌヴィエーヴ・チュウ（Genevieve Chew）役職：APAC プライベートショッピング・マネージャー/ Private Shopping Manager, APAC住んでる街：香港好きなブランド：サンローラン（SAINT LAURENT）ザ・ロウ（THE ROW）ロエベ（LOEWE）バレンシアガ（BALENCIAGA）レイ（RAEY）セシリー・バンセン（CECILIE BAHNSEN）ケイト（KHAITE）トーテム（TOTÊME）シモーネ・ロシャ（Simone Rocha）セリーヌ（CELINE）好きなNETFLIX：『ブリジャートン家』『ザ・クラウン』『フレンズ』 『ザ・シェフ・ショー ～だから料理は楽しい！～』、ドキュメンタリー作品。

ファッション業界で働くおしゃれピープルの日常を覗き見！＜MATCHESFASHION編 Vol.2＞

Comme Des Garçons　モノトーンのカラーリングと、大胆にプリントされた花柄のコントラストがお洒落な「コム デ ギャルソン（Comme Des Garçons）」のスカート。シックな雰囲気ながら、適度に広がる裾が程よく愛嬌を与えてくれます。Farfetch で購入するMARNI　「マルニ（MARNI）」のスカートは、絶妙な表情をしたアニマルプリントがキュート。大小さまざまな大きさなので、一見何の模様か分からずよく見ると認識できるという遊び心たっぷりのデザインです。ウエストがゴムなのでストレスフリーなところも嬉しい。Farfetch で購入するCECILIE BAHNSEN　切り返しのデザインや、ウエストのサイドについたリボン、そして「セシリー バンセン（CECILIE BAHNSEN）」らしいボリューム感が可愛いハイウエストのスカートです。グラフィックプリントされた独特のリリー柄が小粋なムードを演出してくれます。Farfetch で購入するKENZO　洋服のスケッチパターンがプリントされた「ケンゾー（KENZO）」のスカート。他にはないアイデアが息づく唯一無二なデザインです。マルチカラーながら、ベースがホワイトなので幅広いカラーのトップスともマッチします。Farfetch で購入するEMPORIO SIRENUSE　イタリアはポジターノにある家族経営の有名ホテル、レ・シレヌーセによるブランド「エンポリオ・シレヌーセ（EMPORIO SIRENUSE）」のスカート。70年代のカラーパレットからインスパイアされた、どこか懐かしくあたたかみのある色合いが素敵。リネン素材なので快適に過ごせます。MATCHESFASHION で購入するStephan Schneider　グレーのボディにブラックのラインが響くチェック柄スカート。こちらはドイツ発のファッションブランド「ステファン・シュナイダー（Stephan Schneider）」のもの。Aラインのシルエットが、装いを美しく仕立ててくれます。Farfetch で購入するRAEY　シルクならではのなめらかな素材感がエレガントな表情を叶える「レイ（RAEY）」のマキシスカート。レディなシルエットで歩くたびロマンチックなムードが漂います。グランジパターンで個性あるアクセントを添えてみて。MATCHESFASHION で購入するMSGM　鮮やかなグリーンをベースに、色とりどりの花柄がプリントされた「エムエスジーエム（MSGM）」のスカート。サイドスリットが入っているので、愛らしさと大人の女性らしさが同居したデザインが楽しめます。SSENSE で購入するECKHAUS LATTA　グリーンのジャガード編みボーダーがモダンな「エコーズ ラッタ（ECKHAUS LATTA）」のニットスカート。カットアウトデザインの入ったウエストや、グリーンのトリムがコーディネートを小粋に彩ります。SSENSE で購入する

KENZO

MARNI

MSGM

COMME des GARÇONS

ECKHAUS LATTA

お買いモノ

遊び心を添える膝下丈のスカート9選

CECILIE BAHNSEN　エフォートレスな魅力が宿る「セシリー バンセン（CECILIE BAHNSEN）」の“ベス”ドレス。膨れた表面が印象的な、リネンブレンドのクロッケ生地を採用した表情豊なデザイン。そのうえ、胸下に寄せられたギャザーがつくる、ふんわりボリューム感のある裾が女心をくすぐります。対照的な細身のストラップがまたお洒落。MATCHESFASHION で購入するALBUS LUMEN　「アルバス ルーメン（ALBUS LUMEN）」の“ヴェルデ”シャツドレスは、マッチズファッション限定アイテム。暑い季節も心地よくお洒落が楽しめる、通気性に優れたリネン素材を使用しています。ハイネックで小ぶりな襟と、歩くたび揺れるベルスリーブがスタイリッシュ。MATCHESFASHION で購入するSara Lanzi　コンテンポラリーなダイアゴナルストライプ柄が装いに響く「サラ・ランツィ（Sara Lanzi）」のドレス。細かくギャザーの入った裾がふわりと風をはらみます。1枚はもちろん、Tシャツやノースリーブトップスとレイヤードしても可愛くきまります。Farfetch で購入するGANNI　立体感のあるパフスリーブや、大きな襟がデザイン性の高い「ガニー（GANNI）」のショートスリーブドレス。ややきゅっと引き締まったウエストからふわりと広がるフレアスカートが女性らしいムードを演出してくれます。Farfetch で購入するSandy Liang　装いにリズムが生まれる、「サンディーリアン（Sandy Liang ）」のギンガムチェックドレス。シャーリング×プリーツディテールにより生まれる抑揚で着こなしの存在感がアップ。ストラップをバックでクロスさせるデザインも素敵です。Farfetch で購入するThree Graces　深いVネックと、バルーンスリーブがエレガントな「スリーグレイス（Three Graces）」のドレス。生地にはさり気なくドット柄の刺繍が施されており、愛らしい印象も手に入ります。Farfetch で購入する

GANNI

Sandy Liang

夏こそブラックを！1枚でサマになるブラックワンピース9選

シックで洗練された雰囲気を叶えるなら...ジル サンダー（JIL SANDER）　オーガニックコットンを使用した、オーバーサイズのシャツワンピース。ざっくりと大きく開く襟元が特徴的で、着こなしに抜け感を与えてくれます。美しく広がるフレアな裾でほんのり可愛さを表現しつつ、白シャツならではのキリッとした表情が芯のある女性像を演出してくれます。Farfetchで購入するメゾン マルジェラ（Maison Margiela）　一見ベーシックなレギュラーカラーのシャツワンピースと思いきや、袖や裾にシアーパネルを施した小粋なデザイン。ワンピースは着たいけれど、甘さを抑えたい人には特におすすめです。合わせる小物やインナーはブラックを合わせて全身モノトーンでまとめると好印象。Farfetchで購入するマルニ（MARNI）　ほんのり丸みを帯びたコクーンシルエットに大人の遊び心が感じられます。コットンポプリン製なので、軽くて肌触りが良いところも季節柄嬉しいポイント。前後差のある裾や、たっぷりギャザーの入ったバックディテールが全方位に自信をくれる一着です。Farfetchで購入するほんのり大人の可愛さを秘めるなら...セシリーバンセン（CECILIE BAHNSEN）　クリーンなホワイトや、歩くたびにふんわりと風が舞い込み広がるティアードスカートがどこかロマンティック。ウエストから上はシンプルなシャツのデザインなので、デイリー使いしやすく心地いい甘さで着られます。Farfetchで購入するリー・マシュー（LEE MATHEWS）　クールで落ち着いた雰囲気のブラックシャツワンピースですが、パフスリーブや、緩やかに広がる裾にフェミニンさが漂います。スニーカーでカジュアルダウンさせて楽しむのはもちろん、パンプスなどを合わせたらフォーマルなシーンでも活躍してくれそう。Farfetchで購入する色、柄を効かせて装いを華やかに彩るなら...ガーニ（GANNI）　1枚で存在感を放つチェック柄のワンピース。さらに、フリルのついた大きなピーターパンカラーが乙女心をくすぐります。ミドル丈を活かして、レザーのショートブーツを合わせるとグッドバランス。素材にシアサッカーを採用しているので、夏まで涼しく着られます。Farfetchで購入するセルフ・ポートレイト（Self-Portrait）　どこかクラシカルな雰囲気を醸し出す模様がアクセント。首元のリボンタイ、ティアードスカート、裾のスカラップエッジなど、ガーリーなディテールが散りばめられていながら、淡いブルーが印象を爽やかに引き締めてくれます。Farfetchで購入する素材の雰囲気を変えて楽しみたいなら...ヴァレンティノ（VALENTINO）　ブルーデニムを選べば、気負わずカジュアルにワンピーススタイルが楽しめます。大胆なキーホールネックや、サイドに入ったスリットから適度に肌を覗かせることで女性らしさも損ないません。トレンドのヴィヴィッドカラーの小物とも相性抜群。Farfetchで購入するガーニ（GANNI）　クールでハンサムな女性像を叶えるなら、レザーのワンピースはいかが？タイトな着心地ながら、ボリュームのある袖がスタイルに抑揚を与えてくれます。ロングレザーブーツや、レースアップブーツなどを合わせてハードなスタイリングを楽しんでみましょう。Farfetchで購入する

JIL SANDER

VALENTINO

Le Denim

春にまといたい1着は？ 4つのテイストから選ぶシャツワンピースリスト

チェルシーブーツとは？　最大の特徴はシンプルなデザインに加え、脱ぎ履きのしやすさとフィット感。このシューズの歴史は深く、1830年代に英国ヴィクトリア女王が楽に履けるのために作られたドレスシューズと言われています。その後、彼女の夫であるアルバート公が議会の際に着用し、見た目の美しさと機能性を両立した靴は貴族の間へと広まってきました。当時は格式高い礼装用シューズでしたが、名称が定着した1960年頃、イギリスのロンドンにあるチェルシー地区に住居を構えていた芸術家や音楽家のアーティストがこぞって履いていたことからそう呼ばれるように。サイドに施されたゴム部分の特徴が名称となるサイドゴアブーツと呼ばれることも。バレンシアガ（BALENCIAGA）　アッパー部分にあしらったエンボスロゴがさりげなく主張する、「バレンシアガ（BALENCIAGA）」の一足。柔らかく足馴染みのいいスムースカーフスキンにボリューム感のあるソールを合わせ、カジュアルなデザインながら品の良さも醸し出すデザイン。厚さ2センチの滑り止め付きラバーアウトソールは、雨や雪などの天候が悪い日も心強い味方となってくれるはず。SSENSE で購入するセシル・バンセン（CECILIE BAHNSEN）　2017年のLVMH PRIZEファイナリストで注目ブランドの一つである「セシリー・バンセン（CECILIE BAHNSEN）」からは個性的なコラボシューズをピックアップ。スペインのバッグ＆シューズブランド「へリュー（HEREU）」の職人技が光るモカシンに遊び心をプラスしたモダンなデザインが魅力的。潔いアッパーのホワイトカラーと軽量のラバーソールで足元を軽やかに演出。SSENSE で購入するドリス ヴァン ノッテン（DRIES VAN NOTEN）　光沢感のあるポリッシュレザーが存在感を放つ「ドリス ヴァン ノッテン（DRIES VAN NOTEN）」のチェルシーブーツ。一見シンプルなデザインながら、アッパーのスクエアステッチがアクセントとなり、足元をよりシックに仕立ててくれます。ロング丈のボトムから覗かせるのもいいけれど、ショート丈のボトムとも好相性なミドル丈はソックスとのコーディネートを楽しめます。SSENSE で購入するプロエンザスクーラー（PROENZA SCHOULER）　ほっこりと温かみを感じる「プロエンザスクーラー（Proenza Schouler）」のシューズ。ステッチ部分は全てダブルステッチを施し、程よいボリューム感のラバーソールにするなど細部までこだわり、トラディショナルなアイテムをモダンに昇華。落ち着いたカーキカラーが足元でこなれ感を演出する、モードな一足はウィッシュリストに加えたい一足です。SSENSE で購入するボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）　ぽってりとしたフォルムが愛らしい「ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）」の一足。ヒール9センチと存在感のあるボリュームソールは、カラーアイテム初心者も挑戦しやすいペールトーンのピンクをチョイス。すれ違う人の視線を奪うこのシューズで、暗くなりがちな冬のコーディネートに華やかさを添えてみては？SSENSE で購入するモスキーノ（MOSCHINO）　サイドにあしらったインパクトのあるブランドロゴが個性を放つ「モスキーノ（MOSCHINO）」のデザインに視線集中。光沢感のあるカーフレザーとラバーソールで仕立て、ロゴ以外を全てブラックで統一したアンクルハイのチェルシーブーツはシンプルながら可愛さを感じる一足に。着用する日が楽しみになるこのキッチュなデザインに心奪われそう。SSENSE で購入するラグ＆ボーン（rag&bone）　サイドのゴム部分をボディと同じ素材・カラーにすることでクリーンな印象を持つ「ラグ＆ボーン（rag&bone）」のショートブーツ。女性らしいアーモンドトゥと安定感のある５cmのチャンキーヒールが足を綺麗に見せてくれ、疲れにくいのも嬉しいポイント。着用するだけでスタイルアップも叶うこの一足を、装いのアクセントとして取り入れてみては？SSENSE で購入する

BOTTEGA VENETA

DRIES VAN NOTEN

MOSCHINO

Proenza Schouler

一足は持っておきたい、冬の装いを引き締めるチェルシーブーツ

　「ガニー（GANNI）」のワンピースは、裾がアシンメトリーになっているのがお気に入りです。丈詰めをしてもらった際、再現するのが大変だったらしくかなりの金額を請求されました（笑）。 お気に入りでよく着ているので、そろそろ元を取ったかなと自分に言い聞かせています。暖かい日は1枚で、冬場はタートルネックの上に着ればオールシーズンで着用できるのも個人的にポイントが高いです。（編集部AY）YOOX で購入する　公式サイトのセールでゲットした「トーテム（TOTÊME）」のワンピースです。ヒップ部分がタイトになっているシルエットなので、着ぶくれしないのが◎。これ一枚で「きちんと感」が演出できてお気に入りです。（編集部MT）SSENSE で購入する　「ハイク（HYKE）」のシアースリーブストライプシャツは、とにかく袖コンシャスな一枚なので重ね着が捗りました。少し肌寒い時期はベストを着たり、インナーにカラーのタートルネックを着たり...。ハリのあるシワになりにくい素材で、洗濯した後にノンアイロンで着られるところもポイント。春先から夏、秋とヘビロテしました。（編集部MH）4.AALTOのウールパンツ　フィンランドの「アールト（AALTO）」のウールのパンツを年明けのセールで買いました。（実際のカラーはグレー）アールトのボトムスは独特なセンタープリーツが入ったシルエットが特徴なんですが、着てみるとハイウエストということもありワイドレッグの形が綺麗に出て気に入ってます。（編集部YI）YOOX で購入する　スウェットをセットアップで着るスタイルがしたくて探していたところ、1990's〜2000's初頭感のあるムードを発信している「スポーティー & リッチ（Sporty & Rich）」の公式Instagramを発見。今の気分にぴったりでブラックを購入しました。ストライプシャツからニットまで、意外と様々なアイテムと合わせやすく、とても活躍してくれました。（編集部MT）SSENSE で購入する　初の女性副大統領に就任予定のカマラ・ハリス氏（Kamala Devi Harris）の選挙運動期間中の着用スーツも製作した大丸隆平。ニューヨークを拠点とし、数々のデザイナーやブランドのクリエイティブコンサルタント、パターンメーカーとして活動する大丸氏が手掛ける「オーバーコート（OVERCOAT）」のコートとシャツです。一見普通のコートとシャツですが、どちらのアイテムも肩周りのカッティングやタックなどの工夫により、着たときにこそブランドらしさを感じられます。見た目の良さだけでなく、可動域の広い肩周りのおかげでストレスを感じない快適な着心地もこのブランドならではです。（編集部YA）7.REJINA PYO チェックシャツ　今年の数少ない海外出張で2月にニューヨークに行った際にセレクトショップ「OROBORO」で購入した「レジーナ・ピョウ（REJINA PYO）」のチェックのシャツ。レジーナ・ピョウの服はボタンのディテールがヴィンテージライクなデザインできゅんポイントが多いです。（編集部YI）　アンティーク感のあるタペストリー柄アイテムに目が無く、ずっと気になっていた「シュシュ/トング（SHUSHU/TONG）」のスカートを購入しました。ガーリー過ぎない、ちょっとエグみのあるフラワーパターンが「シュシュ/トング」らしくて気に入っています。ニーレングスでデイリーユースしやすいのも嬉しかったです。（編集部SC）SSENSE で購入する　「持ってそうなのに持ってないの？」とよく言われていたため、「ドクターマーチン（Dr.Martens）」のブーツを購入しました。私は斜に構えているタイプなので、あえてレギュラーのスムースレザーのものではなく、シーズンもののヴァージニアレザーアッパーの一足にしました。柔らかいレザーが履きやすくてお気に入りです。（編集部KK）SSENSE で購入する　しばらく間ヒールを履いていなかったせいか、どのヒールを履いても足が痛くなり困っていました。ところが、「カンペール（CAMPER）」のパンプスは全然痛くならず。アッパーにはしなやかでソフトなレザーが使用されているので、履くたびに自分の足にフィットするのが嬉しいです。身長が高めなため、パンツを履く機会が多いのですが、左右で色違いのヒールが裾から少し顔を出すのもとっても可愛くて。こちらとは別に、ヒールの形やカラーが異なるシューズも「カンペール」で買い足しました！（編集部AF）Farfetch で購入する　「ハウス オブ ホランド（House of Holland）」とのコラボレーションで知った中華スニーカーブランド「エックステップ（Xtep）」のスニーカーをゲットしました。今っぽさの中に90sムードも感じられる一足で、軽くて履きやすさも抜群。「リーニン（LI-NING）」の流行も含め、独特のキャッチーなデザインが多く、手頃なお値段の中華スニーカーには引き続き注目しています。（編集部SC）　1999年のDragon Ashのライブ映像を観賞していた際、KJが「ニューエラ（New Era®）」のキャップを被っていたのを発見して即購入。かつて、古着屋で1970年代のアイテムについての話を聞いて「すごく古いもの」というイメージで捉えていました。すでに1990年代はもう20年以上前の時代。古着屋で話を聞いたあの頃に70年代を振り返るのと同じくらいの時代の隔たりがあるんですよね。わけがわからなくなります。（編集部ST）Amazon で購入する　軽くて大きい「パシフィック ファニチャー サービス（PACIFIC FURNITURE SERVICE）」のショッパーバッグです。高い防水性と浸透性を併せ持つタイベック（TYVEK）素材性の一品。複数枚購入しました。スーパーへの買い物からクリーニングまで幅広く活用しています。（編集部KO）　Web上で「テルファー（Telfar）」のバッグ周辺の熱狂は目にして気になっていました。今年2月のパリ出張時に立ち寄ったギャラリー・ラファイエット（Galeries Lafayette）で偶然見つけ、ミーハー心から購入。スモールサイズですが、三つ折り財布とiPhone、鍵、文庫本など意外と収納力もあります。200ユーロ（約¥25,000）以下の価格もお手頃だし、雨の日も気負わず使えるフェイクレザー素材も便利で、意外と活躍中です。話題沸騰中なだけに、会った人からツッコまれることも多いアイテムでした。（編集部MT）　「3.1 フィリップ リム（3.1 Phillip Lim）」のネックストラップ付きAirpodsケースをゲットしました。無くしやすいAirpodsを収納し、首からぶら下げています。キーリングにはカラビナが付属しているのもグッド。食事の際、置き場所に困るマスクもかけておけて便利です！（編集部YI）SSENSE で購入する▶︎次のページ　FS編集部がファッションで「今、気になっている」モノは？　カシミヤにこだわったニットブランド「ボーディー（BODHI）」です。デザイナーの水谷倫氏は大手アパレル企業の様々なブランドでマーケティング、生産、MD、バイヤーとして幅広い経験を積み、2019年にブランドをスタート。「高級」「上品」というイメージが先行するカシミヤ素材を使い、スウェットのような雰囲気のセーターやカーディガン、フーディーを展開する「ありそうでなかった」ブランドだと感じています。まさに大人が着るカジュアルアイテムですね。実は僕が担当する新規事業の予約販売サービス「TWO:REVERSE」で、別注アイテムの限定販売もするので楽しみにしています！（編集部YA）　「イレニサ（IRENISA）」が気になっています。メンズブランドですが、女性がオーバーサイズで着る時も落ち感がちょうど良いんです。リラックスしたムードが今っぽく、つい買いたくなります。（編集部MH）MATCHESFASHION で購入する　元バレンシアガの経歴を持つ韓国人デザイナーが手掛ける「キムへキム（KIMHEKIM）」は、いい意味で少しおかしなデザインが多く気になってます。取り扱い店が少ないのが悲しいです…。（編集部AF）Farfetch で購入する　「セシリー バンセン（CECILIE BAHNSEN）」の世界観がツボです。ワンピースを2着取り寄せましたが、153cmの私の身長では全然似合わずに断念… このキャミソールならいけるか？と思い、改めて購入を検討中です。（編集部MT）MATCHESFASHION で購入する6.PETER DO　「ピーター・ドゥ（PETER DO）」もずっと気になっていてこの前初めて実物を試着したんですが、いい感じに重量感がありよかったです。ECを見ていたらこのSSENSE限定のブレザーに一目惚れ。セールとは言えいいお値段なのでしばらくこのページを行ったり来たりすることになりそうです（笑）。（編集部YI）SSENSE で購入するAmazon で購入する　昨年からずっと欲しい気持ちを抱えたまま、良いお値段なので迷い続けている「ボーディ（BODE）」のコーデュロイパンツです。最近US版「VOGUE」でハリー・スタイルズ（Harry Styles）が着用していたので、また欲しい気持ちが高まりました。公式サイトで購入すると、自分の好きなものや思い入れについてヒアリングのうえ、デザインに反映してくれると聞き、さらに迷っています。（編集部MT）　いつか「シュリンプス（Shrimps）」のビーズバッグをゲットしたいと思い続けていますが、いかんせん出番が少なさそうなので躊躇してます。ただ結婚式などにも使えそうなので、そろそろ買いたいところです。イエローのパールバッグも可愛いくて気になっています。（編集部AY）MATCHESFASHION で購入する　16インチのMac Book Proを持ち運びできるバックパックが欲しいのですが、「16インチPCが入りますよ！」と表記しているメーカーがあまり無く、探すのが大変です。かつメンズデザインが多いので、「ホグロフス（HAGLÖFS）」など、せめてユニセックスくらいのものを探しています。（編集部KK）Amazon で購入する　「古くなって捨てられるようなものは、買わない。売らない。作らない。」という「ハウストラッド（HOUSETRAD）」のミッションに惹かれ、オリジナル家具が気になっています。（編集部KO）

HYKE

3.1 Phillip Lim

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FS編集部が選ぶ買ってよかったモノ＆2021年のウィッシュリスト＜ファッション編＞

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