「エルメス(HERMÈS)」が、2022年春夏メンズコレクションをパリで発表した。メンズコレクションのランウェイショーは2020年1月以来、約1年半ぶり。東京を含む世界6都市では、同時刻にライブビューイングを行った。
■世界各地でショーのライブ感を体験
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アーティスティック・ディレクター ヴェロニク・ニシャニアン(Véronique Nichanian)が手掛けるエルメスのメンズコレクションは今回、パリ13区にあるモビリエ・ナショナルの中庭を会場に、ショー形式で新作を発表した。
ショーの模様はオンラインで配信したほか、東京では表参道ヒルズのスペース オーにジャーナリストなど限られた観客を招き、ライブビューイングを開催。異なるアングルの5つのスクリーンをショー会場と同様に並べて配信するユニークな見せ方で、パリから遠く離れた地でも臨場感を共有した。
■軽さ、リラックス、自由
コレクションノートに記された今シーズンを表現するワードは、軽さ、リラックス、そして自由。アウターは異なる素材のハイブリッド構造が特徴で、パーカやノーカラーのシャツ、大きめのバミューダショーツが軽快な印象を与える。ニットにはグラデーションや花を表現。ニュートラルなカラーをベースに、フレッシュなイエローやグリーン、日光で色あせたようなブルーやローズが調和している。
Image by: ©Filippo Fior
Image by: ©Alessandro Viero
■スケートボードとバッグが融合
アクセサリーで目を引いたのは、スケートボードを模した底面のデザインが特徴の「ボリード(Bolide)」バッグ。スケートボードのチャームが遊び心を添える。
ロープベルトはスタイリングのアクセントに。足元はキャンバス地のハイカットスニーカーや、カーフスキンのサンダルがノンシャランなムード。外に出ることの自由と喜びを体現するような、楽観的なコレクションとなった。
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