モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第4弾のテーマは、ファッション好きならば一着は持っておきたい、グレーのスウェット。寝巻きから街着まで、万能に使える定番のグレースウェットを、ブランドごとに徹底比較！ 着心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第9回は「ヘルスニット（Healthknit）」。

ヘルスニットに関する基礎知識

　ヘルスニットは1900年当時、世界最大の繊維産業地区として「Underwear capital of the world（世界の下着の中心地）」とも呼ばれたテネシー州ノックスヴィルの繊維製造工場 スタンダードニッティングミルズが、自社ブランドとしてスタート。それから120年以上にわたり、「No fit like（ヘルスニットほどフィットするものは他にない）」をコンセプトに、「Quality（高品質）」「Styles（洗練されたスタイル）」「Comfort（快適な着心地）」の3つのポリシーを追求したTシャツやカットソーを展開し続けています。

ヘルスニットの定番スウェットを徹底レビュー

　今回検証したのは、ヘルスニットの定番「クラシックスウェット」。1980年代後半のヘルスニットのアーカイヴをベースに、ラグランスリーブのミニマルなデザインに仕上げています。生地には、吸水性の高いコットンと、速乾性・耐久性に優れたポリエステルの混紡素材を使用。裏地は起毛させることで、柔らかい肌当たりを実現しました。

着心地は？

Image by: FASHIONSNAP

　実際に着てみると、ふんわりとした柔らかい着心地を実感できました。生地自体が薄めなので、起毛していてもサラッと着られます。ずっと着ていたくなるようなふわふわな肌触りは、部屋着にも最適です。

サイズ感は？

　サイズは、ユニセックス仕様のM、L、XLの3サイズ展開で、今回は真ん中のLサイズを着用。身長170cmの編集部員が着てみると、全体的にゆとりのあるシルエットになりました。大きめのサイズ感なので、女性の場合にはMサイズの着用を推奨します。

Image by: FASHIONSNAP

　全体のサイズは以下の通り。

　重さは396gと、軽めの仕上がり。サラッとしたストレスフリーな着心地ですが、カジュアルになりすぎないクリーンな色使いなので、部屋着からタウンユースまで、幅広く着用できる万能アイテムと言えます。

※重さのイメージ：今回、検証した13ブランドのスウェットの重さの平均は500g。

価格は？

　ヘルスニットのスウェットの価格は税込5390円。今回検証した13ブランドの平均価格（税込1万3152円）と比較してもリーズナブルなので、「上質なスウェットが欲しいけど、価格は抑えたい」という人におすすめです。

■ヘルスニット：公式サイト