1月14日、「グラフペーパー(Graphpaper)」などを手掛けるクリエイティブディレクター南貴之さんが監修したテントサウナプロジェクト「ウォッチタワー サウナ(WATCHTOWER SAUNA)」が始動しました。住宅ブランド「ドライブ(Dolive)」を運営するLDP(LIFE LABEL & Dolive Project)と、南さんが手掛ける「フレッシュサービス(FreshService)」との初のコラボレーションプロジェクトで、今後はコラボテントサウナの数量限定での受注販売や、実棟を備えるモデルハウスの民泊としての運営を予定しています。
大のサウナ愛好家で知られる南さんが考える「理想のサウナ」とは一体どんなものなのか? いざ、モデルハウスが待つ(時折雹が降る)島根県へ、日帰り弾丸サウナ旅を敢行!
◾️WATCHTOWER SAUNA
「家づくり、もっと自由に考えない?」をスローガンに、「アイデア(参考資料) × ツール(シミュレーションアプリ)」を提供する住宅サービス「ドライブ」が、暮らしをテーマにブランドやクリエイターとコラボし、自由な発想を体現するデジタルハウスプロジェクト「ドライブ マルシー(Dolive©)」から誕生した新プロジェクト。
大のサウナ好きである、ドライブのブランドディレクター 林哲平さんはFMラジオ「What’s New FUN?」のパーソナリティも務めており、番組にゲスト出演した南さんと意気投合してコラボが実現しました。
特設ページ
目次
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羽田から1時間半、日本海を眺める“監視塔”サウナ
モデルハウスが位置するのは島根県益田市。益田市のある萩・石見空港へは羽田空港から直行便で1時間半ほど。これは同じく羽田から函館まで、東京駅から「のぞみ」で名古屋駅までと概ね同じ所要時間で、島根県初上陸の身からすると、「意外と近い!」という印象を受けます。
萩・石見空港から車で約5分(こちらも好アクセス)。日本海を一望する海辺に位置する2階建のモデルハウスは、3〜4人が宿泊可能です。
取材日はあいにくの荒天。夏の日本海は凪になり、水風呂代わりに海にダイブすることもできるそう。
サウナは、六角柱のコロンとした造形が特徴。フレッシュサービスが掲げるコンセプトの中から、「アーミー」のエッセンスをピックアップし、モデルハウスが日本海を一望できるロケーションでもあることから、「監視塔」をイメージソースに“ミリタリー・テント・サウナ”を再構築・デザインしました。
自然と対話が生まれる「六角形」
内装は木製。ストーブ側と入口以外の4辺がベンチで、薪の置き場などを加味すると定員は体感4〜5人という感じでした。
サウナストーブは、スパやサウナなどを企画するクリエイティブカンパニー「DAICHI」がストーブメーカーFiregraphixと共同開発した国産品を採用しています。
実際にサウナを体験!銭湯などでは私語厳禁をルールにしている場所も多く、「サウナ=瞑想」というイメージもありますが、仲間たちとわいわい過ごすことができるのがプライベートサウナの醍醐味。座ると自然と向き合う姿勢になる4辺のベンチは、自然と会話が生まれるのが印象的でした。南さん、林さんと一緒にサウナに入り、「取材だ!」と身構えるのも束の間、同じ釜の飯ならぬ、同じ薪のサウナ。シダーウッドの良い香りがする空間で会話も弾み、気づけば雑談に花を咲かせてしまいます。
民泊利用時は、ロウリュも火焚きも基本的にはセルフ。シンプルな構造なので慣れれば初心者にも使いやすいサウナストーブでした。
日本海の海風を浴びる外気浴
海ダイブが難しい天候のときは水風呂用のプールを出すことも可能。
サウナ・プール・外気浴を2セット終えたら、どうしても海が恋しくなってしまい、スタッフの皆さまに見守られながら白波の立つ水辺まで行ってみることに。
今冬初めてダウンをおろした11月某日。波音を聞きながら、冷たい冬の海風を一身に浴びる外気浴は最高です。
【対談】「ブームは過ぎ、サウナは日常になった」
南さんのサウナ好きが高じて、フレッシュサービスではサウナグッズライン「リフレッシュサービス(ReFresh!Service)」も展開しています。サウナを作るのも念願だったそうですね。
南貴之
神宮前にお店をオープンした時、本当はサウナをやろうとしたんです。でも入居する建物からNGが出て。周囲には「サウナ作るよ」と言ってまわっていたので、落ち込みましたし、「嘘くせえな」って。「サウナもないのにフレッシュかよ」と。そういうの、気にするタイプなのでずっと引っかかっていたんです。なので今回お話をいただいて、やっと実物が作れて嬉しかったです。
林哲平
この規模のサウナは、作るだけなら3ヶ月程度で完成するんですが、そういった南さんの想いがこもったものだったので、フレッシュサービスらしさをどのように表現するのか慎重にお話を重ねていきましたね。
念願のセルフプロデュースサウナの感想はもちろん…
南貴之
最高でしたねぇ…!
林哲平
家にサウナを導入するサウナ好きの方も増えていますが、せっかくなら出来合いのバレルサウナやボックスサウナではなく見栄えにもこだわったお気に入りのものを作ってみたい!と、ここに来て思っていただけたら嬉しいですね。
サウナ愛好家のお二人ですが、そこまでサウナを好きになったきっかけは?
南貴之
学生の頃は部活の減量のために入らされていて、地獄のようなイメージだったのでサウナと聞くだけで嫌だったんです。でもあるとき一緒に旅行していた友人に入り方を教えてもらったら、すごく良かった。ととのう感覚もですし、毎日働いていると「無」になれる瞬間って意外とないことに気がついて。
林哲平
僕は体質的にお酒が飲めないんですが、昔は営業職だったので飲めないのがつまらなくて嫌だったんです。でもサウナなら、酔っ払っているようなふわっとしたリラックス感を味わえることに気がついて、お酒好きの人が毎日晩酌する感覚で、僕もサウナに毎日のように行っています。
そんなお二人が今サウナに求めるものとは…?
南貴之
昔はとにかく熱いサウナと冷たい水風呂がいいと思っていたんですけど、今は80〜90℃くらいのサウナにロウリュがついていて、水は15℃くらいの「ちょうどいい」温度が最高だなって気がつきました。あとはやっぱり湿度が大事。ドライサウナはもう体が痛いですもん(笑)。
林哲平
わかります!僕も湿度が欲しいタイプ。背中がつけられる方がリラックスできるから、80℃くらいのサウナに水風呂も17℃くらいかな。ぬるいのは嫌ですけどね。
コロナ禍と共に加速したサウナブーム、今後についてはどうなると思いますか?
南貴之
ブームが去ってくれると正直嬉しい(笑)。コロナ禍は都内のサウナだと入場制限で外で並んで待ったりしましたからね。衝撃的でした。
でも爆発的に需要が伸びたおかげで、サウナのある銭湯やホテル、プライベートサウナも増えて、各店の負担が減ったからこそ通いやすくなりましたね。人気が分散してより身近に、「ブーム」から「当たり前」になった。
林哲平
その通りですね。そういえば、昔の人はサウナが流行る前「温冷浴」でととのっていたらしいですよ。45℃くらいの熱すぎるお湯に入って、冷たい水風呂に入るっていう入浴法は、サウナよりととのっちゃうらしいです(笑)。
南貴之
でももはや最近、色々通り越してととのわなくても良くなってきました。リラックスできるというか、ないと物足りないというか…。こんな民泊に泊まったら、朝起きてすぐにサウナに行って、昼ごはんを食べてまたサウナ行って…一番幸せな一日ですね(笑)。
林哲平
メンタルもデトックスされる感じ。トレンドではなく、もはや現代人にとって必要なものだなと思います。
今回はあくまでも「理想の家を作ってみよう!」というプロジェクトの一環で実現しましたが、近い将来必ず、“富豪の遊び”ではなく、当たり前のようにサウナがインパッケージされている住宅が登場すると信じています。
このプロジェクトの延長に、そんな未来があったらいいですね。
◾️「WATCHTOWER SAUNA」に関する問い合わせ:Dolive公式サイト
◾️Dolive × ReFlesh!Service コラボアイテムプレゼントキャンペーン
プロジェクトの始動を記念して、ドライブとリフレッシュサービスの限定コラボアイテム(非売品)のプレゼントキャンペーンを実施。
プレゼントアイテム①:FLEECE TRACK SUIT(NVY / BLK / BRN) 各色3名
南さんのサウナ愛から生まれた、全てのサウナ好きに向けたプロダクト「リフレッシュサービス」で展開しているセットアップのフリーストラックスーツ。左袖にドライブのロゴをあしらいました。
プレゼントアイテム②:SOSHINA TOWEL 10名
ダブルネームのロゴをネオンイエローの刺繍で表現したフェイスタオル。「粗品」の名の通り、熨斗にもこだわった一品。
応募受付期間:2015年1月14日(火)〜2月13日(木)
特設ページ
【サ飯】南貴之が「飛行機で通う」絶品島根グルメ
サウナを終えると、南さんの行きつけだという松江市のイタリアン「Käfer」の贅沢すぎる"サ飯"と、出雲市のアウトドアギアショップ「B.S.K.K」が手掛けるレストランのサウナドリンクをご用意いただきました!
日々飛行機で全国を飛び回る南さん。島根にもよく通っているんだとか。
※島根に出かけた際はぜひ訪れて欲しい名店たちですが、同じ島根県でも、松江市と出雲市は益田市とは真逆に位置。車で3時間以上かかる距離なので要注意。
◾️ケーファー(Käfer)
所在地:島根県松江市寺町184
アクセス:JR松江駅から徒歩8分
営業時間:18:00〜0:00
定休日:月曜日
電話番号:054-286-0429
カード:可(VISA、Master、JCB)※電子マネー&QRコード決済は不可
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◾️B.S.K.K GOHAN
所在地:出雲市大社町杵築東463-1
アクセス:出雲大社 勢溜の大鳥居から徒歩3分/一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩8分/出雲大社前駅から529m
営業時間:11:00〜16:30
定休日:火曜日、第1水曜日、第3日曜日
カード:可(VISA、Master)※電子マネー不可
【おまけ】萩・石見空港周辺のおすすめ施設
日帰り出張のはずが乱気流のため帰りの便が欠航に。翌日の便が飛ぶまでの弾丸石見観光の思い出を最後にご紹介します。ちなみに飛行機の欠航は滅多にないそうですが、2024年は天候が不安定だったこともあり数回欠航があったそうです(タクシーの運転手さん談)。
◆マスコスホテル(宿)
益子市が誇るおしゃれホテル「マスコスホテル(MASCOS HOTEL)」は、天然温泉&サウナ付き。空間デザインからインテリア、器、ファブリックまで、窯元や家具職人、縫製メーカーなどの地場産業と共同で開発することにこだわりぬいた、「クラフトホテル」なんだそう。ダイニングバーも併設しています。
◾️マスコスホテル
所在地:島根県益田市駅前町30-20
アクセス:JR益田駅から徒歩約5分/萩・石見空港から車で約10分
公式サイト
◆栗栗珈琲(喫茶店)
モーニングは朝8:30から営業している栗栗珈琲へ。コーヒーはもちろん、オムレツサンドが想像を超える美味しさでした。
◾️栗栗珈琲
所在地:島根県益田市あけぼの西町8-6
アクセス:JR益田駅から徒歩約13分
公式サイト
◆グラントワ(美術館・芸術劇場)
マスコスホテルは「島根県立石見美術館」と「島根県立いわみ芸術劇場」の複合施設「グラントワ」までは徒歩20分程度なので、散歩ついでに足を伸ばすのもおすすめ。島根県石見地方で生産されている赤い色が特徴の伝統的な瓦「石州瓦」が屋根瓦12万枚、壁瓦16万枚の計28万枚施された建築は圧巻です。グラントワに限らず、石見の住宅の多くにはこの石州瓦が使われているのも印象的でした。2月24日までは石岡瑛子さんの展覧会が開かれています。
◾️グラントワ
所在地:島根県益田市有明町5-15
アクセス:JR益田駅から徒歩約15分(バス約5分)
公式サイト
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