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大人なら押さえておきたい、冠婚葬祭における礼装マナー。第2弾では、結婚式に参列する際のマナーとおすすめのスタイリングをご紹介します。実は昼と夜でマナーが異なるなど、意外な注意点も。銀座フィニッシングスクールティアラファクトリーの主宰を務める、マナー講師の矢部恵子さんに解説してもらいました。
目次
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結婚式に参加する際に気をつけるべきポイント
近年、結婚式や披露宴は簡略化が進み、カジュアルな傾向になっています。新郎と新婦の結婚を祝う会のため、主役の色である白を控えることは絶対のマナーですが、それ以外の決まりは比較的少なく、自由度が高いのが特徴です。
しかし、結婚式の場合には、住んでいる地域のしきたりや、出席するゲストの年齢層によって常識・非常識が異なるという点に注意が必要。カジュアルな傾向にあるとはいえ、ゲストの中には、昔のしきたりやマナーを重んじる人もいるということを頭に入れておきましょう。
時間別で異なる服装のマナー
結婚式での服装マナーは、開催される時間帯によって異なります。昼と夜の違いに気をつけてスタイリングを楽しみましょう。
昼から参加する場合
昼から参加する場合には、自然光にそぐわない華美な装飾や肌の露出は控えましょう。一般的な結婚式では、準礼装としてセミアフタヌーンドレスの着用が基本となります。
セミアフタヌーンドレス…背中・首元の露出度が控えめで、スカート丈や袖丈にあまり縛りのないドレスのこと。ワンピースにパールやコサージュをつけることで、お祝いの場にふさわしいセミアフタヌーンドレスに仕上がります。
結婚式では、ドレスだけでなくセットアップの着用も可能です。お祝いの場に大きな荷物は不要なので、バッグは小さいものがおすすめ。クラッチバッグやショルダーバッグが適しています。
着用アイテム:ブラウス(UNITED ARROWS)/スカート(UNITED ARROWS)/パールネックレス(PREEK)/パンプス(モデル私物)/バッグ(スタイリスト私物)
夜から参加する場合
夜は、ドレッシーで華美な装いが正装となります。基本的には、カクテルドレスと呼ばれるパーティードレスを着用するようにしましょう。
カクテルドレス…17時以降の夜に着るパーティードレス。ひと目見て華やかさが感じられるような装いが特徴なので、固すぎず、TPOに合わせた華やかさがあるものを選びましょう。
ブラックカラーでも、ワントーンになりすぎないよう、光沢のある素材を使用すると高級感のある着こなしに。小物やジュエリーには華やかなカラーを取り入れると、抜け感のあるスタイルに仕上がります。
着用アイテム:ブラウス(DÉPAREILLÉ)/スカート(DÉPAREILLÉ)/パンプス(モデル私物)/ネックレス、ピアス、バングル、バッグ(スタイリスト私物)
結婚式では主役を引き立てることが第一優先ですが、目立ちすぎない程度に、大ぶりなジュエリーで華やかさを取り入れるのもおすすめです。
年代別・服装の注意点
20代・30代
結婚式では、つい無難な黒を選んでしまいがちですが、友人や同僚など、結婚式に行く機会が多い20代や30代は華やかさのある色やデザインを取り入れるのがおすすめ。過度な肌の露出など、主役である新郎新婦より目立ちすぎる装いにならないよう注意しましょう。
40代以降
20代や30代に比べて落ち着いた装いとなる40代以上の方は、黒をベースにした装いでもOKですが、コサージュや靴、バッグといった小物類にはカラフルなものを取り入れるなど、全身が真っ黒にならないような工夫が必要です。
番外編:男性のおすすめアレンジ
男性は、スーツやタキシードを着ることが多いので色が暗くなりがちですが、黒よりもダークネイビー、ダークグレーを選択すると、より明るい印象を演出できます。また、蝶ネクタイやポケットチーフなどで華やかさをプラスするのもおすすめ。女性と一緒に出席する場合には、女性のワンピースの色とポケットチーフの色を合わせるなど、統一感のあるスタイリングに仕上げるのも良いでしょう。
番外編:子どもには何を着せる?
結婚式では、女の子は優しい色合いのドレスやワンピース、男の子はスーツやタキシードの着用が基本です。リボン、蝶ネクタイなどの小物を使うと、お祝いの場にふさわしい服装にアレンジすることができます。
季節ごとのマナーの違い
一般的な結婚式は、和装ではなく洋装のため、特に注意するべき季節ごとのマナーはありません。しかし、春ならピンクやイエロー系、夏であればグリーンやブルー系、秋はボルドーやブラウン系、冬はレッドやゴールド系など、季節感のある色を選ぶことで、よりスタイリングを楽しむことができます。
Q&A:細かいマナーをチェック
Q. 結婚式ではどのようなヘアスタイルがふさわしい?
A. 結婚式のようなパーティーではアップスタイルがおすすめ。飲食をする場なので髪を触らないことが第一です。お祝いの場なので、ハーフアップなどのアップスタイルにヘアアクセサリーをつけるなど、華やかさを演出する工夫ができると良いでしょう。
Q. 披露宴から参加する場合の服装は何に気をつける?
A. 昼間の披露宴では、アフタヌーンドレスやセミアフタヌーンドレスの着用が基本です。式場の雰囲気に合わせた服装選びが必要ですが、披露宴の後に二次会に参加する場合は、ジュエリーやヘアアクセサリーをキラキラしたものに変えることで夜のドレスコードに相応しいスタイルに仕上がります。
Q. 二次会から参加する場合の服装は?
A. 夜の二次会から参加する場合には、カクテルドレスなど華やかなドレスがおすすめ。キラキラした華やかなジュエリーをプラスするのもおすすめです。
【厳選】ドレスをレンタルできるサービス
結婚式や披露宴への参列が決まったら、ドレス選びに迷ってしまいますよね。ここからは、パーティードレスを豊富に揃える、オンライン上のレンタルサービス2選をご紹介します。
DRENI
マルイが展開するレンタルサービス「ドレニ(DRENI)」では、パーティードレスを中心に展開。オンライン上でドレスを決めるのが不安な人は、マルイ店頭での試着サービスや、2着を試着してから決めることができる2着お届けサービスが利用できます。2着お届けサービスを利用してどちらか片方のドレスを着用した場合、着用しなかったドレスの代金とサービス利用料の1100円は返金されます。また、ドレニでは宅配に加え、マルイの各店舗での受け取りも可能です。
■DRENI:公式サイト
LULUTI
イオンリテールが展開するレンタルサービス「LULUTI」では、利用日の6ヶ月前から予約ができるので、予定が決まったタイミングで利用可能。インターネットと店頭の両方で予約を受け付けています。宅配の場合には利用希望日の前々日に届く仕組みで、店頭では2日前から受け取ることができます。レンタル可能期間は3泊4日。
■LULUTI:公式サイト
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