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マナーのプロ・銀座フィニッシングスクール主宰の矢部恵子さんに聞く、冠婚葬祭における服装マナー。最後となる第3弾では、葬儀や告別式におけるマナーをご紹介します。冠婚葬祭の中でも特に注意点の多い、葬式での服装を確認していきましょう。
目次
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礼服と喪服の違いは?
礼服とは冠婚葬祭など改まったシーンに着用するもので、「正礼装」「準礼装」「略礼装」「平服」の4つがTPOに応じて使い分けられます。喪服はその中の「正礼装」に分類されるので、喪服は礼服の一種であると覚えておくと良いでしょう。
葬儀・告別式に参加する際に気をつけるべきポイント
葬儀・告別式に参列する際は、原則喪服の着用が求められます。ブラックフォーマルと呼ばれる黒のスーツかワンピースに、黒のストッキングと靴の着用が基本となります。
ワンピースを着用する場合には、スカート丈はふくらはぎか膝下くらいまでが一般的です。
着用アイテム:ワンピース(UNITED ARROWS)/パンプス(UNITED ARROWS)/パールピアス、パールネックレス(モデル私物)
アクセサリーは、派手なデザインや光沢のあるものは避け、結婚指輪以外は外すようにしましょう。涙を表すとされているパールのネックレスとイヤリングは着用可能ですが、「不幸が重なる」ことを連想させることから、2連や3連のネックレスは避けてください。パールは、ホワイトパール、グレーパール、黒蝶パールを着用することができます。
最近では、冠婚葬祭全てに使用できるパールアクセサリーが多く、8〜8.5ミリほどの大粒のパールが使用されることが多いですが、故人を偲ぶ場である葬儀では、7〜8ミリ程度のパールがおすすめ。ネックレスの場合には、鎖骨にかかる40〜42センチほどの長さが適しています。
着用するなら「モーニングジュエリー」を
葬式で着用できるジュエリーに「モーニングジュエリー」というものがあります。モーニングジュエリーとは、喪に服する際に身につけるジュエリーの中で最も正式とされている装飾品のことで、名前の由来は、英語で「喪」「哀悼」を意味する「モーニング(mourning)」。ジェットやオニキス、黒珊瑚、黒曜石などの素材が使用されています。
平服で参加する際には何に気をつける?
平服とは「礼服・礼装でなくても良い」という意味がありますが、「本来なら礼服や礼装で出席するがそこまでの服装でなくても良い」程度のニュアンスのため、カジュアルすぎる装いは避けましょう。葬儀・告別式では喪に服すことが第一となるため、平服の場合でも、光沢のあるものは避け、結婚指輪以外のジュエリーは外すようにしましょう。また、黒を身に付ける場合は、マットなものを選ぶことが大切です。
子どもには何を着せたらいい?
葬儀や告別式では、制服がある場合には制服、制服がない場合には、光沢のない黒や濃紺、ダークグレーのアイテムを着用しましょう。地味な色であれば、スニーカーの着用もOKです。
葬式に持って行くべきものは?
葬儀における持ち物は、宗派によって異なりますが、基本的にはナイロンなどの布製のバッグ、財布、香典、袱紗、ハンカチ、ティッシュ、数珠などが必要です。また、葬儀では、目立つネイルはオフするのがマナーですが、突然の訃報ではネイルをしたまま葬儀に参加しなければならないこともありますよね。その際には、喪服用の黒い手袋を活用するようにしましょう。
喪服がレンタルできるサービス
礼服レンタル.com
「礼服レンタル.com」では、喪服を中心とした礼服を展開。メンズ・ウィメンズともに礼服だけでなくアクセサリーやバッグなどの小物類を合わせたセットでのレンタルも行っています。レンタル可能期間は最大で3泊4日で、14時までの注文で最短当日に発送されます。
■礼服レンタル.com:公式サイト
VIALES
パーティドレスフォーマルウェアレンタル専門店「ビアレス(VIALES)」では、パーティドレスをはじめ、ブラックフォーマルのアイテムやジュエリー、バッグなどをレンタル可能です。取扱ブランドは、「ハナエモリ(HANAE MORI)」や「ヨーコチャン(YOKO CHAN)」「フォクシー(FOXEY)」など。1万円以上の利用で送料が無料になるサービスを行っています。
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