フィルメランジェのスウェット「ロルフ」
Image by: FASHIONSNAP
モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第4弾のテーマは、ファッション好きならば一着は持っておきたい、グレーのスウェット。寝巻きから街着まで、万能に使える定番のグレースウェットを、ブランドごとに徹底比較!着心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第2回は、カットソーブランドとして知られる「フィルメランジェ(FilMelange)」。
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フィルメランジェに関する基礎知識
フィルメランジェは、カットソーブランドとして2007年にスタート。ブランド名は、古くからTシャツやスウェットに使われてきた「杢色の糸」という意味を込め、「糸(Fil)」と「混ざった色の(Melange)」を組み合わせた造語から名付けられました。原料である綿の選定から縫製に至るまで、すべて日本の自社工場で職人たちの手作業によって行われています。
フィルメランジェの定番スウェットを徹底レビュー
今回、検証したのは、フィルメランジェの定番スウェット「ロルフ」です。裏毛には、ブランドが考える“最高のレシピ”で開発されたオーガニックコットンを100%使用し、表糸には通常の綿よりも長く丈夫な「海島綿」のオーガニック種を採用。原材料の強みを活かすため、あえて生産効率の下がる吊り編み機で時間をかけて編み立てているのだそうです。また、長く愛用されることを見据えて、耐久性を高める「丸起毛」と呼ばれる技術によって、10年先の風合いを考えて作られているんだとか。今回はメランジェ(グレー)を紹介していますが、この他に黒やネイビー、ピンク、ホワイトなど、豊富なカラーを展開しています。
着心地は?
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ロルフは、カシミヤのような柔らかさをイメージして作られていることから、着心地もニットのような軽さと柔らかさ。内側は起毛していないので、真夏を避けて年中着られそうな着用感でした。ネックラインは深さがあるので、デコルテ部分の露出を避けたい人にはインナーとしてTシャツの着用がおすすめです。
サイズ感は?
今回は、Mサイズ相当の「4」でサイズ感を検証。身長170cmのFスナ編集部員が着てみると、ピッタリジャストサイズでした。ロルフは、Sサイズ相当の「3」からXL相当の「6」まで4サイズを展開しているので、オーバーサイズで着たいという人には5か6がおすすめ。メンズ向けのサイズ展開ですが、コンパクトな作りなので、3〜4なら女性でも着られそうです。ニットのような風合いとすっきりとしたサイズから、カジュアルに着るというより、綺麗めに着こなしたい人におすすめのアイテムと言えます。
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全体のサイズは以下の通り。
重さは426gと、今回検証した平均と比較しても軽く、ストレスフリーな着心地が実感できました。
※重さのイメージ:今回、検証した13ブランドのスウェットの重さの平均は500g。
価格は?
ロルフの価格は、税込3万1900円。今回、検証した13ブランドの中で2番目に高価という結果になりました。カットソーブランドならではのこだわりが詰まったアイテムなので、素材や日本製へのこだわりを追求したい人にはおすすめです。
■フィルメランジェ:公式サイト
【連載】ギークへの道
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vol.26「visvim」
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vol.28「CROSS STITCH」
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