Image by: Naturehike
著名人のプライベートやアウトドアを楽しむ女子高生の日常を描いたアニメ「ゆるキャン△」など、大人の楽しみの1つとして認識されるようになったソロキャンプ。アルペン、ワークマンなどのブランドや企業もテントをはじめとするキャンプギアの展開を拡大しており、コンテンツとしての存在感を強めています。特にテントは大自然の中で使用するだけではなく、野外フェスでも必須のアイテム。今回は数ある提案の中から、アウトドア担当の記者がフェスでも使用しやすい「自立型テント」のおすすめをセレクト。初心者の方向けに、フェス用テントを選ぶ際のポイントや自立型テントの特徴と合わせて紹介します。
目次
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フェス用テント選びのポイント ① 設営のしやすさ
フェス当日はかなりの混雑が予想される上に、フェス会場のキャンプ区画はスペースに限りがあります。そのため、1人でも簡単に素早く設営できる自立式テントを選ぶのがおすすめです。
フェス用テント選びのポイント ② サイズ感
先述したようにフェス会場のキャンプ区画は混雑によりスペースが限られる場合があるので、大きすぎないサイズ感が理想。とはいえ、小さすぎると荷物が置けなかったり窮屈になってしまうので、自分の中でベストなサイズを見つけましょう。ソロでフェスに参加する場合は1人用か、大きくても2人用テントの中から選ぶのがベターです。
フェス用テント選びのポイント ③ 耐水性
野外フェスは山間部で開催されることが多いので、突然の雨に見舞われることもしばしば。テント内部に浸水してきて荷物が濡れたり風邪を引いてしまうことがないよう、一般的に最低限の耐水圧と言われる1500mmのスペックは確保しておくのがおすすめです。
自立型テントのメリット・デメリット
自立型テントは、アウトドアメーカーでもエントリーモデルとして位置付けられることが多く、リーズナブルな価格設定のものが多いです。また、構造が分かりやすいので、初心者でも組み立てやすいことがメリットとして挙げられます。逆にデメリットは、しっかりとしたポールがある分、非自立式テントに比べて重くなりがちなこと。持ち運ぶことも考えると、重量は5キロ以内のものを選んだほうが良さそうです。
悪天時の工夫
一般的に風にも強いと言われている自立式テントですが、悪天候が予想される場合は鋳物タイプの重りを別途購入しテントの四隅に取り付けることで、飛ばされる危険性を更に減らすことができます。
アウトドア担当者が選ぶフェスで活用できる自立型テント
一般的に風にも強いと言われている自立式テントですが、悪天候が予想される場合は鋳物タイプの重りを別途購入しテントの四隅に取り付けることで、飛ばされる危険性を更に減らすことができます。
mont-bell クロノスドーム1
Image by: mont-bell
「モンベル(mont-bell)」の「クロノスドーム1」は、ポールを直角に交差させる独自のバーティカル・クロス・システム(特許取得済)を採用することで広い居住空間を実現。ショックコードでポールとソケットが一体となっているので素早い設営・撤収が可能です。総重量2.2キログラムと軽量で、通気性に優れているのでフェスでもストレスなく使用できます。オレンジ、ブルー、グリーンの3色を展開しており、価格は税込2万5080円です。
本体サイズ:
- 本体サイズ:横220 × 縦100 × 高さ105cm
- 重量:2.2kg
- フライシート:耐水圧1500mm ウレタンコーティング
- 底面:耐水圧2000mm ウレタンコーティング
- 価格:2万7500円
mont-bell ムーンライトテント1
Image by: mont-bell
次に紹介するのは、「月明かりの中でも簡単に設営ができる」というコンセプトで展開するモンベルのロングセラーモデル「ムーンライトテント」。重量1.7キログラムと、従来モデルに比べ大幅な軽量化と広々とした居住空間を実現したことで活用の幅が広がりました。フライシートをジッパーで開閉できるので、室内の温度を調節できます。落ち着いた色味のタンと視認性が高いグリーンの2色展開で、価格は税込3万580円です。
- 本体サイズ:横210 × 縦100 × 高さ105cm
- 重量:1.7kg
- フライシート:耐水圧1500mm ウレタンコーティング
- 底面:耐水圧2000mm ウレタンコーティング
- 価格:3万8500円
LOGOS Tradcanvas Q-TOP
Image by: LOGOS
こちらは、「水辺5メートルから標高800メートルまで」をコンセプトに事業を展開するアウトドアブランド「ロゴス(LOGOS)」のワンタッチドームテント。フレームと生地が一体化しているので約3分で設営が完了します。流線型のフォルムに設計したことで風を受け流すことができ、優れた耐風性を実現。また、全面に雨の浸入や風の吹き込みを防ぐマッドスカートを装備しているのでフェス当日急に雨が降ってきても安心です。価格は税込2万7000円。
- 本体サイズ:横230 × 縦160 × 高さ90cm
- 重量:3.5kg
- フライシート:耐水圧2000mm
- 底面:耐水圧3000mm
- 価格:1万8700円
LOGOS Tradcanvas ツーリングドゥーブル
Image by: LOGOS
同じくロゴスの「Tradcanvas ツーリングドゥーブル」は、コンパクトながらテント前面を張り出すように設計し、大型の前室を実現。居住スペースの拡張のほか、バイクや自転車の駐輪スペースとして使うことも可能です。空気が循環しやすい特殊設計なので、夏場やじめじめした雨の日も快適に過ごせるのも嬉しいです。こちらも雨や泥を防ぐマッドスカートを備えており、価格は税込3万6000円。
- 本体サイズ:横230 × 縦160 × 高さ90cm
- 重量:3.5kg
- フライシート:耐水圧2000mm
- 底面:耐水圧3000mm
- 価格:3万6300円
Naturehike VIK ウルトラライト シングルテント
Image by: Naturehike
「ネイチャーハイク(Naturehike)」の「VIK ウルトラライト シングルテント」は、総重量1.1キログラムという軽量さが最大の特徴。フロア面積は小さいものの、前室部分をトレッキングポールなどで持ち上げることでリビングスペースを拡張することが可能です。耐水圧はフライシートで2000ミリメートル、フロアシートで4000ミリメートルと十分な性能を確保。身軽さを追求する人におすすめのモデルです。価格は税込1万9800円。
- 本体サイズ:横210 × 縦95 × 高さ95cm
- 重量:1.1kg
- フライシート:耐水圧2000mm
- 底面:耐水圧4000mm
- 価格:1万9800円
Naturehike Cloud Up 2 ウルトラライトテント 20D
コヨーテ
Image by: Naturehike
ネイチャーハイクの「Cloud Up 2 ウルトラライトテント 20D」は、持ち運びやすさと居住性を両立したブランドのベストセラーアイテム。バックパッキングからフェスまで、あらゆるアクティビティに対応します。2人用モデルですが、ソロで使用する人も多いのだとか。広さがある分「VIK ウルトラライト シングルテント」に比べやや重さがありますが、耐水性はこちらのモデルの方が高いです。既存カラーのライトグレー(税込1万7800円)と日本限定カラーのコヨーテ(税込1万9800円)の2色展開です。
- 本体サイズ:横210 × 縦125× 高さ100cm
- 重量:1.7kg
- フライシート:耐水圧4000mm
- 底面:耐水圧4000mm
- 価格:1万5990〜2万990円
POLER 1 PERSON TENT - FURRY CAMO
Image by: POLER
最後に紹介するのは、ポートランド発のアウトドアブランド「ポーラー(POLER)」の1人用テント。ポールを伸ばしてメッシュテントをかけ、その上からカバーテントを被せるだけで設置が可能です。カモフラージュ柄にオレンジのブランドロゴを重ねたデザインで、デザインの効いたテントを探している人にもおすすめです。底面は3000ミリメートル防水で、突然の雨にも安心です。価格は税込3万5200円。
- 本体サイズ:横216 × 縦102 × 高さ81cm
- 重量:2.2kg
- フライ素材:耐水圧2000mm
- 底面素材:耐水圧3000mm
- 価格:3万5200円
価格は全て税込
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