「ディオール(DIOR)」のアイメイク「ディオールショウ(DIORSHOW)」シリーズに、単色アイシャドウ「ディオールショウ モノ クルール」(全18色、各税込5060円)とアイライナー ペンシル「ディオールショウ スティロ ウォータープルーフ」(全14色、各同4510円)が新たに加わった。煌めきとカラーが際立つ目元クチュール ルックが完成する、そのアイテムをクリエイトするメイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップスにインタビュー。アイテムへのこだわりと、日本人に似合うカラーと使い方を聞いた。
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「求めているものを満たす」コレクションに
──新作は輝きや透明感が特徴で、クチュール アイが叶うラインナップです。キラキラや透け感などはファッショントレンドでもありますが、ファッションチームとのディスカッションもあったのでしょうか?
ピーター・フィリップス(以下、ピーター):カラークリエイションについて、ファッションチームと何かを話し合うことはありませんが、私自身、ショーやシューティングにおける経験、そして直感からシェードを考えています。まさに輝きはトレンドでもありますが、多くの女性が求めているものではないでしょうか。新作は、「求めているものを満たす」そう考えてクリエイションしました。
ですからアイシャドウ、アイライナーともに、非常に美しい輝きを宿します。強いピグメントはキラキラと、そしてソフトタイプは肌に乗せたときに、パール感のある、光が反射するような感覚を作り出すことができたと思います。
──今回のアイシャドウのモノ クルールは、メゾンのワードローブからインスピレーションを得ていると聞きました。具体的にはどんなワードローブでしょうか?
確かにメゾンのワードローブから着想を得ていますが、特定のファブリックや時代から影響を受けたわけではありません。シェードをご覧いただくと、ナチュラル感があることを感じていただけるかと思います。ここでいうナチュラル感というのは、肌なじみがしやすく、身につけやすいということです。
──とういうと?
マリア・グラツィア・キウリ(ディオール クリエイティブ ディレクター)のつくるプレタポルテは、決して大胆な、あるいは強すぎるデザインではなく、身につけやすいデザインの洋服であると感じていただけるかと思います。それと同様に、アイメイクも身につけやすいシェードでありながら、非常に心が踊る仕上がりが特徴です。一方で、よりダイナミックな目元にしたい場合は、アクセサリーをまとうかのように、きらきらしたピグメントを含むカラーを使うと良いでしょう。さまざまな輝きによりメイクアップルックを完成させることができます。
アイシャドウは「恐れないで簡単に指で付けて」
──「アクセサリーのようにアイシャドウをつける」。素敵な言葉です。今回、単色アイシャドウは初めての提案ですが、どのような方に使ってほしいと思っていますか?
そうですね、5色パレット「ディオールショウ サンク クルール」と単色のモノ クルールはコンセプトが違います。サンク クルールはもちろん単色でも使えますし、2色でも、またまた5色全てを組み合わせて使用することができますが、これをプロフェッショナルで難しいと感じる人もいるかもしれませんし、あるいは色で遊べるという方もいるでしょう。
モノ クルールは使いやすい色を揃えていて、またよくなじむナチュラル感のあるカラーバリエーションにしています。なのでどの色も使うことを恐れないで、指で簡単にのせてください。豊かさと強さを備えたカラーバリエーションになったと思います。
アイライナーは「瞳の色と近い色を選んで」
──次にアイラインのスティロ ウォータープルーフについて教えてください。色選びに正解はないと思いますが、ピーターさんのオススメがあれば教えてください?
おっしゃる通り、色の組み合わせは決して1つの正解があるわけではありません。ですが私がお伝えするとすれば、アイライナーは強い印象を与えたい場合は、瞳の色と近いものを使うと良いでしょう。日本人の方に多い瞳の色、ブラックやブラウンを使用することで、目の形を強調することができますし、2つをブレンドするとより身につけやすい色になると思います。
例えばアイシャドウ「755 ローズ チュール」は肌のトーンになじみやすいカラーで、美しい反射を楽しむことができるので、ブラックやブラウンのアイライナーと合わせるのがオススメです。さらにソフトなアイライナー「846 パーリー ピンク」を目の下に入れるとよりトレンド感のある目元を演出できるでしょう。「646 パーリー コーラル」はやはり目の下、または目頭に使うことで、ほどよい輝きを加えることもできます。一方で、コントラストを出したいのであれば、「076 パーリー シルバー」を目の下、目頭に入れると鏡のようなシルバーが作れますね。
「846 パーリー ピンク」
──目の下や目頭に違うカラーのアイライナーを入れたり、入れ方を変えたりすると、印象が変わりそうですね。その他のカラーも魅力的です。
今回、豊富なカラーバリエーションを揃えているのでさまざまな雰囲気を作り出すことができるのですが、ブラックやブラウンの瞳には、サマーコレクションで使用した「246 マット ミント」や、また「146 パーリー ライラック」、さらにブラックほど深くなくシックな色味が作り出せる「771 マット トープ」がオススメです。
「246 マット ミント」
──日本人女性は使い方を教えてほしいと思っている人が多いのですが、この2つのHow toを教えてもらえますか?
新アイライナーは肌なじみが良く、簡単にスッと色をのせることができます。その後に、後ろに付いているスポンジチップでぼかしてベースが完成です。それからアイシャドウをのせます。もし強さを出したい場合は、ダークな色を加えるのもいいでしょう。
──最後に、一言。
私がディオールのメイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターに就任して10年が経ちました。その間にフォーミュラを含めさまざまに進化しています。卓越した専門性を備えたラボを社内に併設し、例えばアイシャドウではマットからシアー、シャイニーまで、ピグメントでも強いものからナチュラルなものまで実現できます。今回、この優れたラボからさまざまなテクスチャー、カラーバリエーションの新アイカラーを発表できたことに、とてもワクワクしています。
◾️ディオールショウ:公式サイト
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