ダナー「ミズグモ フリップ」
Image by: FASHIONSNAP
モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第3弾のテーマは、夏場に1足は持っておきたい「リカバリーサンダル」。さまざまなスポーツブランドやアウトドアブランドが展開していますが、その履き心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第11回は、「ダナー(Danner)」。“水の上を歩いているような履き心地”と評される「ミズグモ フリップ(MIZUGUMO FLIP)」をレビューします。
■リカバリーサンダルとは?
ランニングやハイキング、ジムでのワークアウトなど、アクティビティ後の足の回復をサポートするために開発されたサンダル。衝撃吸収性を備えたクッション性のあるフットベッドが特徴で、着用時のストレスを軽減することで、筋肉修復のサポートをします。近年では、日本でも展開ブランドが増え、注目を集めていま
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ダナーってどんなブランド?
ダナーは、1932年、アメリカ・ウイスコンシン州でチャールズ・ダナーが創業。1959年には、アメリカで初めてヴィブラム(Vibram)ソールを用いたシューズを開発し、1979年には靴企業で初となる「ゴアテックス(GORE-TEX)」を使用したシューズを展開したことでも知られています。創業から現在に至るまで、「軽量」「快適」といったキーワードに基づいて開発したシューズを展開しています。
「ミズグモ フリップ」を履いてみた
ミズグモ フリップ
ミズグモ フリップは、アフターハイク用のリラックスサンダルとして展開。ハイキングシューズから履き替えることで、足の緊張をほぐし、リラックス効果を発揮します。ソールには、クッション性と反発性を絶妙なバランスで配合し、水の上に立っているような履き心地を実現した「ミズグモフォーム(MIZUGUMOFOAM)」を採用。着地によって足裏にかかる衝撃を吸収し、膝や腰への負担を軽減します。履き心地だけではなく、へたりにくさも魅力の一つ。耐候性に優れているため、紫外線や温度の変化による劣化が起こりにくいんだそうです。
履き心地は?
ミズグモ フリップ
「ミズグモ フリップ」という名の通り、水の上を歩いているようなふわふわとした履き心地です。柔らかさのレベルは3。アッパーのトング部分の足当たりも良く、履いていくうちにさらに馴染んでいきそうな感覚でした。アクティビティ後の休息のために作られたモデルですが、タウンユースとして着用することももちろんできます。
※ソールの柔らかさをFASHIONSNAP独自の判断で3段階にわけて評価!
レベル1:安定感のある反発力を備えた履き心地
レベル2:高い反発力とクッション性を兼ね備えた履き心地
レベル3:クッション性が高く足当たりの良いフカフカな履き心地
ソールの厚みは?
ソールの厚みは、つま先部分が最も薄く2.5cmで、ベースとなる踵部分が3cm。オフセットは0.5cmで、最も厚みのある土踏まず部分は3.6cmでした。リカバリーサンダルの中では比較的薄めのソールですが、足の形状にフィットするソールデザインで、安定感のある柔らかい履き心地を感じることができました。
■オフセットとは?
ソールの前部と後部の厚みの差のことで、「ドロップ」とも呼ばれています。オフセットの値が大きいと歩行時の体重移動がスムーズになり、着用時のストレスが軽減されます。
重さは?
ミズグモ フリップの重さは、178.5g。フットベッドの快適性から、思わず履いているのを忘れてしまうような軽さを実感できました。
※重さのイメージ:「ヴァンズ(VANS)」の定番モデル「オーセンティック(AUTHENTIC)」(27cm/片足あたり)は372g。
サイズ感は?
ミズグモ フリップは、6〜11の6サイズ展開で、24〜29cmの足に対応しています。サイズ感は少し小さめなので、ジャストサイズで履きたいという人は、普段履いているサイズよりも大きいものを選ぶことをおすすめします。
価格は?
ミズグモ フリップは、税込5500円と、今回検証したサンダル(平均7911円/いずれも税込)の中では2番目に安価でした。リカバリーサンダルならではのクッション性の高い履き心地を体験してみたいという人には、挑戦しやすい価格帯と言えます。
■ダナー:公式サイト
【連載:ファッションギークへの道】
■リカバリーサンダル編
vol.1「ウーフォス」
vol.2「キーン」
vol.3「テンシャル」
vol.4「サロモン」
voi.5「テリック」
vol.6「リグ フットウェア」
vol.7「ザ・ノース・フェイス」
vol.8「キナー」
vol.9「ホカ」
vol.10「コロンビア」
vol.11「ダナー」
■白T編
vol.1「Hanes Red Tag」
vol.2「FRUIT OF THE LOOM」
vol.3「UNIQLO」
vol.4「RED KAP」
vol.5「PRADA」
vol.6「anvil」
vol.7「無印良品」
vol.8「Hanes Blue Tag」
vol.9「SUNSPEL」
vol.10「Champion」
vol.11「Supreme × Hanes」
vol.12「FilMelange」
vol.13「Healthknit」
vol.14「JIL SANDER」
vol.15「Hanes BEEFY」
vol.16「ANATOMICA」
vol.17「GILDAN」
vol.18「COMME des GARÇONS SHIRT」
vol.19「ACNE STUDIOS」
vol.20「HEAVY WEIGHT COLLECTIONS」
vol.21「United Athle」
vol.22「Hanes Gold Tag」
vol.23「VALENTINO」
vol.24「Carhartt」
vol.25「COTTON STAFF」
vol.26「visvim」
vol.27「Hanes T-SHIRTS Japan Fit」
vol.28「CROSS STITCH」
vol.29「Printstar」
vol.30「ONEITA」
■白シャツ編
vol.1「INDIVIDUALIZED SHIRTS」
vol.2「無印良品」
vol.3「MARGARET HOWELL」
vol.4「N.HOOLYWOOD」
vol.5「THOM BROWNE」
vol.6「A.P.C.」
vol.7「ENGINEERED GARMENTS WORKADAY」
vol.8「PAUL SMITH」
vol.9「Gap」
vol.10「BEAMS PLUS」
vol.11「TOMORROWLAND」
vol.12「JIL SANDER」
vol.13「Polo Ralph Lauren」
vol.14「SOPHNET.」
vol.15「THE」
vol.16「SCYE BASICS」
vol.17「KICS DOCUMENT」
vol.18「UNIQLO」
vol.19「digawel4」
vol.20「GUCCI」
vol.21「visvim」
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