カーハートの「チェイス スウェットシャツ」
Image by: FASHIONSNAP
モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第4弾のテーマは、ファッション好きならば一着は持っておきたい、グレーのスウェット。寝巻きから街着まで、万能に使える定番のグレースウェットを、ブランドごとに徹底比較! 着心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第12回は「カーハート(Carhartt)」。
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カーハートに関する基礎知識
カーハートは、ハミルトン・カーハート(Hamilton Carhartt)がアメリカ・ミシガン州のデトロイトで衣料品の卸売業として1882年に創業。その後、家具や手袋の卸業を経て、1889年に輸送や造船、製造業が盛んだったデトロイトの労働者に向けたワークウェアの生産をスタートしました。タフでリーズナブルなアイテムは、スケートボードやグラフィティ、BMXといったストリートカルチャーとの結びつきを強め、カジュアルウェアとしての人気を高めていきました。今回は、デザインやシルエットを現代的にアレンジしたカジュアルウェアラインとして1994年にスタートした「カーハート WIP」の定番スウェットをレビューします。
カーハートの定番スウェットを徹底レビュー
今回検証したのは、カーハート WIPの定番「チェイス」シリーズの「チェイススウェットシャツ」。ヘビーウェイトのコットンポリエステルを使用し、裏地にはフリースのような起毛を施しています。ラグランスリーブや、生地の縮み軽減や汗止めなどの効果を持つ「Vガゼット」など、ヴィンテージライクなディテールを取り入れたデザインが特徴。袖にはカーハートの「C」ロゴを刺繍であしらっています。チェイスシリーズでは、スウェットの他にパーカやTシャツなどを展開しています。
着心地は?
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袖を通す前から感じられたのが、生地の重厚感。厚みのある硬めの生地で、ワークウェアブランドならではの雰囲気が感じられます。裏地は起毛しているので、ふんわりと包み込まれるような着心地でした。
サイズ感は?
サイズは、XS〜XXLの6サイズ展開で、今回着用したのは真ん中のLサイズ。メンズ向けのやや大きめのサイズ感で、着丈や袖丈も長めなので、女性の場合にはXSの着用を推奨します。
※モデル身長:170cm
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全体のサイズは以下の通り。
重さは637gと、今回検証した中で2番目に重いという結果になりました。風を通さない重みのある生地感なので、真冬に着るのがおすすめです。
※重さのイメージ:今回、検証した13ブランドのスウェットの重さの平均は500g。
価格は?
カーハートのスウェットは、税込1万3200円。今回、検証した13ブランドのスウェットの平均価格(1万3152円)とほぼ同額でした。「上質なスウェットが欲しいけど、高価なものには手を出せない」という人におすすめです。
■カーハート:公式サイト
【連載】ギークへの道
■グレースウェット編
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