コロナ禍で動きが落ち着いていたリアル店舗が、ようやく復活してきました。この数年で日本にいても多くのアジアコスメが手に入るようになりましたが、店舗ならではの体験や、現地に行かないと買えないアイテムはやっぱり魅力的。海外に行けるようになったら立ち寄りたい、オフラインならではの体験ができるコスメショップを紹介します。
【韓国】環境や動物にも優しいサステナブルストア
ADVERTISING
近年は、韓国コスメもリフィル販売やヴィーガンコスメの登場など、サステナブルな形で進化してきました。自分ごととして考えにくいサステナビリティを楽しんで体験できるブランドショップも登場しています。
ヴィーガンブランド「アロマティカ(AROMATICA)」は、ソウル・カロスキルに「アロマティカ ゼロステーション」を昨年4月にオープン。プラスチック削減など環境に配慮し、その拠点として店内にレフィルステーションや容器回収スペースを設けています。アロマテラピーゾーンやカフェも韓国女子たちに人気です。
2020年に日本に上陸して話題になったヴィーガンブランド「べージック(BEIGIC)」は、カフェが立ち並ぶソウルの人気エリア、ソウル・ヨニドンに初の単独店舗を準備中(8月上旬オープン予定)。全商品にコーヒー豆由来のグリーンコーヒービーンオイルを使用したブランドらしく、新ショップにはカフェを併設!カフェではヴィーガンフードを中心に、ヴィーガンもそうでない人も楽しめるインクルーシブメニューが提供されるほか、内装にはプラスチックを使用せず、自然の塗料を使うなどサステナブルな配慮を行っているそう。
【韓国】ブランドの世界観に浸る、おしゃれストア
韓国のコスメショップはコスメだけでなく、まるで美術館のような、おしゃれ空間も楽しみの一つ。コスメブランド「アミューズ(AMUSE)」は7月、ソウルのおしゃれタウン・ハンナムにショールームをオープン。明るくポップな空間は、どこを切り取っても可愛さ満点!さらにここでしか買えない「シューベルベット ティント」の限定色を販売。韓国コスメマニアなら見逃せない場所です。
アイウェアブランド「ジェントルモンスター(Gentle Monster)」と、姉妹ブランドでフレグランスなどを展開する「タンブリンズ(Tamburins)」のストア「ハウス ドサン(HAUS DOSAN)」は、地下1階から4階までの広い空間にアートのような世界観が詰まっています。ユニークな見た目の容器が可愛いハンドクリームやハンドソープは、おみやげにもぴったり。
【韓国】巨大美容企業アモーレパシフィックをぎゅっと味わう
「ヘラ(HERA)」「ソルファス(Sulwhasoo)」「エチュード(ETUDE)」など、人気ブランドを多数抱えるアモーレパシフィックの体験店舗は美容マニア必見のスポット。ソウル・ソンス(聖水)に2019年10月にオープンした「AMOREソンス」は、同社の傘下ブランド商品が1800種以上が集まるショールーム。洗顔からスキンケア、コスメ、美顔器に至るまで自由に試すことができます。この店舗限定の商品販売やカフェ、メイクアップアーティストによるメイクアップクラス(要予約)、サンプルギフトもまであり、美容好きには夢のような空間!
さらに特別な体験がしたい人におすすめなのが、5月にオープンしたアモーレパシフィックの工場見学!オサン市にある「AMORE FACTORY」では化粧品の製造工程を見学したり、30日以内に作られた化粧品を試したり、工場ならではの体験ができます。(要予約)
【中国】中国女子のホットスポット、“映える”コスメショップ
中国女子は写真を撮るのが大好き。そこで、コスメショップも“映える”インテリアが特徴の店舗が人気を集めています。
「HARMAY(話梅)」のWeiboより、武漢店
「HARMAY(話梅)」のWeiboより、武漢店
倉庫スタイルのコスメの集合店「HARMAY(話梅)」は世界のコスメを取り揃えた圧倒的な品揃えに加え、店舗によって異なる内装も話題に。4月にオープンした武漢店は歴史ある建物の中に近未来的なインテリアを融合させたユニークな店舗に。重慶の店舗はピンクを基調に、工場を思わせるベルトコンベヤー、作業台などを配置しています。
「HARMAY(話梅)」のWeiboより、重慶店
中国コスメブランド「ジュディドール(Judydoll)」はポップなコンセプトを全面に押し出したショップを展開。絵本の中に入ったような空間はもちろん、地元女子に愛されるキュートなカラーコスメが並ぶショップは一見の価値あり。
「ジュディドール」のWeiboより、上海首家形象店
【中国】中国でしか買えないアイテムを持ち帰るなら
近年は中国コスメが続々と日本に上陸していますが、せっかく現地に行くのであれば、中国でしか買えないアイテムを見つけたいもの。
日本未上陸の「BEAST(野獣派)」は、フレグランスや雑貨も販売するフラワーショップ。発売するシリーズごとにコンセプトが異なり、発売毎にショップの装飾が変わるのも見どころ。キャンドルやハンドソープなど、見た目も可愛いアイテムが揃います。
「BEAST(野獣派)」のREDより、販売アイテム
「BEAST(野獣派)」のREDより、販売アイテム
新興中国コスメを買いたいならコスメ専門チェーンの「H.E.A.T(喜燃)」がおすすめ。若者に人気のコスメブランドが勢揃いし、中国のリアルなコスメトレンドを知ることができます。特にスキンケアは日本にもあまり入ってきていないものばかりで必見!また店舗によってはエステやネイルを提供しています。
「H.E.A.T(喜燃)」のREDより
「H.E.A.T(喜燃)」のREDより
【番外編:フィリピン】日本未上陸のおしゃれブランドはマストバイ
フィリピンの人気コスメブランド「サニーズ フェイス(Sunnies Face)」はその見た目の可愛さから、アメリカや中国でも話題沸騰中。代表製品のリップスティック「フラッフマット」はエアリーな質感が大人っぽく、幅広い年代から支持されるアイテム。日本への配送は行っていないので(2022年7月時点)、ぜひ現地でゲットして。
青山学院大学文学部卒業。産経新聞社サンケイスポーツ編集局記者職を経て、「WWD BEAUTY」記者として中国や欧米などの海外美容市場やビューティテック、スタートアップなどを中心に取材。2020年4月に独立し、現在は美容業界情報を中心に若者トレンドや中国市場に関する記事を執筆。
(編集:平原麻菜実)
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【最新アジアビューティ】の過去記事
TAGS
記事のタグ
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境