「アミ パリス(AMI PARIS)」が、有観客では約2年ぶりとなるランウェイショーをパリファッションウィーク期間中の1月19日にフランス証券取引所の旧本部 パレ・ブロニアールで開催した。
着想源はパリの地下鉄
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今シーズンの着想源は、世界中の都市の生活を支え、あらゆる人々が行き交う「地下鉄(メトロ)」。目的地までの移動手段であるとともに、"街を映し出す鏡"とも捉えられる地下鉄は、クリエイティブディレクターのアレクサンドル・マテュッシにとって「都市の社会的・文化的多様性を感じさせ、時代の流れを体感し、トレンドの発展を見守るための完璧な場所。年齢や人種、社会的地位に関係なく、誰もが刹那的で偶然の出会いの中で混ざり合い、共存する『アーバンバレエ』のようなもの」だという。
モデルたちはパリの地下鉄を彷彿とさせる白いタイルで覆われた"トンネル"を通り、メインのホールへとウォーキングし、空間と時空を旅するような演出でショーが行われた。
ワードローブを網羅したコレクション
メンズ・ウィメンズともにコレクションを通して、ブラック、グレー、ベージュといったカラーをベースに、フューシャピンクやオレンジ、パープル、ネオングリーン、レッドといったヴィヴィッドで大胆な配色を差し込み、シック、エフォートレス、カジュアル、ドレッシーといった様々な要素が盛り込まれた。
Image by: AMI PARIS
Image by: AMI PARIS
Image by: AMI PARIS
Image by: AMI PARIS
特に際立ったのは多種多様なアウタースタイルで、テーラードコートや肩の落ちたオーバーサイズコート、トレンチコートをはじめ、ライダース、ヴァーシティ、パファージャッケットなど様々なシルエットが登場。ワードローブを網羅した豊富なラインナップが披露された。
Image by: AMI PARIS
バッグは昨秋発売されたアイコン「ル デジャヴ」や、ミニマルな「アコーディオン」のほか、新作としてブランドのアイコニックなハートのモチーフ「アミドゥクール」を留め具にあしらった「レ ヴーレ・ヴー」が登場し、リアリティのあるスタイリングを完成させた。
「レヴーレ・ヴー」
「アコーディオン」
ショーに集った"f.AMI.ly"と旬な顔ぶれ
約2年ぶりに開催されたショーに集ったのは、ブランドにゆかりのある"f.AMI.ly"のメンバーであるカトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペール、カーラ・ブルーニなど地元フランスのセレブリティをはじめ、Netflixで人気のシリーズ「ブリジャートン家」に出演するジョナサン・ベイリーや「エミリー、パリへ行く」のフィリッピーヌ・ルロワ=ボーリューといった旬な顔ぶれ。また、ショー開催に先立ちブランドのハウスアンバサダーを務める「エンハイフン(ENHYPEN)」のメンバーが出演したティザームービーも公開された。
ジョナサン・ベイリー
Image by: PHOTOGRAPHED BY VIRGILE GUINARD
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