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バックステージに潜入 「VIVIANO」25AWコレクションのヘアメイクをレポート

Image by: Runway:FASHIONSNAP, Backstage:FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

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バックステージに潜入 「VIVIANO」25AWコレクションのヘアメイクをレポート

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 ファッションとメイクの切っても切れない密接な関係。そんな結びつきの強さがわかるファッションショーのバックステージをレポート。「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」2025年秋冬コレクションのバックステージでヘアを手がけたヘアスタイリストのASASHI氏と、メイクを手がけたメイクアップアーティストのAsami Taguchi氏に、今回のヘアメイクの特徴と、“真似”できるポイントについてインタビュー。

Image by: FASHIONSNAP

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ヴィヴィアーノ2025秋冬コレクション

 イタリア語で”一目惚れ”を意味する「Colpo di Fulmine」をテーマに、”雷に打たれたような衝撃”を与えるコレクションを披露。ツイードのジャケットドレスやヴィンテージ風の花柄フリルドレスなど、クラシカルでノスタルジックな美をヴィヴィアーノ流にモダンに演出。ショーのハイライトに登場したドット、花柄、シルバーの3体の巨大なドレスが、優美に膨らんだシルエットが大胆さと遊び心を映し出した。

ヘア:ASASHI氏

Image by: FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

ASASHI
1998年渡英、2008年帰国。東京をベースに5年間の活動を経て、2013年に再渡英。2015年ロンドン・ショーディッチにASASHI BARBERをオープン。2019年帰国し、2024年10月 東京・虎ノ門に「ASASHI BARBER TORANOMON」をオープン。現在は国内外の雑誌はじめ、広告・ファッションショーなど、ウィメンズ・メンズ問わず手掛ける。

⎯⎯ 今回、頭や顔に貼られたドットのステッカーもショーの話題のひとつでした。このドットはヘアとしての打ち出しだとか。ヘアのテーマを教えてください。

Image by: FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

 デザイナーからは「ちょっと不良ぶってる女の子が、お母さんの服を着てカッコつけている」というバッドガールのイメージが伝えられました。僕がイメージするバッドガールは、リーゼントとかではなくて、ディスコで踊っている女の子。なので、ミラーボールのような“ドットヘア”にしたんです。

⎯⎯ 頭から顔にかけて、シルバーのステッカーを貼っていますね。

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 そんなちょっと背伸びをしたい女の子がディスコで遊んでいる、ミラーボールがヘアや顔に映り込んでいるようなイメージで、メイクチームとも相談して、ヘアだけでなく顔にもステッカーを貼りました。ヘアとメイクでひとつのルックですね。

⎯⎯ ヘアスタイリングのポイントは?

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 前から見るとウェットな質感のスリックなスタイル。花もつけてエレガントな印象に仕上げています。後ろから見ると、逆に自分で髪をまとめたようなラフさを出しました。あまり作り込みすぎず、少しパンキッシュに。ドライな質感で逆毛を立てて、メッシーな感じに仕上げました。

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⎯⎯ 対比を作った意図は?

 ドットが主張していることもあり、後ろまで作り込むと少しやり過ぎでもあると考えて、前と後ろでコントラストを表現しました。写真では前からしか写し出されないかもしれませんが、ショーを見に来てくれた人にはシャイニーなフロントとドライなバックの違いをわかってもらえると嬉しいです。

⎯⎯ お花のヘアアクセサリーも印象的でした。

Image by: FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

 ヴィヴィアーノのいつもコレクションの中にある遊び心に合わせた演出です。花を1つずつつけたり、花々のカチューシャを使ったり。モデルの全体のバランスを考えて、アクセサリーを足し引きしています。

⎯⎯ デザイナーからヘアに関するリクエストはありましたか?

 何度も一緒にやっていることもあり、基本的には任せてもらっています。私の方から今回だったら「ドットを貼ってみるのはどうか?」と提案してみるなど、コレクションとの相性を見ながら進めていきました。

⎯⎯ 今回のヘアスタイルを日常に取り入れるためのアドバイスがあれば教えてください。

Image by: FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

 意外かもしれませんが、ステッカーは真似できると思います。今回は、ステッカーを丸く切って使いましたが、好きな形に切ってみたり、あとラインストーンを使ったりしても良いですよね。前髪や髪の分け目に、顔だったらこめかみに小さくつけると遊びがあっていいんじゃないでしょうか。

Image by: FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

メイク:Asami Taguchi氏

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Asami Taguchi
2002年渡米。NYでStephane Marais氏に師事後独立。17年間ニューヨークをベースに活動し、2020年秋帰国。現在は、東京をベースに国内外ブランドや雑誌、広告などを手掛ける。

⎯⎯ 今回のメイクアップのテーマやイメージは何でしょうか?

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 今回はキラキラした世界を表現したいという思いがありました。前回のショーでは身近な人物像をイメージしていましたが、今回はかつてのランウェイのような、憧れを抱かせる雰囲気を目指しました。服にもクラシカルな要素があったので、非日常的なイメージを取り入れています。

⎯⎯ メイクアップのポイントとなる部分と、そこで使用したアイテムを教えてください。

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 顔全体に散りばめたラメがポイントです。「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」の大粒や偏光のグリッターを使用しました。

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 唇だけにグリッターをのせたモデルもいます。非日常的な特別感を演出したかったので、かなり大胆に使いました。

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⎯⎯ベースメイクはどのように仕上げましたか?

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 ベースメイクはワントーンで仕上げました。影色を使って立体感はつくりましたが、まゆげを消して肌が均一になるように整えています。

⎯⎯眉は何を使って消しましたか?

 スティックのりです。まゆげをのりで肌にくっつけて、フラットな状態に整え、その上からメイクアップフォーエバーの「HD スキン スカルプティングパレット」のファンデーションを重ねています。そして、まゆげをより綺麗にカバーするために、オレンジ色のコンシーラーを使いました。ひげを消したいときもオレンジがおすすめです。

⎯⎯リップはどうでしょうか?何もしてないようにも見えました。

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 リップは血色感を残しつつも、色はほとんどのせていません。元々唇の色が濃いモデルには、肌となじませるカラーを塗って全体で見たときにの統一感を大切にしました。

⎯⎯メイクとヘアにも一体感があるように感じられます。

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 ヘアでシールを貼るというアイデアがあったので、シールを貼っていないモデルには唇にグリッターを使うなど、ヘアとメイクのバランスは意識しました。最初はシールを頭にだけ貼る予定でしたが、ASASHIさんと話し合ううちに顔にも貼るようになったんですよ。

⎯⎯ 今回のメイクアップを日常に取り入れるためのアドバイスがあれば教えてください。

Image by: FASHIONSNAP(Kazuki Ono)

 グリッターは普段のメイクに取り入れても可愛いです。とにかく自由に、好きなところにつけて遊び心あるメイクを楽しんでほしいです。肌に近い色は使いやすいですし、思い切ってのせてみるといいですよ。まゆげを消すメイクも最初は驚かれるかもしれませんが、最近トレンドにもなってきているので、印象を変えたいときに一度チャレンジしてみてほしいですね。

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VIVIANO 2025年秋冬

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(編集:上玉利茉佑)

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