2023年秋冬コレクションに登場したデニムルック
Image by: MM6 Martin Margiela、GUCCI、DIOR、Alexander McQueen、BOTTEGA VENETA
ワードローブの必須アイテムであるデニムだが、近年は特定のトレンドというよりも、バリエーションの幅が広がっている。2023年秋冬コレクションでは多くのハイブランドがデニムルックを発表した。様々なシルエット、カラー、素材や技術を取り入れた新作の中には、これまでにない斬新なデザインも。そろそろ秋冬アイテムの入荷が始まる頃。パンツやオールインワン、スカートなど豊富なバリエーションの中から、今季の本命デニムに狙いをつけて。
目次
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【デニムパンツ編】
ブラックデニムを裏返したようなデザイン <ディオール>
「ディオール(DIOR)」から、フレアシルエットのエレガントなデニムパンツが登場。ブラックデニムの裏面とステッチに着想を得ており、ファブリックは一枚仕立てだが、二枚重ねのようにも見えるデザイン。カラーはライトグレーで、背面に「Christian Dior」のタグが付いている。
■公式サイト:ディオール
バギーなシルエットでラフさを演出する <グッチ>
「グッチ(GUCCI)」はワイドレッグなデニムパンツとトレンチコートを合わせ、実用的かつエフォートレスな装いを提案した。ブルーのオーガニックコットンウォッシュデニムは、味のある色味も絶妙。5つのポケットがあり、フロントポケットは両手がすっぽり収まるサイズ。
■公式サイト:グッチ
モダンな異素材ミックス <ステラ マッカートニー>
「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は、クラシックウォッシュ加工を施した環境再生型コットンデニムに、ネイビーのポリエステル製のテーラリングを組み合わせた。ボーイフレンドデニムとデニムジャケットをセットアップで着用し、現代的なムードを演出。
■公式サイト:ステラ マッカートニー
ショート丈と好相性のミッドライズ <エムエム6 メゾン マルジェラ>
「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)」のデニムパンツは、コーディネートしやすいストレートシルエット。ミッドライズなので、ショート丈のアウターとも好相性だ。ポケットや裾は擦り切れたようなディテール。ポインテッドトゥのパンプスと合わせて大人っぽく着こなしたい。
■公式サイト:エムエム6 メゾン マルジェラ
センタープレスを効かせた脚長デニム <ヴェルサーチェ>
「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のストレートレッグジーンズは、鮮やかなブルーにウォッシュ加工を加えたデザイン。センタープレスがしっかり入っているので、スタイルアップ効果も期待できそう。フライフロントのホワイトシャツとの組み合わせは、シンプルながらグラマラスなムードが漂う。
■公式サイト:ヴェルサーチェ
デニムが透ける、ブランド独自のスペシャル加工 <ディーゼル>
「ディーゼル(DIESEL)」は、自社で開発された特殊加工「デニム・デヴォレ」を施したデニムパンツを発表。ヴィンテージ風の風合いを出すために複雑な工程を施して作られており、部分的に肌が透けて見えるのが特徴だ。ディーゼルのデニムへの情熱を感じさせるアヴァンギャルドな逸品。
■公式サイト:ディーゼル
【番外編】デニムに見えて実はレザー <ボッテガ・ヴェネタ>
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、デニムウェアをスキャンしてレザー全体にプリントしたパンツを発表。なめらかなカーフレザーをパターンに沿って裁断し、裾やポケット部分に手作業でリタッチを施した。リアルなデニムウェアの表情を細部に至るまで再現した特別なアイテムだ。
■公式サイト:ボッテガ・ヴェネタ
【オールインワン編】
ブーツまで繋がったオールインワン <アレキサンダーマックイーン>
「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」はインディゴブルーのオールインワンを提案。コルセットのようなデザインがセンシュアルなムードを演出する。ブーツまで一体化したデザインなので、脚長効果も抜群。シルバーのハードウェアとの組み合わせもクールな印象に。
■公式サイト:アレキサンダー・マックイーン
エフォートレスなのに技ありなワークスタイル <イザベル マラン>
「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」からは、コットン100%のジャンプスーツが登場。ワークスタイルを彷彿とさせるデザインだが、胸元のスナップとジッパーでネックラインの露出を調整できる。曲線を描く大きなポケットもアクセントとなり、一味違ったデニムスタイルが完成。
■公式サイト:イザベル マラン
【デニムスカート編】
ゴシック&グランジテイストのダメージデニム <リック・オウエンス>
「リック・オウエンス(Rick Owens)」のデニムスカートはレーザーによるシュレッダー加工が施され、ゴシックとグランジをミックスした独特のムードを醸し出す。裾を引き摺るほどのマキシ丈で、厚底サイハイブーツとのスタイリングも個性的。
■公式サイト:リック・オウエンス
ツートンカラーのデニムのパッチワークが新鮮 <ケンゾー>
「ケンゾー(KENZO)」は、日本のワークウェアから影響を受けたロングスカートを提案。「カイハラ」デニムを使用したツートンカラーのパッチワークデザインが目を引く。コントラストを効かせたトップステッチがポイント。サイドには「BOKE FLOWER」ボタン付きのファスナーがあしらわれた。
■公式サイト:ケンゾー
※アイテムによっては9〜10月の入荷予定。
(すべて税込)
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