老舗セレクトショップ「シップス（SHIPS）」を運営するシップスの設立50周年を記念した限定コレクションから新作が発売された。同コレクションは、シップスが50周年をアニバーサリーイヤーと位置付け、国内外のさまざまなブランドとコラボレーションや別注によって製作したアイテムを12月までの約1年間を通じて展開。ウィメンズの全ラインナップと、メンズの新作をシップスの各店舗と公式オンラインストアで取り扱っている。

　ウィメンズアイテムは、ウェア4型とアクセサリー3型をラインナップ。ウィメンズブランド「ティッカ（TICCA）」のダブルジャケットをベースに「マニプリ（manipuri）」製のオリジナルエンブレム柄の裏地や、刻印ボタンをあしらったブレザー（4万6200円）、1979年にシップスのウィメンズラインが誕生した際にインスピレーションを受けた映画や女優の装いから着想し、ジェーン・バーキンが愛用していたようなディテールに仕上げたデニム「アッパーハイツ（upper hights）」（3万7400円）、「クチュール ド アダム（COUTURE D'ADAM）」への別注で20世紀を代表するフォトグラファーのサム・ハスキンスの写真集からセレクトしたアートワークをデザインしたTシャツ（3種類、各1万450円）、手仕事で製作したアイテムを展開する「エリテ（Hériter）」に別注したレースパーツを用いたベスト（2万4200円）と、デットストックのスワトウ刺繍のハンカチをリメイクしたビスチェ（3万1900円）を揃えている。

　アクセサリーは、「ア ヴァケーション（A VACATION）」に別注したフレンチシックなかごバッグ（4万6200円）、マニプリへの完全別注で職人が手捺染し、縁を手巻きで仕上げたスカーフ（2万2000円）をラインナップしている。

　メンズのウェアは、シップスのエクスクルーシブブランド「ヴァルディターロ（Valditaro）」から3パッチポケットに50周年記念のエンブレムとメタルボタンを配したシングルとダブルのブレザー（各18万9200円）をラインナップ。これに加えて、国内ではシップスのみで展開されているフレンチ・アイビーを代表するブランド「マルセル・ラサンス（MARCEL LASSANCE）」が、アメリカンの老舗シューズブランド「オールデン（ALDEN）」に別注したプレーントゥのシューズ（22万円）と、チャッカブーツ（23万6500円）、イギリスの老舗シューズブランドの「クロケット&ジョーンズ（Crockett & Jones）」に別注したタッセルローファー（20万3500円）、アメリカのハンドメイドバッグブランド「グルカ（GHURKA）」を代表する「エグザミナー」の裏地をファーストモデルに適用されていた無地で別注した50点限定のモデル（27万5000円）といった小物類も展開している。

　また、シップスの50周年のオリジナル紋章をあしらったアイテムとして、エンブレムを生産する老舗ファクトリー「ハンド アンド ロック（HAND & LOCK）」に別注したエンブレム（1万9800円）や、アメリカで最も古い金属ボタンメーカー「ウォーターバリー（Waterbury）」に別注したメタルボタン（9900円）、紋章を立体的な彫りでデザインしたウィメンズのリング（シルバー 2万5300円、ゴールド 2万7500円）をラインナップ。このほか、ユニセックスのアイテムとして「アディダス オリジナルス（adidas Originals）」の「GAZELLE INDOOR」をベースに別注し、シップスのブランドカラーであるネイビーを基調にデザインしたアニバーサリーモデル「GAZELLE INDOOR SHIPS」（1万6500円）も用意している。

　4月中旬には、かつて「ラコステ（LACOSTE）」が北米向けに輸出されていた「MADE IN FRANCE」の「DROP TAIL POLO」を再現し、4つ穴ボタンやヘリンボーンテープで補強したポロシャツ（1万9800円）を発売。さらに、「トゥミ（TUMI）」とのコラボレーションによるメンズバッグ2型を展開し、通常のラインでは使われていない高強度の「FTXバリスティックナイロン」を採用した「ハリソン（Harrison）」シリーズのバックパック（11万円）とブリーフケース（10万5600円）をラインナップする。