
カシミヤのような上質なタッチの「プーロ」を使った丸編み

ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus東亜紡織は、〝超極細羊毛〟を用いた国産の梳毛糸「プーロ」や環境、人、動物の健康に配慮した「トーア紡オーガニックウール」の販促を強化している。プーロは15.5ミクロンのスーパー160ウールで、防縮加工によってウールの繊維表面のスケール(うろこ状の組織)を滑らかにし、カシミヤのような上質なタッチに仕上げた。テレビやカタログ通販向けの女性用アンダーウェアで採用実績がある。サンプル糸をベースに提案し、要望に応じてアレンジするという。
ADVERTISING
トーア紡オーガニックウールは、オーガニック繊維を使った製品の国際基準GOTS(グローバル・オーガニックテキスタイル世界基準)認定のアルゼンチンにある牧場で刈った原毛。同国およびウルグアイにあるGOTS認定のトップメイキング工場で加工し、東亜紡織の紡績を担う宮崎工場で備蓄している。

「トーア紡オーガニックウール」
宮崎工場もオーガニック認定「ACO」(オーストラリアン・サーティファイド・オーガニック)を取得した上で糸を作っている。トレーサビリティー(履歴管理)の仕組みも確立済み。
円安も背景に欧州向けの輸出が回復している。
ADVERTISING
PAST ARTICLES