
トレンド性の高い商品でハイティーンの新規客を狙う

アダストリアの「グローバルワーク」は25年春夏から、ティーン向けの商品構成を刷新した。自分で服を選びたい小学校高学年~中学生向けに独自ライン「アンユアエイニー」を販売してきたが、本体の子供服と客層がかぶり始めたことを受け、高校生~大学生向けにリブランディングした。よりトレンド性の高い商品を増やし、新規客も取り込む。
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同ラインは21年にスタートした。シンプルで清潔感のあるTシャツ、ジーンズ、スウェットトップなどを150~170センチ向けに販売してきたが、本体でも同じサイズの子供服の販売が伸びており、すみ分けが必要だと考えた。
25年春夏は、レディスで肌見せができるショート丈のシャツ、ニット製品などのトップを増やした。フェイクレザーのブルゾンなど、大人っぽいアイテムも企画した。メンズはセットアップで着られるデニムアイテムや、メッシュのニットなどがある。古着風のチェックのシャツなど、ユニセックスで着られるアイテムも企画した。サイズ表記も身長からS~Lに変更した。トップが約3000~5000円、パンツが約4000~5000円。

大人っぽいテイストのアイテムを増やした

古着風のシャツなど、男女問わず人気のあるアイテムを企画した
これまでティーン向けブランドの競合が少ない、地方の店舗を中心に販売してきたが、今後は新規出店するグローバルワークの大型店での扱いも検討する。新規客を取り込むため、リブランディングと同時に「ティックトック」に公式アカウントを開設し、コーディネートやトレンド情報の発信も強化を始めた。

カップル風のショットを増やすなど、ビジュアルの見せ方も変えた
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