
「パークスガーデン」のワーキングスペース

ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus大阪・難波のなんばパークス(運営は南海電鉄)は24年度(25年3月期)の売上高が前期比9.9%増の290億円と、過去最高になりそうだ。独自の体験型集客装置が効果を発揮し、インバウンド売り上げも大きく伸びている。
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来館者は、6.7%増の1158万人を見込む。昨年4月に開設した「なんばパークスミュージアム」は、年間約18万人の来場となりそうだ。アニメーション、音楽映画などのポップカルチャー、現代アートなど、話題の展覧会を開いてきた。段丘状の広大な屋上公園「パークスガーデン」は、昨年4月に全面改装した。新設したワーキングスペースではオンラインミーティングをする人、芝生広場ではくつろぐ人が増え、滞在するシーンを増やせた。
インバウンドによる免税売り上げは45.4%増と伸び、全館に占める比率は12%に高まりそうだ。昨年5月にオープンした相撲エンターテインメントショーのTHE SUMO HALL日楽座も貢献している。
25年度は引き続き、体験型施設の強化で集客力を上げる。ミュージアムはより動員力のあるコンテンツを誘致する。ガーデンはイベントを定期開催する。イベントでは隣接するなんばシティなどSCだけでなく、周辺のホテルや飲食店が並ぶ裏難波などとの連携を強める。
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