パルは京都国際会館で、社内の接客ロールプレイング大会「パルシップ」を開催した。本選に選ばれた6人が、店頭に行きたくなるようなブランド価値の創造について、愛着や信頼を得られる接客を目指した。

　今回はセルフ販売型、大型客数型、対面接客型の3タイプに分かれ、それぞれ2人が本選に参加。タイプ別に異なる審査基準に留意しながら、磨いてきた接客を繰り広げた。

　全体の最優秀賞は石倉夏実さん（ラシット東京スカイツリーソラマチ店）が獲得。「ふだんから一つひとつの接客をしっかりと振り返り、一人ひとりに向き合えるように心がけている」石倉さんは、「接客が好きという気持ちを、これからもスタッフとともにもっとブランドに還元したい」と話した。

　セルフ販売型はエクスペリエンスマイスター賞（EM賞）に村原由樹子さん（スリーコインズプラスプライムツリー赤池店）、準EM賞に山上愛香さん（同天王寺ミオ店）が選ばれた。大型客数型はEM賞を熱海ねねさん（ガリャルダガランテ・アウトレット三井アウトレットパーク木更津店）、準EM賞を島田梨帆さん（チャオパニックティピー広島レクト店）が獲得。対面接客型のEM賞は最優秀賞にも選ばれた石倉さん、準EM賞が堀江祐美さん（ミスティック・エムラインHEPファイブ店）となった。

　前年に続き、会場に集まった店長らもスマートフォンとウェブを活用して接客を採点し、テーマに沿った接客について深く考える機会となった。ロープレ大会の前には、店舗や個人のこの1年間の頑張りを発表・表彰した。「ビアズリー」がブランド部門特別賞など多くの賞を獲得。SNS部門で最もSNSフォロワーを増やしたインフルエンサー・オブ・ザ・イヤーは「CPCM」の中村元気さんが受賞した。