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朗読をするパティ・スミス
Image by: BOTTEGA VENETA
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が、ベルリンとニューヨークを活動拠点とする現代音響芸術集団「サウンドウォーク・コレクティヴ(Soundwalk Collective)」とパンク・ロックの女王 パティ・スミス(Patti Smith)による「CORRESPONDENCES」の特別追加公演を、ミラノファッションウィーク期間中に新本社パラッツォ・サン・フェデレで主催した。
CORRESPONDENCESは、 サウンドウォーク・コレクティヴが世界中の人里離れた空間や、音が共鳴する空間で録音したフィールドレコーディングと、パティ・スミスによる詩的な考察を組み合わせたプロジェクト。10年以上にわたり続くコラボレーションにより、イメージ、音楽、朗読、映像作品が一体となっている。
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ボッテガ・ヴェネタ社屋で開催された公演は、先駆的なイタリア人デザイナー、カルロ・モリーノ(Carlo Mollino)へオマージュを捧げた内容で構成。モリーノのアイデアを実現し、生前最後に手掛けたインテリア・プロジェクト「カーサ・モリーノ」は、オリジナルの家具のほか、膨大な資料や出版物、写真がほとんどそのまま残されたアパートの一室として一般公開されており、パティ・スミスをはじめ、世界中のクリエイターにインスピレーションを与えてきた。ステージ上には、パティ・スミスがアパートを訪れた際に一目惚れしたというバタフライルームと呼ばれる寝室に置かれているベッドが配置され、その上に腰掛けて朗読を披露する一幕もあった。
公演日の3月1日は他界した夫 フレッド・スミスとの結婚45周年記念日だったといい、公演の最後には代表曲の一つ「BECAUSE THE NIGHT」を観客を巻き込んで歌唱。78歳を迎えてもなおパワフルなパフォーマンスで、イベントは観客によるスタンディングオベーションで幕を閉じた。
なお、「CORRESPONDENCES」は、日本でも4月26日から6月29日まで東京都現代美術館でエキシビションが開催されるほか、パティ・スミスが9年ぶりに来日し、公演を行うことが発表されている。
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朗読をするパティ・スミス
Image by: BOTTEGA VENETA
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