NESTBOWLを活用して転職成功した方にインタビューする【NESTBOWL転職成功事例】シリーズ。転職する理由やキャリア経歴は人それぞれですが、誰かの転職ストーリーがあなたの励みやヒントになるかもしれません。今回は、トップラグジュアリーブランドから異業種へのチャレンジングな転職に失敗し、短期間での退職を余儀なくされたUさんにインタビュー。「最終的に自分自身が正しい決断をしたと思えればいい」と失敗しても常にポジティブ。さらに、その失敗から得た教訓を生かして転職活動を成功させ、現職で新たな目標に挑んでいます。転職で失敗した理由、そしてそこから学んだ教訓とは。転んでもタダでは起き上がらないUさんの転職ストーリーに迫ります。

販売職を10年経験したのち、異業種へチャレンジ

― まずは、これまでのご経歴を教えてください。

美容系の専門学校を卒業後、アルバイトをしていたセレクトショップにそのまま新卒入社しました。国内でも有数の大手だったので、アルバイトの中で学んできたことを生かしたくて就活ではほぼその1社に絞っていましたね。入社後は地元の店舗に配属され、約3年間販売職を経験。その後、外資系ラグジュアリーブランドに転職しました。

― 転職を決めたきっかけは何だったのでしょう。

若いうちに外資系ブランドに挑戦したい気持ちが大きくなったことが主な理由です。そのラグジュアリーブランドでも販売職を経験し、副店長に昇格してからはスタッフマネジメントや店舗のVMDも担当しました。入社して3年が経ったころ、別のラグジュアリーブランドからヘッドハンティングしていただき、さらなるスキルアップを目指して転職。販売職を始めてから初の大型路面店だったこともあり、40名以上のスタッフとの連携やチームワークを求められ、勉強の連続で販売に注力することに苦労しましたね。

そして販売職を10年経験したタイミングで異業種にチャレンジしたい気持ちが芽生え、販売職から離れる決断をしました。

転職失敗を糧に企業のリサーチを徹底

― どのような業種に転職されたのでしょうか。

服飾雑貨全般を出張買取する企業に転職しました。業種としては今までとはまったく違うものでしたが、アパレルの販売経験は生かせると思い志望しました。依頼のあったお客様の自宅に出向き、商品を査定することが主な業務です。

依頼件数が多く、遠方への買取もあったので、1日を通してハードワーク（笑）。いわゆる、ブラックな会社でした。新しいことを経験できて業務自体は楽しかったのですが、雇用契約に記載されていた業務内容とは違ったことも多く、早い段階で少し違うなと思い始めて…。同僚は常に顔色が悪く、自分自身も体力を削りながら働いていたので、早めに退職の決断をしました。短期で退職することは今まで経験がなかったので悩みましたが、人生を無駄にしないために退職しました。転職は完全に失敗でした。

 ― その失敗から何か学んだことはありますか。

ブラックな職場環境を経験し、転職活動の際には「求人票をしっかり読み込むこと」と「志望企業の情報を徹底的に調べること」が大切だと実感しました。“知り合いが働いているから大丈夫”という過信にも気づけて勉強になりましたね。また、入社してから間もなかったとしても、早めに退職を決断することも大切だと思います。他人から失敗と思われたらそれまでですが、最終的に自分自身が正しい決断をしたと思えればいいんです。

― 注意すべきポイントは何だと思いますか。

求人票に記載されている業務内容や待遇面が良いと目移りしやすいと思うのですが、すべてを鵜呑みにしないこと。実は応募要項にはない仕事内容があったり、職場の雰囲気が悪かったりすることもあります。だから、目に見える情報だけを信じて突き進むのは注意。気になることは面接時にどんどん質問した方がいい。入社してギャップが大きすぎると一番苦しむのは自分自身です。気になる企業があるのなら、徹底的にリサーチするべきだと考えています。

やっぱり販売職が好き！専門性のある接客にチャレンジ

― 失敗を教訓に、どのように方向転換しましたか。

一度販売職を離れたことで、改めて自分には販売職が向いていることを実感しました。ラグジュアリーファッションブランドでの接客経験を生かして、時計やレザーなどひとつのカテゴリーに特化したブランドで専門性のある接客をしたいと考えるようになりました。

― 現職のブランドに入社した決め手は何だったのでしょうか。

ファッションカテゴリーの中でもひとつの専門性に特化したブランドを探す中で、現職はレザーに特化していることを知りました。元々ブランドについては詳しくなかったのですが、ブランドの歴史や情報を調べた上で実際に店舗に行かせていただいたときに質の高い接客をしていただいて。挑戦するという意味も込めて応募させていただきました。前回の反省を生かし、研究はもちろん店舗や接客の雰囲気も現地に足を運んで確認しました。

― 面接対策はどのようにしましたか。

これまでの経歴やスキルを棚卸しながら、予想される質問の問答を備えていきました。自分の経歴の中では前職を短期で退職した理由は企業側も気になるポイントだと思ったので、NESTBOWLの記事を参考にしながら対策していました。

一次は人事担当、二次はリテールマネージャーとの面接があり、これまでで一番印象に残ったお客様のエピソードや、私の人間性を見られるような質問が多かったですね。

大好きな業種に復帰！そしてさらなる挑戦へ

― 入社間もないですが、今後の目標はありますか。

直近の転職では失敗してしまいましたが、またこの業種に戻って新しく挑戦できることがうれしい。そして、若手でも結果を出せば抜擢してくれる社風のため、マネージャーやセールスエキスパートというポジションにも挑戦していきたいです。

― NESTBOWLを利用した感想を教えてください。

複数の転職エージェントサービスを利用していたのですが、NESTBOWLのキャリアサポートを活用したところ、適切で丁寧なアドバイスをいただきスムーズに転職を進められました。本当に感謝しています。

― 最後に、転職活動中の方々へメッセージをお願いします！

絶対にお伝えしたいのは、求人票の内容だけを過信し過ぎないこと。また、実際に店舗や会社の雰囲気を目で見ることはすごく大事。もし、その会社の人と話せる機会があるのであれば、絶対にコンタクトを取ってください。そうすれば入社後に理想とのギャップで苦しむことは避けられると思います。

異業種転職の失敗を経験しながらも、常にポジティブに新しいチャレンジを模索し、再び大好きな業種への復帰を見事成功させたUさん。自分の決断を信じてさらなるステップアップを目指すUさんのご活躍を楽しみにしております。