「ストップ!ファストファッション」のビジュアルキャンペーンを市庁舎に掲示している
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繊研plusパリ市は、市民の責任ある消費への意識を高めるため「ストップ!ファストファッション」のビジュアルキャンペーンを市庁舎に掲示している。
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(パリ=松井孝予通信員)
市によるとワードローブの70%が着用されていないにもかかわらず、20年には51万7000トンの衣類、家庭用テキスタイル、靴がフランス市場に出回った。衣類は15年前と比較して2倍の速さで廃棄されており、安価で短いサイクルで消費される使い捨てファッションは購買意欲をあおり、結果として大量の衣類廃棄を引き起こしているという。
循環型経済を目指すパリ市は、この現状を変えるための施策として「責任あるテキスタイル製品の消費」を推進している。この一環として、市立ビジュアルコミュニケーションスクールの学生たちにキャンペーンを依頼した。彼らが制作したビジュアルでは、衣類の消費を抑える、修繕する、アップサイクルする、そして中古品を購入するといった循環型消費へのスローガンが掲げられており、街行く人々に対し求められている消費の姿勢を提案している。
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