冬アウターより軽量な裏地なしの〝コーディガン〟を提案するアダム・エ・ロペアトレ恵比寿店
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus都心のレディス専門店では先物買いが減り、冬アウターの販売が苦戦している。例年は9月ごろから売れ始めるが、今季は振るわなかった店が多い。代わってニットアイテムや非ウールのジャケットが堅調だ。11月以降も重衣料の提案はあくまで気候と客の購買意欲に合わせるため、さらに遅らせる店もある。
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ほとんどの店が既に冬物の入荷計画を後ろにずらし調整しているが、依然として動きは鈍い。「無理に防寒アウターをプッシュしないように意識している」というのはアダム・エ・ロペアトレ恵比寿店。11月以降もニットアイテムやカーディガンの販売に力を入れる。
ドゥーズィエムクラスも、顧客向けアウター受注会の勢いが昨年ほどではなかった。一方、オリジナルのニットアイテムやスエードのブルゾンなど軽アウターが好調だ。例年、新作はトータルコーディネートで見せられるようにまとめて入荷することが多いが、今季は気温の推移に合わせてタイミングをずらしている。
ローズバッド新宿店はセーターよりもカットソーアイテムから売れた。10月も起毛なしのスウェットアイテムやロンTを探す客がおり、インナーで豊富なバリエーションを揃えたことで販売は好調だった。
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