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繊研plusハイブランドのバッグの値段がどんどん上がっている。以前は20万円台でも選べたが、今や40万円超えが当たり前。2倍以上になった定番バッグもある。
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原料高や円安の影響だが、理由は他にもある。素材や加工にひと手間加えて他とは違う付加価値をつけるブランドも多く、高額化につながっている。
ごく普通の会社員にとってはハードルが高まるばかりで記者自身はなかなか手が出せなくなってしまった。二次流通でも価値が下がらないため、むしろ若い層が購入しているようだ。友人とそんな話をしていたら他でも同じような動きが起こっているという。コスメだ。
調べてみると、最新技術を生かした高級クリームや美容液の値段が年々上がっており、10万円以上のものを国内外の各社が販売している。最近は20万円以上の商品も出ており驚くばかり。値段が値段だけにその効果は想像以上とか。外商で富裕層が購入するのはもちろん、自分へのご褒美としてボーナスで買う女性もいるらしい。
バッグもコスメもおしゃれの必需品の一つであり、美しさやブランドの価値を手に入れるためなら多少の出費はいとわないという層は少なからずいる。装うことに貪欲(どんよく)になればなるほど、高くても値段に価値が見合っていれば購入するようになる。効果が目に見えればなおさらだ。美の追求は永遠に続く。
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