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繊研plus25年春夏ウィメンズファッションウィークはニューヨーク、ロンドンを経てミラノへとラウンドを進めている。ニューヨークでは、エフォートレスなムードを描くリラックススタイルや、スポーツを背景にしたスタイルが浮上した。ロンドンではヒストリカルな要素をスタンダードスタイルに取り入れるのが広がった。
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ミラノの序盤で登場しているのは、マスキュリンな要素を取り入れることで女性らしさを強調するスタイル。構築的なテーラードアイテムが軸となっている。一方、官能的な雰囲気を取り入れながらも、スタンダードアイテムと組み合わせてリアルに仕上げていくものもある。ミリタリーコートやマウンテンパーカと艶やかなドレスが組み合わされる。
コロナ禍を経て、ファッショントレンドの変化はずいぶんと緩やかになった。かつてのように毎シーズン、ドラスティックに変化することはなく、少しずつニュアンスを変えていく。そして何シーズンか経った時に振り返ると、数年前とは大きく変わっている。そんな変化の仕方だ。来春夏も、女性の体を意識しながらスタンダードアイテムを組み合わせるのが軸となりそうだ。
いよいよ、ミラノの後半戦、そしてパリへとファッションウィークは進んでいく。この流れを断ち切るようなビッグトレンドは登場するのだろうか。注目したい。
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