ルイーズ・トロッターが手掛ける「カルヴェン」(24~25年秋冬コレクション)
繊研新聞社が8月末までに行った最新のアンケート「日本の有力店が選ぶ最もクリエイティブなデザイナーランキング」で、話題のデザイナーらがランクインした。特に海外のレディス部門の動きに注目だ。
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初ランクインで4位となったのは、「カルヴェン」を手掛けるルイーズ・トロッター。イギリス出身の女性で、「ジョゼフ」や「ラコステ」などを経て、24年春夏コレクションから同ブランドのクリエイティブディレクターを務めている。
コレクションで表現されているのは、凛(りん)としたこびない女性像。クリーンなエレガンスに、気持ちが上向くような装飾や色をプラスした服は、今を生きる女性のリアリティーになじむため、デビュー当初からファッション誌の女性編集者らに評価されていた。
パリ1号店と同じ場所に再出店するなど積極的なプロモーションが始まっている。24年プレフォールコレクションは、日本での販売も始まっており、期待が高まっている。
「カルヴェンの歴史を深掘りしつつ、ルイーズのリアリティーのあるコレクションは今後、多くのモードラバーをとりこにしそうな予感」(インターナショナルギャラリービームス)、「素直に着てみたいと思える大人の女性のための服。バランスが美しく今の時代に合っている」(ザ・ストア・バイシー)。
5位の「ジャックムス」のサイモン・ポート・ジャックムスは、年々票数が増えている。独学でファッションデザインを学んだ後、11年にデビュー。独自の美意識を貫きながら人気ブランドに成長した。海外での評価を受けて、ここ数年で日本市場での認知度も高まってきた。
特徴は、フェミニンなエレガンスを、遊び心のあるバランスで進化させるデザイン。ハンドルを拡大したミニバッグなどヒット商品も多い。
そのほかランク外だったものの、「クロエ」のシェミナ・カマリにも票が集まった。
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