オンラインレンタルドレスサービス「おしゃれコンシャス」を運営するミスコンシャス(愛知県蒲郡市、小山絵実社長)が実施したレンタルドレスのトレンド調査によれば、この10年で結婚式の〝お呼ばれドレス〟としてパンツスタイルが認知されたことがわかった。色も10年前に多かった黒やネイビー以外が増え、20代女性の結婚式におけるドレス選びの多様化をうかがわせる結果となった。
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おしゃれコンシャスを利用した20代女性のレンタル商品を14年1~12月と24年1~5月で比較し、10年間の変化を調査した。14年には扱いがなかったパンツドレスが24年には全体の8%を占めるまでに増加。色は、14年はネイビー・パープル(31%)やブラック(19%)が主流だったが、24年にはブルー・グリーン(25%)やグレー(18%)などが人気を集めている。
14年はノースリーブドレスに羽織り物を合わせるスタイルが主流だったが、24年は袖ありドレスやオーバーボレロ付きドレスが人気となっている。そのため、14年には利用者の68%が羽織り物をレンタルしていたのが、24年には12%に減少。また、14年は膝丈・ミニ丈が99%を占めていたのが、スカート丈のファッショントレンドの影響を受けて、24年はより丈の長いミディー丈とロング丈の合計が全体の99%を占めるまでに広がった。
同社は、10年前の結婚式ドレスは自分が着たい服ではなく、「結婚式のマナー違反にならないか」「会場で浮かないか」といったネガティブな観点で判断されていた一方で、現在は結婚式のマナー自体に変わりはないものの、ルールにとらわれない「自分らしさ」を大切にする傾向がうかがえるとしている。
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