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繊研plus大阪観光局による観光者向けアプリのバージョンアップの記者会見があった。会見にはXR(仮想現実・拡張現実などの総称)機能のプロモーションとして、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」が参加していた。偶然通りかかった訪日外国人旅行者が、うれしそうに〝実物〟のハローキティの写真を撮っている姿が印象的だった。
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サンリオは毎年、人気投票で決めるキャラクター大賞を開催している。24年は1位「シナモロール」、2位「ポチャッコ」、3位「クロミ」で、ハローキティは5位だった。同社の決算資料には、国内外の物販事業とライセンス事業の売上総利益に占めるハローキティの構成比が載っている。10年前の約75%に対し、複数キャラクター戦略を仕掛けてきたことで24年3月期は約30%まで減少していた。
たしかに、近年は「このキャラクターもサンリオだったのか」と思うことが増えた。22年にはボーイズグループ「JO1」とキャラクターを共同開発するなど、興味深い取り組みもしている。SNSや推し活が盛んになり、キャラクターの人気にも嗜好(しこう)の多様化がうかがえる。
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