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新1万円札の価値は65ドル弱、福沢諭吉時代の最高値から半分ほどに

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 東京都北区の飛鳥山公園は、徳川吉宗が桜を植えて庶民に開放して以来の歴史を持つ。1873年(明治6年)に明治政府がお触れを出し、上野、浅草などと並んで初の公園として指定された。

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 飛鳥山は新1万円札の顔として知られる渋沢栄一ゆかりの地でもある。渋沢は多くの企業の設立に関わったが、その一つが王子製紙。かつてその工場があった場所を眼下に見下ろす飛鳥山に邸宅を構え、晩年はここで生活した。公園内には大正期に建てられた渋沢邸が現存するほか、渋沢史料館、紙の博物館がある。

 なかでも功績を知ることが出来る史料館は興味深い。大阪紡績、三重紡績はそれぞれ設立に関わり、両社が合併して出来たのが東洋紡だ。

 箱根・仙石原で牧場を開いたのは国産毛布の原料となる羊を育てるため。後に牧牛に転換したが、こちらは軌道に乗らず撤退した。紳士の装いに欠かせない山高帽の国産化にも取り組んだ。「トーキョーハット」で知られる東京帽子で、肖像写真にもたびたび写る。

 さて、現在の為替市場において新1万円札の価値は65ドル弱。福沢諭吉時代の最高値である132ドルから対ドルで半分ほどになった。目下の円安は日本経済の評価を一部反映したものとも言えるだろう。経済と道徳の両立を説いた渋沢の思想に思いを巡らせつつ、新紙幣を見ながら豊かさとは何かを考えた。

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