スパイバーのインスタグラムより
宇多田ヒカルの全国ツアー「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」の着用衣装複数着のうち1着に、スパイバー(Spiber)が開発した人工構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)繊維」が採用された。
宇多田ヒカルの全国ツアーの開催は約6年ぶり。デビュー25周年を記念した全国ツアーは7月13日に福岡・マリンメッセ福岡で開幕し、愛知、埼玉、宮城、東京、大阪、神奈川のほか、初のアジア地域での海外単独公演として台北と香港での公演が予定されている。
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スパイパーは同社のインスタグラム公式アカウントで宇多田ヒカルへの衣装提供をティザー画像とともに公表。ティザー画像は宇多田のフルアルバム「BADモード」のアートワークなどを撮り下ろしたカメラマンのTakayが撮影した。衣装デザインのディテールや手掛けたデザイナーは現時点で非公開だが、後日発表が予定されているという。
「ブリュード・プロテイン繊維」は植物由来のバイオマス(有機性資源)を主な原料とし、フィラメント糸からカシミヤ、ウールのような紡績糸、アニマルフリーファー、べっ甲や水牛の角のような樹脂材料まで、あらゆる素材に加工することができる。石油に頼ることなく、またマイクロプラスチックを排出することがないため、海洋汚染に対する影響も少ないことやカシミヤやウールなど動物繊維より温室効果ガスの排出量が大幅に抑えられることが期待されている。ゴールドウインやリトルリーグ、ユナイテッドアローズなど採用企業も増えている。
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