フェリシモは6月14~23日、横浜市のワインバル&カフェレストラン「ディック・ブルーナ テーブル 横浜」において、店舗前のJR横浜駅構内待合広場「サウスコート」にポップアップストアを出店している。
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「ディック・ブルーナ テーブル」は「ミッフィー」でおなじみの絵本作家・グラフィックデザイナー、ディック・ブルーナの世界観が楽しめるというコンセプトで展開しており、横浜市と神戸市に出店している。横浜店は2021年3月に開設、22年からは店舗前の待合広場で毎年ポップアップストアを展開しており、今年で3回目の出店となる。
トートバッグやアクリルキーホルダーといった雑貨類のほか、ピンクオレンジが写真映えするゼリースイーツなどのアイテムを販売。グッズエリアは通常3倍、アイテムの種類も2倍以上をラインナップ。新商品のほか、普段は横浜店で購入できない、神戸店限定商品も多数揃えた。開店当日となる14日には、開店時間の11時に合わせて多くファンがグッズを購入に訪れるなど、にぎわいをみせた。
新商品の一例としては、人気の「刺しゅうバッグ」(価格は3740円)に、新色ブラウンを追加。B4サイズも入る軽くて大きめサイズのトートバッグで、ポリエステル素材に上質な刺しゅうがアクセントとなっている。「ロゴ帆布トートバッグ」は、ウェブ販売を行わず、神戸店と横浜店でしか手に入らないもので、新色としてピーチとホワイトを販売する。期間中は人気のレッド、グレーのほか横浜店限定のブルー、チャコール、神戸店限定イエロー、ホワイト(新商品とは異なるデザイン)もラインナップ。Mサイズ(同3630円)とSサイズ(同3080円)を用意した。また、アクリルキーホルダー(同935円)は、従来の透明にブルー・ピンク・グレーを追加した。
食品では、ポップアップ開催期間限定として、ピンクオレンジの朝焼け色と柑橘ゼリーがさわやかなスイーツとして「朝焼けゼリー」(テイクアウトのみで1日30食限定、価格は880円)や、実店舗で人気の「ミッフィーチーズケーキバー」を2本セットにした「ミッフィーチーズケーキバーセット」(同、同1980円)を販売。また、店内で提供していた、青森の果樹園で採れたリンゴを使った100%果汁のリンゴジュース「青森のりんごで作ったアップルジュース」(価格は1836円)も扱う。
同社神戸タワー事業部部長で事業推進マネージャーの富田浩幸氏は「常設店では雑貨なども販売しているが、あくまでレストランなのでそれが分かりにくい。間口を広げるという意味でポップアップを毎年展開しており、新規顧客増につながっている」と説明する。昨年は8月に東京・渋谷でもポップアップショップを開設。ポップアップに合わせる形で、毎回新商品を投入しており、こうした施策で常設店の来店者数増加につなげる狙いだ。「インスタグラムでの宣伝など、メリハリを持ったPRをすることで、当社への注目度が上がると通販にも良い影響がある」(富田氏)。
路面店の神戸店と違い、横浜店は駅構内に店を構えている。そのため、日常的に横浜駅を使う30~40代の顧客が多いという。神戸店に関しては、観光地である神戸旧居留地に店があるため、20代の来店者も目立つ。また、個室も備えているので、家族連れや女子会などの需要も高いという。
横浜店のポップアップは、前年までゴールデンウィークに合わせて開設していたが、今年は6月に出店。ミッフィーの誕生日(6月21日)に合わせた日程となる。富田氏は「連休中に比べると駅の人手が少ないので、去年までよりも不利な面もあるが、今回はミッフィーの誕生日というイベントもあるので、前回並みの売り上げを確保したい」と意気込む。
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