海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)が、同機構が保有していたIMCFの全株式を同社に譲渡したと発表した。
IMCFは、世界に通用する日本発デザイナーズブランドを輩出することを目的に、代表取締役の吉武正道氏が2016年に創業。新鋭デザイナーを発掘し、投資したうえで、経営管理やマーケティング、販売促進、EC構築などの業務を支援している。D2C中心のビジネスモデルにより、「パーバーズ(PERVERZE)」や「ラインヴァンド(LEINWANDE)」「スドーク(soduk)」といったブランドビジネスを展開。クールジャパン機構は参画ブランドの経営の効率化を図るとともに、日本の優秀なデザイナーがクリエーションに集中できる環境整備を支援するため、2021年4月にIMCFに最大13億円を出資すると発表していた。
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株式譲渡は、IMCFの事業活動が政策的効果の創出に一定の役割を果たしたことを踏まえ、同社がより機動的に事業を推進していけるようにするために決定。クールジャパン機構によると、「出資後、IMCFは主力ブランドの海外販路拡大に取り組み、海外売上高を成長させるとともに、日本のデザイナーズブランドの競争力を高め、世界のファッション業界におけるプレゼンス向上に貢献してきた」と総括している。
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